著者
板垣 竜太 戸邉 秀明 水谷 智
出版者
同志社大学
雑誌
社会科学 (ISSN:04196759)
巻号頁・発行日
vol.88, pp.27-59, 2010-08

論説(Article)本稿は国際的な視野から日本植民地研究を再考した。その際、「比較帝国研究」の枠組とは一線を画すことに留意し、日本帝国を他の植民地帝国と比較するというよりは、日本植民地研究の史学史と現況に焦点を合わせた。すなわち、マルクス主義、近代化論、ポストコロニアル論などの欧米の学界に由来する歴史研究の枠組が、日本植民地研究にどう受容され、対話がおこなわれ、批判され、鍛えられてきたかに注目し、議論を展開した。This essay reviews Japanese colonial studies from an international perspective. The essay, however, is not intended as yet another example of so-called 'comparative empire studies'. Rather than comparing the Japanese empire with others, it focuses on the past and present of the historiography of Japanese colonialism. It discusses a range of theoretical issues by examining how the historiographical frameworks developed in the Euro-American academia was received, discussed, and critiqued by scholars of Japanese colonialism.
著者
清水 陽香 中島 健一郎
出版者
日本パーソナリティ心理学会
雑誌
パーソナリティ研究 (ISSN:13488406)
巻号頁・発行日
pp.27.1.4, (Released:2018-04-05)
参考文献数
38

防衛的悲観主義者(DP者)は,方略的楽観主義者(SO者)に比べて自尊心が低く不安が高い一方で,パフォーマンス前の準備を入念に行い,その結果SO者と同程度に高いパフォーマンスを示すとされている。一般に高い不安や低い自尊心は準備およびパフォーマンスを阻害するにもかかわらず,DP者が課題の事前準備に取り組むことができる理由はいまだ明らかになっていない。本研究では,その理由としてDP者には潜在的自尊心の高さがあると考え,DP者の顕在的自尊心と潜在的自尊心に着目した検討を行った。研究1では,質問紙調査によって認知的方略による顕在的自尊心の差異を検討した。また研究2では,Name Letter Taskを用いて潜在的自尊心の差異を検討した。研究1, 2の結果,DP者はSO者に比べて顕在的自尊心は低いものの,潜在的自尊心はSO者と同程度に高いことが示された。
著者
清地 ゆき子
出版者
日本語学会
雑誌
日本語の研究 (ISSN:13495119)
巻号頁・発行日
vol.6, no.2, pp.46-61, 2010-04

本稿は,日中語彙交流の視点から日本で訳語として成立した恋愛用語が,1920年代に中国語に借用されたことを明らかにすることを目的として,日中異形同義語「三角関係」と"三角恋愛"の成立及び定着過程を考察したものである。結論は次の4点てある。(1)「三角関係」は,1910年代後半に森鴎外や島村民蔵により訳語として成立した可能性が高い。(2)"三角関係"は1920年代初め,日本語借用語彙として中国人留学生らの創作作品などを介して中国語にもたらされた。(3)中国語では"三角関係"ではなく,1920年代前半に日本でも一時期使用された"三角恋愛"が定着した。(4)中国語において"三角恋愛"が定着した背景には,1920年代前半に,《婦女雑誌》を中心として,恋愛が頻繁に議論された社会状況があった。
著者
粳間 剛 仙道 ますみ
出版者
三輪書店
雑誌
地域リハビリテーション (ISSN:18805523)
巻号頁・発行日
vol.13, no.2, pp.148-155, 2018-02-15

「ブロック注射が効かないくらい」私は肛門が痛いんだ! だからもっと肛門の検査をしろ!
著者
中村 翰太郎
出版者
プロジェクトマネジメント学会
雑誌
プロジェクトマネジメント学会誌 (ISSN:1345031X)
巻号頁・発行日
vol.5, no.5, pp.19-24, 2003-10-15

ISO 10006「品質マネジメント-プロジェクトマネジメントにおける品質の指針」が改訂され,新しい規格が2003年6月15日付で発行された.今回の改訂では,表題も「品質マネジメントシステム-プロジェクトにおける品質マネジメントの指針」と変えら,ISO 9000sの2000年改訂と整合性を保つ規格となった.規格の主要変更は,章の構成がISO9004:2000と同じになったこと,八つの品質マネジメントの原則が導入されたことおよび1997年版ではプロセスとして扱っていなかった改善の活動が,測定・分析を加え,継続的改善プロセスのグループにまとめられたことなどである.
著者
武笠 朗
出版者
実践女子大学
雑誌
実践女子大学美學美術史學 (ISSN:09122044)
巻号頁・発行日
vol.27, pp.49-69, 2013-03-05

5 1 1 1 男装論

著者
石井達朗著
出版者
青弓社
巻号頁・発行日
1994

5 1 1 1 OA 幾何学

著者
山田昌邦 訳
出版者
開拓使
巻号頁・発行日
vol.巻之1, 1873
著者
初田 香成
出版者
日本建築学会
雑誌
日本建築学会計画系論文集 (ISSN:13404210)
巻号頁・発行日
vol.76, no.667, pp.1729-1734, 2011-09-30 (Released:2012-01-13)
被引用文献数
1

This paper aims to grasp the “markets” in postwar Tokyo in diachronic perspective. The previous studies have tended to deal “markets” as extraordinary spaces only in immediate postwar years. But this paper will try to deal them as ordinary spaces by clarification of the basis of their existence. Especially, I found the censuses about the “markets” which have not been known so much, and consider the similar commercial spaces in previous or next era such as stalls, retail markets, tenant buildings. This paper will reconsider the significances of “markets” through these works and the consideration of my former paper.