著者
池田 清治
巻号頁・発行日
2006-04-20

民法はすべての法律学の基本であるため、法学部では通常20単位程度の授業時間が割り当てられています。しかし、専門的な授業では詳細な講義がなされるため、返ってその全体像が分かりにくく、親しみづらいものとなってしまいます。そこで、「社会の認識」という全学向けのこの講義では、「民法の全体像」を把握するよう努めます。法学部のみなさんにとっては、今後の学習の道しるべになるでしょう。法学部以外のみなさんにとっては、法律学がいかなる思考枠組みを用いて「世界」を認識するものであるのか、その構造上の特徴が明らかになりますので、自身の専門分野における認識枠組みとの違いが分かり、法律学に対する興味をそそられるでしょう。 ですので、この授業では、民法を「体系的に」講義します。1回に1件、面白い事件を取り上げ、それを15回つなぎ合わせるなどといったものではなく、「学問的に」民法を教授します。しかし、親しみやすくなるよう、いろいろな事例を使って分かりやすく説明しますので、その点は安心してください。 高校までは、本当の意味で法律学を学ぶ機会はありませんでした。みなさんにとって、これがはじめての機会です。法律学とはどのような学問体系なのか、そこにはいかなる特徴があるのか、この問題にアプローチするには「民法の全体像」を把握することが有用かつ不可欠であり、そのような講義にしたいと思っています。
著者
田原 英一 村井 政史 犬塚 央 岩永 淳 大竹 実 土倉 潤一郎 矢野 博美 木村 豪雄 三潴 忠道
出版者
一般社団法人 日本東洋医学会
雑誌
日本東洋医学雑誌 (ISSN:02874857)
巻号頁・発行日
vol.62, no.6, pp.718-721, 2011 (Released:2012-03-21)
参考文献数
4

小半夏加茯苓湯を後鼻漏の15症例に対して投与した。有効10例,無効5例の,自覚症状,他覚所見を検討した。全例で嘔気は認めなかった。有効例では鼻汁の性状が水様で,振水音を聴取したものを多く認めた。鼻汁が粘調で,振水音を認めなかった症例は無効であった。小半夏加茯苓湯は明らかな嘔気を伴わなくても,鼻汁が水様であり,振水音を聴取する後鼻漏に試みてよい方剤と考えられる。
著者
加藤 直良
雑誌
名古屋学芸大学短期大学部研究紀要 = The research bulletin of Nagoya University of Arts and Sciences Junior College
巻号頁・発行日
no.8, pp.34-42, 2011-03

The purpose of this report is to make clear the history in early Australia and of Australian English. In 1788, many convicts were transported to NSW, which was the first place that Britain decided to send them there. In those days British criminals were transported to colonies in America, but the Americans declared independent. As a result of this, there were no places to imprison them. They were the founders of the English colony and Australian English. The varieties of English spoken by the early British and Irish immigrants promoted development and foundation of Australian English. There was much influence of Irish English upon it.
著者
梅村 眞理 百田 義弘 松木 直人 小谷 順一郎
出版者
公益社団法人 日本口腔インプラント学会
雑誌
日本口腔インプラント学会誌 (ISSN:09146695)
巻号頁・発行日
vol.20, no.4, pp.651-658, 2007-12-31 (Released:2014-04-10)
参考文献数
12

Intravenous sedation under the supervision of dental anesthesiologists is an increasingly common procedure in private dental clinics performed to ensure the safety and comfort of patients undergoing oral implant surgery. A questionnaire survey of patients following dental implant surgery was conducted to assess the level of recognition/understanding of intravenous sedation,presence or absence of various types of uncomfortable events during the perioperative period, and requests/expectations of patients regarding this type of sedation. A questionnaire was administered to a total of 55 patients who underwent intravenous sedation in a private dental clinic during the period between November 2004 and February 2006. Only 32.7% of patients were familiar with the term “intravenous sedation”. Since a total of 90.9% of patients had no or very little memory of events during surgery, the amnestic effects of sedative agents used were considered sufficient. Only a small number of patients reported uncomfortable perioperative events such as maintenance of a posture for a long period of time and coughing due to irrigation. Almost all patients indicated that they were comfortable during the operation, though 7.3% were bothered by the absence of memory during surgery. In order to ensure that patients can fully benefit from the amnestic effects of intravenous sedation, cooperation among the dentist, patient, and dental anesthesiologist during surgery, as well as preoperative management, is necessary.
著者
上木 礼子 米澤 弘恵 長谷川 智子 荒木 真壽美
出版者
一般社団法人 日本環境感染学会
雑誌
日本環境感染学会誌 (ISSN:1882532X)
巻号頁・発行日
vol.23, no.3, pp.181-186, 2008 (Released:2009-02-16)
参考文献数
15

本研究では,血液曝露の危険性のある看護場面において,手袋着用行動への,看護師の意図とその影響要因を明確にすることを目的とした.   α県内の総合病院に勤務する看護師1,128名を対象に,4つの血液曝露場面(真空採血管採血場面など)を設定し,手袋着用の行動意図を調査した.さらに,手袋着用の行動意図に影響する要因として,上司/同僚のサポートを含む組織的要因,手袋着用の教育経験を含む個人的要因,リスク認知を含む心理的要因について調査した.影響要因は,手袋着用行動意図の高い高意図群(以下高群)と行動意図の低い低意図群(以下低群)の2群に分け比較した.   その結果,組織要因では,行動意図高群は低群に比べ有意(p<0.01)に手袋の使いやすさ,上司/同僚のサポート,施設の方針を認識していた.個人的要因では,高群は低群より有意(p<0.01)に手袋着用の教育を受けたと認識していた.心理的要因では,リスク認知と行動への態度,行動コントロール感が有意な正の相関を示した.   これらの結果より,組織環境が手袋着用をサポートする傾向にあるとき,および個人に教育経験のあるときには,手袋着用への行動意図が高くなることが示された.
著者
豊田 長康 とよだ ながやす
出版者
東京医学社
雑誌
周産期医学 (ISSN:03869881)
巻号頁・発行日
vol.28, no.6, pp.729-732, 1998-06-01

妊娠時の糖脂質代謝調節における脂肪細胞の意義に関する研究
著者
佐藤 暢 熊谷 英憲 根尾 夏紀 中村 謙太郎
出版者
公益社団法人 東京地学協会
雑誌
地学雑誌 (ISSN:0022135X)
巻号頁・発行日
vol.117, no.1, pp.124-145, 2008-02-25 (Released:2010-02-10)
参考文献数
60
被引用文献数
3 3

Mid-ocean ridge basalt (hereafter, MORB) is a final product of melt generated from the partial melting of mantle peridotite, following reaction with mantle and/or lower crustral rocks, fractionation at a shallower crust and other processes en route to seafloor. Therefore, it is difficult to estimate melting processes at the upper mantle solely from any investigations of MORB. In contrast to the restricted occurrence of peridotite of mantle origin in particular tectonic settings (e.g., ophiolites, fracture zones, or oceanic core complexes), the ubiquitous presence of MORB provides us with a key to understanding global geochemical variations of the Earth's interior in relation to plate tectonics. In fact, MORB has been considered to show a homogeneous chemical composition. In terms of volcanic rocks from other tectonic settings (e.g., island arc, continental crust, ocean island), this simple concept seems to be true. However, recent investigations reveal that even MORB has significant chemical variations that seem to correspond to location (Pacific, Atlantic, and Indian Oceans). These observations suggest that the mantle beneath each ocean has a distinct chemical composition and an internally heterogeneous composition. In this paper, global geochemical variations of MORB in terms of major and trace element compositions and isotope ratios are examined using a recently compiled database. The compilation suggests that MORB has heterogeneous compositions, which seem to originate from a mixture of depleted mantle and some enriched materials. Coupled with trace element compositions and Pb-isotope ratios, there seems to be at least two geochemical and isotopic domain of the upper most mantle: equatorial Atlantic-Pacific Oceans and southern Atlantic-Indian Ocean. Material (melt and/or solid) derived from plume, subducted slab, subcontinental crust, or fluid added beneath an ancient subduction zone is a candidate to explain the enrichment end-member to produce heterogeneous MORB. Because MORB is heterogeneous, using a tectonic discrimination diagram that implicitly subsumes homogeneous MORB or its mantle sources should be reconsidered. Further investigations, particularly of off-axis MORB, are needed to understand the relationship between heterogeneous compositions of MORB and geophysical parameters (e.g., degree of melting, temperature, spreading rate, crustal thickness, etc). In addition, the role of the MOHO transitional zone should be investigated to interpret the chemical characteristics of MORB.
著者
大野 俊和
出版者
The Japanese Group Dynamics Association
雑誌
実験社会心理学研究 (ISSN:03877973)
巻号頁・発行日
vol.36, no.2, pp.230-239, 1996-12-10 (Released:2010-06-04)
参考文献数
31
被引用文献数
1

「いじめの被害者にも問題がある」とする見解は, 一般的によく聞かれる見解である。本研究の目的は, 攻撃が「いじめ」として定義される特徴的な形によって, この見解が生じてしまう可能性について検討することにある。本実験では, 以下の2つの仮説が検討された。(1) ある攻撃が, 単独の加害者により行われる場合に比べ, 集団により行われた場合の方が, 被害者は否定的に評価される。(2) ある攻撃が, 一時的に行われる場合に比べ, 継続的に行われた場合の方が, 被害者は否定的に評価される。本実験の結果により, 仮説1は支持されたが, 仮説2は支持されなかった。また予備実験の結果から, 否定的評価と関連する個人差要因として「自己統制能力への自信」と「社会一般に対する不信感」と解釈される2つの信念・態度の存在が指摘された。
著者
劇作研究会 [編集]
出版者
劇作研究会
巻号頁・発行日
0000
著者
幸田 成康
出版者
一般社団法人 軽金属学会
雑誌
軽金属 (ISSN:04515994)
巻号頁・発行日
vol.36, no.9, pp.594-606, 1986-09-30 (Released:2008-07-23)
参考文献数
38
被引用文献数
1 1

2 0 0 0 OA 皇国三傑伝

著者
岩村吉太郎 編
出版者
岡田伴治
巻号頁・発行日
1878
著者
西山 純一
出版者
日本臨床麻酔学会
雑誌
日本臨床麻酔学会誌 (ISSN:02854945)
巻号頁・発行日
vol.37, no.2, pp.201-209, 2017-03-15 (Released:2017-04-21)
参考文献数
13

手術体位が原因となり周術期に種々の合併症が発生することはよく知られている.非麻酔下では無理な体位になるとしびれや痛みなどによって患者自身が体を動かして障害を回避することが可能であるが,麻酔中は非生理的な状態となっていて確認が難しく,時に重篤な障害を引き起こす.私たち麻酔科医は,手術体位についての正しい知識を身につけ,体位に関連したさまざまな合併症について,発生要因の理解と適切な予防対策を行う必要がある.本稿では,体位に関連した合併症として周術期末梢神経障害,組織・臓器機能障害について説明し,各種合併症予防の観点から麻酔期管理上の注意すべき点を解説する.
著者
山脇和泉 著
出版者
わんや江島伊兵衛
巻号頁・発行日
vol.第3巻, 1919
著者
大村 健二
出版者
一般社団法人 日本静脈経腸栄養学会
雑誌
日本静脈経腸栄養学会雑誌 (ISSN:21890161)
巻号頁・発行日
vol.30, no.4, pp.907-910, 2015 (Released:2015-08-20)
参考文献数
36

がん組織が曝される低酸素状態では、それに適応するように様々なタンパクの誘導、遺伝子の活性化が起こる。HIF-1は、その中心的役割を果たす。HIF-1は解糖系の酵素群を誘導し、グルコース由来のアセチル CoAの TCAサイクルへの流入を抑制する。さらに、ピルビン酸からの乳酸の生成を促進する。そのため、ミトコンドリアから細胞質へ流出するクエン酸は、グルタミンなどのアミノ酸由来のαケトグルタル酸から作られたものが主となる。なお、この代謝部分の TCAサイクルは、正常細胞と逆に回転することになる。HIF-1は種々のがん遺伝子を活性化し、同時にがん抑制遺伝子を抑制する。また、VEGFの転写の活性化、血管新生に関与する種々のサイトカインや成長因子をコードする遺伝子を活性化する。このようにがんの進展、増殖、転移に深く関与するHIF-1は、がん治療のあらたな targetとして期待されている。

2 0 0 0 OA 伊藤公全集

著者
伊藤博文 [著]
出版者
伊藤公全集刊行会
巻号頁・発行日
vol.第3巻, 1927
著者
酒井 康士
出版者
一般社団法人 軽金属学会
雑誌
軽金属 (ISSN:04515994)
巻号頁・発行日
vol.56, no.11, pp.584-587, 2006 (Released:2007-01-07)
参考文献数
7
被引用文献数
8 5
著者
松永 直樹 堀 守雄 長島 昭
出版者
日本熱物性学会
雑誌
熱物性 (ISSN:0913946X)
巻号頁・発行日
vol.21, no.3, pp.143-148, 2007-08-31 (Released:2008-09-05)
参考文献数
24
被引用文献数
1 2

プロパン(C3H8) およプロピレン(C3H6) の空気、窒素および酸素に対する拡散係数を、温度範囲303~453 K において大気圧下でTaylor 分散法を用いて測定した。プロパン、プロピレンとも、空気を窒素または酸素で置き換えても拡散係数の値には事実上差が生じないことがわかった。また、プロピレンの拡散係数はプロパンに比べて系統的に3% 程度大きい。測定結果は、D/ cm2s−1 = A(T /K)B の形の相関式で再現することができる。ここで、Dは101.325 kPa (1 atm) における拡散係数、Tは絶対温度である。係数AおよびBの値は、プロパン-(空気、窒素、酸素) 系に対してはA= 4.65×10−6、B= 1.77、プロピレン-(空気、窒素、酸素) 系に対してはA= 5.08×10−6、B= 1.76である。
著者
徳富猪一郎 著
出版者
明治書院
巻号頁・発行日
vol.〔第66冊〕, 1946