著者
櫻庭 京子 丸山 和孝 峯松 信明 広瀬 啓吉 田山 二朗 今泉 敏 山内 俊雄
出版者
一般社団法人電子情報通信学会
雑誌
電子情報通信学会技術研究報告. SP, 音声 (ISSN:09135685)
巻号頁・発行日
vol.106, no.613, pp.1-5, 2007-03-19
参考文献数
7

著者らは男性から女性へ性別の移行を希望する性同一性障害者(Male-to-Female transgenderd/transsexual=MtF)に対して、声を女性化させるためのtranssexual voice therapy(TVT)を行っている。今回の発表では、MtFの発話音声の分類を試みたので、その分類結果について報告する。今回の分類では、その一試案として発話者MtFの性的指向、男性から女性へ性別を移行したいと考える理由、現在の生活の実態など、音声の音響的な側面のみでなく、発話者の生き様も考慮した。このような分類法は、MtFの生き方の多様性と声の関係を把握するのに有効と考えられ、この研究の本来の目的であるTVTの方法論の確立のためにも必要であると考える。

8 1 1 1 OA 特幹の歌

著者
清水 かつら[作詞]
出版者
ビクター
巻号頁・発行日
1944-02
著者
朝倉 治彦
出版者
四日市大学
雑誌
四日市大学論集 (ISSN:13405543)
巻号頁・発行日
vol.17, no.2, pp.258-246, 2005-03-01
著者
山下 玲子 三浦 麻子
出版者
WebLab
雑誌
メディア・情報・コミュニケーション研究
巻号頁・発行日
vol.3, pp.1-18, 2018-03

本稿ではTwitterにおいて情報価値が少ないツイートがいかに拡散したか,第一筆者本人のツイートに対するリツイート (RT) に関するデータを分析し探索的に検討した。その結果,RTの拡散は,RT元と関連の薄い1,000~2,000人程度のフォロワーを持つユーザーが複数名集中して行うことで速まり,その過程で5ケタ以上のフォロワーを持つユーザーに到達しRTすることで,さらに拡散の範囲が広がることが示された。情報価値の少ないツイートの拡散では,強力なインフルエンサーによる局所的な拡散だけではなく,ある程度アクティブなユーザーのコンサマトリーな動機によるRTが局所的・同時発生的に起こることで,RTが芋づる式に拡がる「じわる」現象が存在することが示唆された。In this article, we investigated how a message in Twitter which was funny and of little information value diffused rapidly and widely. Using a tweet by a first author that was retweeted about ten thousand times, we analyzed the speed of the message diffusion by the retweet and the range of the message. The speed of the tweet diffusion was accelerated by retweeting of several moderate active users and in parallel retweeting of users who had over ten thousand followers expanded range of diffusion. This phenomenon suggested the accumulative power of "ordinary influencers" who were enjoying consummatory conversation in diffusing a funny message of little importance.
著者
海野弘著
出版者
文藝春秋
巻号頁・発行日
2008
著者
森 勇太
出版者
日本語学会
雑誌
日本語の研究 (ISSN:13495119)
巻号頁・発行日
vol.9, no.3, pp.1-16, 2013-07-01

現代語では,動詞の連用形に相当する形式で命令を行う"連用形命令"が西日本を中心に見られる。この連用形命令は宝暦頃から見られはじめるものであるが,本稿では,この連用形命令の成立過程を考察した。近世前期には,すでに敬語助動詞「やる」の命令形「やれ」が「や」と形態変化を起こし,待遇価値も低くなっている。また,終助詞「や」も近世上方に存在していた。このことから連用形命令は近世上方において,敬語助動詞命令形「や」が終助詞と再分析され,「や」の前部要素が命令形相当の形式として独立し,成立したと考える。この連用形命令が成立したのは,待遇価値の下がった命令形命令を避けながらも,聞き手に対して強い拘束力のもと行為指示を行うという発話意図があったためである。また,各地で敬語由来の命令形相当の形式(第三の命令形)が成立しており,連用形命令の成立も"敬語から第三の命令形へ"という一般性のある変化として位置づけられる。
著者
Young-Ran Yeun
出版者
理学療法科学学会
雑誌
Journal of Physical Therapy Science (ISSN:09155287)
巻号頁・発行日
vol.29, no.2, pp.365-369, 2017 (Released:2017-02-24)
参考文献数
16

[Purpose] This study was conducted to identify and analyze the degree of effect of massage therapy on the range of motion of the shoulder. [Subjects and Methods] The database search was conducted using PubMed, CINAHL, Embase, PsycINFO, RISS, NDSL, NANET, DBpia, and KoreaMed. The meta-analysis was based on 7 studies, covered a total of 237 participants, and used a random-effects model. [Results] The effect size estimate showed that massage therapy significantly improved the shoulder range of motion, especially the flexion (SMD: 18.21, 95% CI 1.57–34.85) and abduction (SMD: 22.07, 95% CI 5.84–38.30). [Conclusion] The review findings suggest that massage therapy is effective in improving the shoulder flexion and abduction.
著者
太田 博樹
出版者
日本人類学会
雑誌
Anthropological Science (Japanese Series) (ISSN:13443992)
巻号頁・発行日
vol.115, no.2, pp.73-83, 2007 (Released:2007-12-22)
参考文献数
68

現在100種を上回る生物種で全ゲノム塩基配列決定が進行中もしくは完了し,『ゲノム博物学』といった様相を呈している。ヒト近縁種については,ヒト,チンパンジー,マカクの全ゲノム・ドラフト配列が発表され,これらゲノム情報の種間比較により分子レベルから人類進化へアプローチする研究は10年前に比べ格段に容易となった。ゲノムワイドの種内比較研究もヒトで最も進んでおり,国際HapMapプロジェクトが組織され,3大陸(アフリカ,ヨーロッパ,アジア)人類集団から百万個以上のDNA多型マーカーが同定された。各生物種の全ゲノム配列やヒト多型データは,データベースが整備されインターネットを介して容易に入手できる。こうしたゲノム科学の進展は「ヒト」および「人」に関わるあらゆる学問,産業,思想に革命的なインパクトを与えることが予想され,既にそうなりつつある。産業との関連においては,シークエンスやタイピングの効率の向上に重きが置かれがちだが,データ解釈の正確さを忘れない姿勢が科学者のあるべき姿であろう。この点において人類学的視点をゲノム科学へフィードバックする重要性が今後さらに増すに違いない。本稿では,ゲノム科学をめぐる世界的動向を概説し,ゲノム科学と人類学の関わりについて議論する。
著者
栗田 廣美
出版者
日本文学協会
雑誌
日本文学 (ISSN:03869903)
巻号頁・発行日
vol.34, no.7, pp.52-60, 1985-07-10

明治四十三年に書かれた『叛逆者』は、クロポトキンの『相互扶助論』(MutualAid)を密かになぞりつつ、国家主義的<現代文明>への痛烈な批判を内在させた、有島の大逆事件への回答だと言える。それは、作家的出発に際しての<芸術宣言>でもあるが、その論理は、少年時代以来、有島の内部に育ちつづけた歴史意識-<中世への共感>に支えられていた。有島にとっての<歴史>の意味は、彼の芸術の生成を考える上で、重要なものである。
出版者
日経BP社
雑誌
日経ビジネス (ISSN:00290491)
巻号頁・発行日
no.1313, pp.110-112, 2005-10-24

1秒間の着陸のために、4年の歳月を費やす。そんな小惑星探査計画が11月初旬、見せ場を迎える。 2003年5月9日に「M-V(ミュー・ファイブ)ロケット5号機」で打ち上げられた小惑星探査機「MUSES-C」は、打ち上げ成功後、文部科学省所管の独立行政法人である宇宙航空研究開発機構(JAXA)により「はやぶさ」と命名された。
著者
川瀬 卓
出版者
日本語学会
雑誌
日本語の研究 (ISSN:13495119)
巻号頁・発行日
vol.11, no.2, pp.16-32, 2015-04-01

本稿はどのようにして「どうぞ」が聞き手に行為を勧めることを表す副詞となったのか,なぜそのような変化が起きたのかについて,類義語の「どうか」との関係も含めて考察した。「どうぞ」は,近世から近代にかけて行為指示表現と関わる副詞に変化し,話し手利益の行為指示を表すようになる。近代以降新しく「どうか」が話し手利益の行為指示を表すようになったことで,「どうぞ」は聞き手利益の行為指示に偏っていく。ただし,あいさつや手紙など,限られた場面や文体においては,話し手利益の行為指示でも用いられる。以上の歴史的変化は,配慮表現において前置き表現が発達することや,行為指示表現の運用において受益者の区別が重要になることを背景として生じたものである。本稿の考察によって,配慮表現の歴史,行為指示表現の歴史を明らかにするうえで副詞に注目した考察も有効であることが示された。