著者
小澤 儀明
出版者
一般社団法人 日本地質学会
雑誌
地質学雑誌 (ISSN:00167630)
巻号頁・発行日
vol.32, no.376, pp.27-35, 1925-01-20 (Released:2008-04-11)
被引用文献数
2
著者
大炊御門 經輝
出版者
一般社団法人 日本地質学会
雑誌
地質学雑誌 (ISSN:00167630)
巻号頁・発行日
vol.42, no.504, pp.597-600, 1935 (Released:2008-04-11)
被引用文献数
1 2

英文欄に記載した四種の中 Mysella paula (A., ADAMS) は鈴木, 高井兩學士に依る千葉縣多古町附近の洪積層からの報告があり, Nassarius gemmulatus (LAMARCK) は神奈川縣長井町大木根から鈴木學士に依つて報告されてゐるが, 他の二種 Mactra dolabrata REEVE 及びSearlesia simosenses n., sp., は未だ關東地方の洪積層から知られてゐなかつた。Searlesia simosensis は S., fuscolabiata (SMITH) に比べて螺層はあまり脹れず, 殻口は狭い。S., hokkaidonis (PILSBRY) に似てゐるが殻は該種のように細長くなく, 螺塔は低い。S., japonica YOKOYAMAは本種より殻が頑丈で, 螺状彫刻が一層顯著である。S., simosensisを除いた他の三種は何れも現生種で, 特に N., gemmulatus (LAMARCK) の分布は廣く珍しいものではないが, 關東地方の洪積層の化石では稀な方である。
著者
Stephan Conermann ed.
出版者
Bonn University Press
巻号頁・発行日
2013
著者
山田 由佳子 尾藤 真智子
出版者
大阪教育大学家政学研究会
雑誌
生活文化研究 (ISSN:03867331)
巻号頁・発行日
vol.54, pp.53-62, 2017-03

大阪教育大学生における、基礎的裁縫技術である玉結び及び玉どめ技術の定着の実態を明らかにするため、ビデオ観察及びアンケート調査を行った。その結果、玉結びは指を使った方法を覚えていた人が多いが、正しい方法を覚えていた人は3割に満たなかった。指を使った玉結びに比べて玉どめの方が正しい方法を覚えていた人が多い傾向があることがわかった。一方で、指を使った玉結びを覚えていなかった人は、針を使った玉結びの方がやりやすいと感じる人が多い。また、プリントを見ただけでは玉結び及び玉どめ共に全員が出来るようにはならず、失敗例をあげながらビデオによる映像で指導することの有効性が示唆された。玉結び及び玉どめ共に、アンケート調査による自己評価よりもビデオ判定による評価の方が低く、自己評価が高くなる傾向が確認された。
著者
利岡 真帆
出版者
関西大学国文学会
雑誌
國文學 (ISSN:03898628)
巻号頁・発行日
vol.101, pp.462-444, 2017-03-01
著者
石井 優 草なぎ 祐紀 大谷 俊博 仲庭 正義
出版者
The Japanese Society for Non-Destructive Inspection
雑誌
非破壊検査 (ISSN:03675866)
巻号頁・発行日
vol.64, no.4, pp.179-183, 2015

In this study, we apply non-contacting nonlinear resonant ultrasound spectroscopy (NNRUS) to the evaluation of fatigue damage in pure copper. NNRUS is a combination of a contactless transducer, electromagnetic acoustic transducer (EMAT), and nonlinear resonant ultrasound spectroscopy (NRUS). The NRUS technique is exploits the significant nonlinear behavior of damaged materials. The resonant frequency of an object is studied as a function of its excitation level. As the excitation level increases, the elastic nonlinearity is manifested by a shift in the resonance frequency. The change in nonlinearity rapidly increases from 80% of fatigue life and is synchronized with the change in the attenuation coefficient with fatigue progression. This novel phenomenon is interpreted in terms of change in dislocation mobility and the dislocation rearrangement. TEM (Transmission Electron Microscope) observations supported this view. This technique has the potential to assess the level of damage and to predict the fatigue life of metals.
著者
横山 明敏 佐伯 雄一 柴田 聡子 長友 由隆 赤尾 勝一郎
出版者
日本土壌肥料學會
雑誌
日本土壌肥料學雜誌 = Journal of the science of soil and manure, Japan (ISSN:00290610)
巻号頁・発行日
vol.75, no.4, pp.475-478, 2004-08-05
参考文献数
9
被引用文献数
2

宮崎県のハウス抑制キュウリ栽培の圃場において、本来ならば側枝となるべき側芽の伸長が抑制されたり、伸長しても途中で枯死する障害が多発した。その原因を究明するために、現地圃場の土壌調査と葉分析の結果から、亜鉛と銅の過剰障害による可能性が推定されたので、水耕法により検証した結果、亜鉛の過剰吸収が原因である可能性が強く示唆された。
著者
福田 宏
出版者
北里大学
雑誌
基盤研究(C)
巻号頁・発行日
2017-04-01

斉次ポテンシャル-1/r^aおよびレナード=ジョーンズ・ポテンシャル1/r^12-1/r^6で相互作用する等質量3体問題の8の字解のモースインデックスを計算した。モースインデックスとは作用の第二変分を負にする独立な変分関数の個数である。モースインデックスの計算は,変分関数を周期Tの周期関数とした場合,コレオグラフィーに限った場合,8の字コレオグラフィーに限った場合の3通り行った。それぞれのモースインデックスを順にN,Nc,Neとする。斉次ポテンシャル系については,ポテンシャルの指数aに応じて,N=4 (0≦a≦0.9966), 2(0.9966≦a≦1.3424), 0(1.3424≦a),そしてNc=Ne=0 (0≦a)であった。レナード=ジョーンズ・ポテンシャル系については,スケール不変性がないために様々な形と大きさの8の字解が存在するが,標準型8の字解とその大きさを変化させて得られるひょうたん型の解について計算をおこなった。周期Tの大きい標準型の8の字解はa=6の斉次ポテンシャル系の8の字解と同じインデックスをもち,周期を連続的に変化させていくとNは0から12,Ncは0から4,Neは0から1に単調に増加してひょうたん型の解に至ることがわかった。この計算結果は9月に応用数理学会2017年度年会で発表した。その発表でのディスカッションをヒントに,2000年にSimoの発見したコレオグラフィーではないが8の字解に非常に近い周期解,H解とモースインデックスとの関係が明らかになった。また,作用多様体のオイラー標数とモースインデックスの関係を検討し,レナード=ジョーンズ系で周期Tが小さい時では8の字コレオグラフィーの関数空間で定義される作用多様体のオイラー標数が0で保存している事を見出した。
著者
吉川雅之
出版者
京都大学
巻号頁・発行日
1999

文博第142号
著者
中尾 克彦
出版者
立花書房
雑誌
警察学論集 (ISSN:02876345)
巻号頁・発行日
vol.45, no.5, pp.p95-118, 1992-05
著者
尾崎 和典
出版者
Japanese Association of Electoral Studies
雑誌
選挙研究 (ISSN:09123512)
巻号頁・発行日
vol.22, pp.17-24,194, 2007

郵政民営化法案否決による05年衆院選では,メディアによる「小泉劇場」報道が自民党圧勝の大きな要因となった。衆院解散直後までは,「小泉vs抵抗勢力」という,旧来型の対決構図だったが,法案反対議員全員に対抗馬を立てる「刺客」作戦によって情勢が一変した。これまでにない新たな政治ドラマが展開し,これをワイドショーなどが大々的に取り上げたからだ。世論調査の結果を見ても,「刺客」作戦を機に,小泉自民党への支持が増加したことがわかる。テレビを見る時間が長いほど,自民党支持が強くなる傾向も見られた。<br>その一方で,メディアは「小泉劇場」と同時に進んだ自民党政治の構造変化も有権者に伝えた。そのことが改革への期待となり,小泉自民党の支持につながったといえる。