著者
熊野谿 従 桑田 勉
出版者
The Society of Synthetic Organic Chemistry, Japan
雑誌
有機合成化学協会誌 (ISSN:00379980)
巻号頁・発行日
vol.11, no.10, pp.388-390, 1953-10-30 (Released:2010-10-20)
参考文献数
7

サリチルアルデヒド・無水酢酸を酢酸ナトリウムを触媒として反応せしめ理論牧率50%でクマリンを合成し, 従来の文献値を24%凌駕した。この反応で特に酢酸の存在で生成し易いサリチルアルデヒドトリアセテートは反応中に殆んど分解して無水酢酸とサリチルアルデヒドモノアセテートとなり酢酸ナトリウムの存在で始めてアルドール縮合を行いクマリンをつくることと単体では加熱してもクマリンを生球しないこととを実験によつてたしかめた。

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