著者
馬場 淳
出版者
和光大学現代人間学部
雑誌
和光大学現代人間学部紀要 = Bulletin of the Faculty of Human Studies (ISSN:18827292)
巻号頁・発行日
no.10, pp.179-194, 2017-03

男性のホモソーシャリティ(同性間の社会的連帯)は、ミソジニーやホモフォビアと並んで、異性愛主義的男性中心社会の構成要素である。アダルトビデオ(以下、AV)の制作現場と視聴空間には、現代日本社会において抑制され、解体に向かうホモソーシャリティが依然として看取される。本論の目的は、ぶっかけというジャンルのAVを具体的な素材に、本来的に異なるこの二つのホモソーシャルな空間がいかに緊密かつ相互浸透的な関係にあるのかを記述・分析することである。とくに本論は、作品のドキュメンタリー的性格から映し出された大量の精液が制作現場のホモソーシャリティを視聴空間に運ぶ越境的局面に注目する。筆者は物質的存在(モノ)が社会的行為の遂行者(エージェント)となりうる可能性を論じた社会人類学者A・ジェルの議論を援用して、そうした精液の行為主体性(エージェンシー)を理論的に考察する。
著者
植村 研一
出版者
認知神経科学会
雑誌
認知神経科学 (ISSN:13444298)
巻号頁・発行日
vol.11, no.1, pp.23-29, 2009 (Released:2010-03-10)
参考文献数
8

8年間も英語を学習した大学卒業生のほとんどが英語を駆使できないのは日本における英語教育の失敗である。短期間に役立つ外国語教育に成功している外国の例は驚異的である。人間の脳は言葉を聞いて自然に理解でき、話せるようになる。Bilingualの脳にはそれぞれ独立した言語野が形成されるが、これはlistening practiceから入った教育の成果であって、単語と文法を使った直訳を通した外国語学習では、何年続けても独立した言語野は形成されないし、駆使できない。日本の外国語教育の失敗の原因は脳の言語習得機構を無視した結果である。著者の効果的教授学習法を紹介する。
著者
櫻井 準也
出版者
尚美学園大学
雑誌
尚美学園大学総合政策研究紀要 (ISSN:13463802)
巻号頁・発行日
vol.26, pp.97-104, 2015-09-30

映画やアニメなどのポピュラー・カルチャー(大衆文化)には古くから考古学者が登場する作品は多いが、彼らは大学教授や冒険家である。これに対し、わが国では1990年代後半より漫画作品の中で遺跡調査の調査員や作業員が主人公として描かれるようになった。その背景に、バブル景気の影響で緊急発掘調査件数が増え、わが国で発掘調査が身近な存在となったことがあると考えられる。これらの漫画作品は発掘作業員の視点から発掘調査が描かれたものであり、従来の考古学では記録されないわが国の発掘調査の実態を知ることができる貴重な資料として捉えることができる。
著者
原田 彰
出版者
日本教育社会学会
雑誌
日本教育社会学会大会発表要旨集録
巻号頁・発行日
no.31, pp.4-5, 1979-09-21

古典的アナキストのひとりであるプルードンへの関心は、最近とくに高まってきているように思われる。いわゆる「マルクス・プルードン問題」や「自主管理」に関連して、常識化しているプルードン像が見直されつつある。多産な思想家であり「逆説の人」(ウッドコック)とも呼ばれるプルードンの複雑きわまりない思想を小ぎれいに整理することは困難である。とりわけ彼の自由論については、それを主題にした論文がないだけに、いろんなテキストに分散している考察をつなぎ合わせていく作業が必要である。ここでは、ギュルヴィッテ、アンサール、バンカール、さらに京大人文研などの研究を手がかりにして、プルードンの自由論の現代的意義を探る試みをしたい。
著者
小原 知之 清原 裕 神庭 重信
出版者
九州精神神経学会
雑誌
九州神経精神医学 (ISSN:00236144)
巻号頁・発行日
vol.60, no.2, pp.83-91, 2014-08-15 (Released:2016-01-05)
参考文献数
9

福岡県久山町では,1985年より精度の高い認知症の疫学調査が進行中である。1985年から2012年までに65歳以上の高齢住民を対象に行った時代の異なる認知症の有病率調査の成績を比較すると,血管性認知症(VaD)の有病率に明らかな時代的変化はなかったが,認知症,特にアルツハイマー病(AD)の有病率は人口の高齢化を超えて大幅に増加した。危険因子の検討では,中年期および老年期の高血圧はVaD発症の有意な危険因子であり,中年期に高血圧であった群は老年期の血圧レベルにかかわらずVaDの発症リスクが有意に高かった。一方,糖尿病は主にAD発症の有意な危険因子であり,ADおよびVaDの発症リスクは負荷後2時間血糖値の上昇にともない有意に上昇した。防御因子の検討では,定期的な運動および野菜が豊富な和食に牛乳・乳製品を加える食事パターンとADおよびVaD発症の間に有意な負の関連が認められた。

13 1 1 1 OA 殖民地便覧

著者
拓殖事務局 編
出版者
拓殖事務局
巻号頁・発行日
vol.大正11年刊行, 1923
著者
戸塚美波子 [著]
出版者
札幌テレビ放送
巻号頁・発行日
2003

11 11 1 1 OA 活版術捷径

著者
渡辺八太郎 著
出版者
渡辺八太郎
巻号頁・発行日
1898