著者
吉野 泰弘
出版者
国立高等専門学校機構 八戸工業高等専門学校
雑誌
八戸工業高等専門学校紀要 (ISSN:03854124)
巻号頁・発行日
vol.43, pp.1-4, 2008

The mechanical strength of ices, especially for the glacier has been studied since 19th century. However, there are few industrial applications such as mechanical processing tools without ice-blast. Because the specific data of mechanical properties for ice are unknown. Therefore, we produced four types of ices which had different clearness using aeration system, and measured the hardness of ices from 77 K to 268 K. Furthermore, the indentation displacements were also measured during the hardness test, so that the Elastic Recovery Ratios of ices were investigated in this study.

4 0 0 0 OA 支那漫遊記

著者
徳富猪一郎 著
出版者
民友社
巻号頁・発行日
1918
著者
伊藤 良子
出版者
京都市立看護短期大学
雑誌
京都市立看護短期大学紀要 (ISSN:02861097)
巻号頁・発行日
vol.36, pp.37-47, 2011-07
被引用文献数
1

両下肢・末梢方向リズミカル アインライブングを施行した時の心理・主観・自律神経系の反応について明らかにすることを目的に実験研究を行い,成人女性19 名を対象に 10 分間のクレぺリンテストでのストレス負荷後,介入群には下肢アインライブングを,対照群には安静保持を各10 分間施行後,16 分間の安静を保持した.両実験をクロスオーバーランダム化比較試験として行い,測定指標にPOMS・フェイススケール・RE 尺度・心拍変動スペクトル解析・表面皮膚温を用いた.介入群と対照群との2 群間比較では,POMS の介入群で介入後の〈混乱〉に有意の減少が見られた.心拍変動スペクトル解析では介入群でHF 値(副交感神経活動指標)が,介入中の2 〜 10 分と介入後の0 〜 4分の連続した12 分間で有意(p < .05)に増加した.以上から下肢アインライブングによる副交感神経系活動の活性化と,心理・主観的緊張緩和効果が確認され,下肢アインライブングのリラックスケア活用への可能性が示唆された.
著者
高田 和子
出版者
日本体力医学会
雑誌
体力科學 (ISSN:0039906X)
巻号頁・発行日
vol.56, no.2, pp.287-290, 2007-04-01
被引用文献数
1

3 0 0 0 OA 加賀藩史料

出版者
石黒文吉
巻号頁・発行日
vol.第5編, 1942
著者
増田 敦子 須永 清
出版者
千葉大学
雑誌
千葉大学看護学部紀要 (ISSN:03877272)
巻号頁・発行日
vol.7, pp.11-17, 1985-03

正常なICR系マウスの7週齢の雌を用いて,摂食量を増加させることなく肥満化をもたらす因子として,摂食時間の制限及び摂食時間帯について検討した。まず,制限摂食群の体重,摂食量,体比重及び腹腔内脂肪量について調べ,24時間摂食群(対照群)と比較検討し,次のような結果を得た。1)マウスの場合,1日1回の摂食で開始時の体重を維持するには最低3時間必要であった。2)1日の摂食時間を3時間以上にした場合,制限摂食群では1日総摂食量は対照群の90〜70%に減少するが,両群ほぼ同じ体重維持を示した。制限摂食群の1時間当たりの摂食量は対照群の0.5g以下に対して,0.5g以上2.7gまでと逆に数倍の増加を示した。3)体比重は対照群に比べて,いずれの制限摂食群も低下が見られ,肥満化の傾向を示した。4)腹腔内脂肪量は摂食回数が1日1回の制限摂食群では対照群に比べて減少を,1日2回,3回,4回の制限摂食群では増加を示した。このことは体比重のみで肥満化を判定することには問題があると考えられる。次に,制限摂食の場合の摂食時間帯について検討し,次のような結果を得た。同じ摂食時間,摂食回数でもその摂食をより活動期後半の時間帯,特に就眠期直前に行わせた方がより強い肥満化傾向を示した。
著者
縄田 健悟
出版者
公益社団法人 日本心理学会
雑誌
心理学研究 (ISSN:00215236)
巻号頁・発行日
pp.85.13016, (Released:2014-06-01)
参考文献数
24
被引用文献数
9 10

Despite the widespread popular belief in Japan about a relationship between personality and ABO blood type, this association has not been empirically substantiated. This study provides more robust evidence that there is no relationship between blood type and personality, through a secondary analysis of large-scale survey data. Recent data (after 2000) were collected using large-scale random sampling from over 10,000 people in total from both Japan and the US. Effect sizes were calculated. Japanese datasets from 2004 (N = 2,878–2,938), and 2,005 (N = 3,618–3,692) as well as one dataset from the US in 2004 (N = 3,037–3,092) were used. In all the datasets, 65 of 68 items yielded non-significant differences between blood groups. Effect sizes (η2) were less than .003. This means that blood type explained less than 0.3% of the total variance in personality. These results show the non-relevance of blood type for personality.
著者
原中 喜源
出版者
一般社団法人 日本人間工学会
雑誌
人間工学 (ISSN:05494974)
巻号頁・発行日
vol.46, no.1, pp.68-78, 2010-02-15 (Released:2011-02-14)
参考文献数
12

大きな横加速度で旋回中の車両に緩制動を加えると,オーバーステア方向のヨーレート変化量が大きくなりスピンを生じやすく緊急事態に至る危険がある.この高横加速度旋回中の緩制動はスピンの危険がある反面,サーキットのコーナー進入で車両の重心まわりの回転運動を誘発し,旋回運動をよりすみやかに発生させるには有利な可能性もある.本実験ではサーキットのコーナー進入で旋回制動中のプロドライバと一般ドライバの緩制動に関する運転挙動を中心に調べた.その結果,プロドライバは一般ドライバにくらべ,旋回制動中に緩制動を多用し必要に応じてスピンを調節しながら,より小さな速度変化量で,より大きな横加速度を車両に与え,車両の方向をよりコーナーの内側へ向ける傾向を示した.一方,一般ドライバは緩制動よりも強制動を用い,車両にプロドライバほどの大きな横加速度を与えないなどの傾向を示した.
著者
小澤 正直
出版者
一般社団法人日本物理学会
雑誌
日本物理學會誌 (ISSN:00290181)
巻号頁・発行日
vol.59, no.3, pp.157-165, 2004-03-05
参考文献数
38
被引用文献数
1

古典力学は,過去の状態を完全に知れば,それ以後の物理量の値を完全に知りうるという決定論的世界観を導いたが,量子力学は,測定行為自体が対象を乱してしまい,対象の状態を完全に知ることはできないことを示した.ハイゼンベルクは,不確定性原理により,このことを端的にかつ数量的に示すことに成功したといわれてきたが,測定がどのように対象を乱すのかという点について,これまでの関係式は十分に一般的ではなかった.最近の研究により,この難点を解消した新しい関係式が発見され,これまで個別に得られてきた量子測定の精度や量子情報処理の効率の量子限界を統一的に導く第一原理の役割を果たすことが明らかになってきた.
著者
富田 昌平
出版者
一般社団法人日本発達心理学会
雑誌
発達心理学研究 (ISSN:09159029)
巻号頁・発行日
vol.20, no.2, pp.177-188, 2009-06-10

本研究では,サンタクロースのリアリティに対する幼児の認識を調べた。研究1と2では,私たちは"昼間に保育園のクリスマス会で出会う大人が扮装したサンタ"(直接的経験)と"夜中に子どもの寝室にプレゼントを届けてくれるサンタ"(間接的経験)について子どもにインタビューした。その結果,4歳児は大人が扮装したサンタを"本物"と判断する傾向があるのに対し,6歳児は"偽物"と判断する傾向があることが示された。他方,6歳児は夜中にプレゼントを届けてくれるサンタを"本物"と判断していることが示唆された。研究3では,研究1と2の2種類のサンタに加えて,"デパートで出会うサンタ","昼に子どもの家を訪問するサンタ","夜に空を飛んでいるサンタ","夜にサンタ国に子どもを招待するサンタ"について,本物か偽物かの判断を求め,その根拠も求めた。その結果,5歳児は外見の類似をもとにサンタを「本物」と判断する傾向があるのに対し,6歳児は伝承されているサンタクロース物語と登場文脈との一致をもとに,"寝室","空の上","サンタの国"サンタを「本物」,"デパート","保育園","玄関"サンタを「偽物」と判断する傾向があった.以上の結果は,サンタクロースのリアリティ判断の発達における直接的経験と登場文脈の影響という点で議論された。
著者
山下 宏
雑誌
ゲームプログラミングワークショップ2014論文集
巻号頁・発行日
vol.2014, pp.9-16, 2014-10-31

将棋の歴代名人の強さを勝敗の結果と棋譜の内容から推定する。勝敗の結果から計算された2種類のレーティングは、どちらもこの20年間、羽生が最強のプレイヤであることを示した。またプロ、アマの合計6,500棋譜を将棋プログラム、Bonanza、GPSFishで解析した結果、羽生名人は大山15世名人よりレーティングで約230点上らしいことが分かった。同時に20棋譜程度で、すべての将棋プレイヤの棋力を推定できることを示した。
著者
山根 章生 武信 誠一 井上 大輔 吉田 誠一 小崎 昌義 藤本 洋介 伊与田 健敏 崔 龍雲 久保田 譲 渡辺 一弘
出版者
一般社団法人日本機械学会
雑誌
ロボティクス・メカトロニクス講演会講演概要集
巻号頁・発行日
vol.2003, pp.65-66, 2003

汎用超音波トランスデューサは, その周波数特性より中心周波数40kHzより±5kHzで約20dBの減衰が生じる。これらの送受信器特性を考慮し, スペクトル拡散音波の信号伝搬特性を実験より求め, 拡散要素である設定について検討を行う。