著者
華園 聰麿
出版者
日本宗教学会
雑誌
宗教研究 (ISSN:03873293)
巻号頁・発行日
vol.78, no.4, pp.915-946,ii, 2005-03-30 (Released:2017-07-14)

日本における宗教研究の百年の歩みを、比較宗教学および宗教現象学の分野に限って見る場合、欧米の研究に触発されて、その基本的な概念や方法を吸収し、応用してきたというのが、大筋の展開である。研究の内容では、学説や概念並びに方法などに関する理論的研究や批評が目立ち、比較研究においては、研究の環境あるいは条件の特殊性にも制約されて、分類論や類型論を目指すものよりも、宗教現象に着目した比較研究に特色が認められる。このことは宗教現象学の分野においても同様で、豊富な宗教史の資料をもとに宗教の普遍的理解を追究するよりも、個別の宗教現象の意味や構造を解明する研究に独自のものが見られた。
著者
今井 健男 酒井 政裕 萩谷 昌己
出版者
日本ソフトウェア科学会
雑誌
コンピュータ ソフトウェア (ISSN:02896540)
巻号頁・発行日
vol.30, no.2, pp.2_207-2_226, 2013-04-25 (Released:2013-08-25)

本稿では,プログラムの事前条件推定を行う新たな手法を提案する.本手法では,プログラムのテキストから生成した述語の集合とプログラムに相当する論理式,および事後条件の否定の連言を作り,そのMinimal Unsatisfiable Core(MUC)から事前条件を求める.MUCは一般的に複数存在するが,本手法ではまずMUCを列挙し,その中から事前条件として適格で,かつ最も弱い条件を選択する.こうして得られる事前条件は理想的な最弱条件ではないが,与えられた述語群の組み合わせの中で最も弱いという点で,我々はこれを「準最弱」な事前条件と呼ぶ.我々は,C言語向け有界検査ツールCForgeを援用し,上記手法を実現するツールSMUCEを試作した.その上で,教科書的なアルゴリズムを実装するC言語関数9個に,2種類の事後条件と共に適用し,人手で求めた事前条件との比較による評価を行った.結果,延べ18個中10個において,人手で求めた事前条件と同等か,より弱い条件が推定され,提案手法が原理上,実用的な事前条件を推定できることが確認できた.
著者
奥 彬
出版者
公益社団法人 日本化学会
雑誌
化学と教育 (ISSN:03862151)
巻号頁・発行日
vol.50, no.6, pp.450-453, 2002-06-20 (Released:2017-07-11)
参考文献数
4

ペットボトルに象徴される廃プラスチック問題を, 環境問題のみならず有機資源枯渇問題としてとらえ, 化学産業の生命線である資源保護のために, 教育界, 産官学, 消費者社会が協力して, 一定量の資源から繰り返し同じ商品を製造する資源再生の考え方を実現すべきことを説く。石油は経年的に急速に枯渇する資源, また植物資源は量的に有限な資源であるから, プラスチック産業は早急に資源増殖型の化学的な資源再生技術を考案して「資源の社会的蓄積による無限化への挑戦」に取り組むことを述べる。そのためには製造と廃棄の量を減らすだけでなく, 燃焼処理法を抑制する化学システムと生物非分解性の植物由来プラスチックの生産技術を考案すべきことも説く。さらにそれを助けるデポジット・リース・レンタル制度の普及, 素材の統一, 廃プラスチックの直接クラッキング法によるナフサ循環などを提案している。
著者
松本 亮介
雑誌
情報処理
巻号頁・発行日
vol.60, no.8, pp.734-736, 2019-07-15

私はインターネットに関する研究開発を仕事にしているため,仕事にかかわるスキルを仕事以外の時間でも勉強して習得したいという気持ちがありました.さらに,最近では企業における働きやすさや裁量のある働き方に対する取り組みが進む中で,ある意味では,私生活の中に仕事がより溶け込んでくるような時代になってきているようにも思えます.そのような時代に,スキルを成長させることと,自分や家族と過ごす時間をどのように両立していけばよいのでしょうか.そこで,私が仕事や勉強の時間,趣味の時間や家族との時間とうまく付き合うために,どのようにスキルの成長を考えたかについて紹介します.
著者
吉岡 亮太
出版者
公益社団法人 日本地理学会
巻号頁・発行日
pp.209, 2010 (Released:2010-06-10)

1.はじめに 神社の全国的な分布を明らかにしようとする研究は、長い歴史を有するにもかかわらず、今も未解明な点を多く残している。特に、全国で12万社以上ともいわれる神社を、その系統別に整理し、その分布を複合的に検討し、分布の地域的特質とその要因を明らかにした研究はあまり見られない。本研究では、デジタルデータである「平成『祭』データ」の特性を生かして、このような課題を解明することを目的とする。 2.研究方法 「平成『祭』データ」は全国に鎮座する神社のうち約8万社についての基礎的な情報を掲載しており、全国的な検討をする際には極めて有用な資料である。このデータの文字検索機能を用いて分析し、神社をその名称によって系統的に整理し神社群を設定した。そのうち神社数が20社以上という基準を設定すると、197の神社群を抽出することができた。特に、突出して多いのが1位の「八幡宮」群であり、以下29位の「氷川神社」群までは急速に減少していき、それ以下は横ばい傾向を示す。そこで、29位までを主要神社群とみなすこととし、それらについて分布を検討した。 3.各神社群の分布による東西格差 総神社数の6割を占める主要神社群29社の分布は、「越前―美濃―尾張」ラインを境として大きく異なる。すなわち、それ以東においては全体として29社の占める比率が高く、それ以西では比率の高い地域が一部塊状にあらわれ、神社分布においても「東北日本」「西南日本」という地域差が認められる。 次に、主要神社群を構成する各神社群の分布の特質を地図化を通して明らかにした。その結果、神社群の中には全国的に鎮座が見られるものとそうでないものとに二分でき、主要な神社群は前者に属する。そこで前者の分布特質に対して5つの型が指摘できた。第一は、「八幡宮」群や「賀茂神社」群、「厳島神社」群がそれに該当するが、各国にほぼ一定数で鎮座が見られる型であり「分散型」と呼称できる。第二は、「白山神社」群や「諏訪神社」群、「鹿島神社」群が該当するが、本社を中心とする地域への集中が顕著であり圏構造が認められる「偏在型」である。第三は、「天満宮」群や「日吉神社」群などがそれに該当するが、本社をおく地域を中心にした圏構造は見られる一方で、それ以外の地域にも一定数の神社が存在する型であり、第一と第二の中間ということで「中間型」と呼称することができる。次に、第四は、「熊野神社」群や「稲荷神社」群、「愛宕神社」群が該当するが、本社の存在する地域から離れた遠隔地にむしろ神社が集中する「乖離型」である。最後に第五は、「神明宮」群がそれに該当するが、第三と第四の両面を併せ持つ型であり、仮に「特殊型」と称しておく。 このような各神社群の分布パターンと、本社の位置との関係を整理すると、「東北日本」に本社をおく神社全てと、「越前―美濃―尾張」ラインにごく近い伊勢に本社をおく神明宮は、共通して「偏在型」という特徴を有しており、「越前―美濃―尾張」ラインが分布上の境界となっている「西南日本」への鎮座が極めて少ない神社であった。一方で、「西南日本」に本社をおく神社は、「分散型」もしくは「中間型」を示し、「越前―美濃―尾張」ラインを越え「東北日本」へと等しく分布している傾向が見られる。また、「乖離形」を示した神社も「西南日本」に本社を持つ神社群であるが、4社中貴船神社群をのぞく稲荷神社群・熊野神社群・愛宕神社群の3社が「東北日本」内の「東国」への集中傾向を示しており、「東北日本」「西南日本」の境界がより東に傾いてあらわれていた。 このように、「東北日本」側の神社にとって「越前―美濃―尾張」ラインがその境界として機能していた一方で、「西南日本」側に本社を持つ神社には、「越前―美濃―尾張」ラインが境界として機能しておらず、一貫して「東北日本」への伝播・勧請の影響が強くあらわれていた。「東北日本」と「西南日本」にあらわれる地域差は、それぞれに本社をおくこうした神社分布パターンの差異によって形成されたと考えられる。 4.今後の課題 以上、神社の分布について全体の約6割を占める主要神社群の分布検討を通して分布上の特質を、全体のみならず主要神社群の類型化の結果を通して明らかにした。ただ、国を基域とした全国レベルの検討にとどまっており、また予想された以上に多い5つもの類型があらわれる結果となった。したがって、今後よりミクロな分析により、このような分布パターンが現出した要因についても明らかにできると考える。
著者
欅 惇志
雑誌
情報処理
巻号頁・発行日
vol.60, no.8, pp.778-779, 2019-07-15

本稿では,著者の大好きな作品である山田胡瓜先生の「AIの遺電子」を紹介する.物語の舞台は,AIやヒューマノイド(外見や思考において人間を模倣したロボットであり,人間と同等の権利を持つ)関連技術が高度に発達して社会に溶け込んでいる近未来である.本記事の前半では,作品の魅力や,物語の中でAIがどのように運用され,どのように捉えられているのかについて紹介します.本記事の後半では,人間らしいロボット・心を持つロボットを実現する上での課題と現在の技術について議論する.
著者
小倉 毅 須貝 静 小倉 譲
出版者
中国学園大学/中国短期大学
雑誌
中国学園紀要 = Journal of Chugokugakuen (ISSN:13479350)
巻号頁・発行日
vol.7, pp.21-30, 2008-06-16

いきがい対応型デイサービス利用者140名に調査をした結果,前期高齢者に旅行希望が多く,国内外に関係なく観光ツアーに希望が多かった。また,国内旅行においては,夫婦や家族と旅行するより,「気のおける友人」と楽しい旅行をしたいという要望が強い。逆に海外旅行では,夫婦や家族といった身内との旅行を望んでいる。また,オーダーメイドの手作り旅行や目的地のみを設定する旅行では,兄弟や親戚,ご先祖様の供養にお墓参り,思い出の地に行きたいといった希望がある。旅行日程は「2泊3日」が最も高く,次いで「1泊2日」,「日帰り旅行」である。旅行中の心配事については,「目的地までの移動時間・手段を考えると体力に不安,荷物を運ぶのが不安,トイレが近いので,休憩回数・時間がきになる。また,後期高齢者になるほど,付き添い者がいてほしい」という結果がでた。これらの結果をもとに,「長崎に単身赴任中の息子に会いに行きたい」と願う89歳(男性)のエスコートヘルパー旅行を実施した。長崎で息子に会えた喜び,観光,希望のかなった食事に満足して,「一生懸命遊び,人生を楽しむことこそ生きがいである」という本人の人生観に基づいた旅行が実施できた。今後の課題として,旅行先の移動手段,お手洗いの整備状況,入浴・食事の手配と介助方法,疾患状況を把握するためのアセスメント技術,さらには,旅行者の「生きがい感(人生観)」を理解する技術,車いすの操作方法,準備物の運搬方法を確立する必要がある。
著者
Janet Afary
出版者
Cambridge University Press
巻号頁・発行日
2009
著者
小菅 成一 コスガ セイイチ Seiichi Kosuga
雑誌
嘉悦大学研究論集
巻号頁・発行日
vol.50, no.1, pp.1-19, 2007-04-30

商法では、客の来集を目的とする人的・物的設備を備えて、公衆の需要に応ずる取引を行う場屋営業者(ホテル、映画館等を営業する商人).は、客の携帯品について、(1)客から寄託を受けたにもかかわらず、場屋営業者が当該携帯品を滅失または毀損した場合には、それが不可抗力により生じたことを証明しない限り、損害賠償責任を免れることができないと規定(商法594条1項)し、さらに、(2)客が寄託をしない物品であっても、場屋中に携帯した物品が、場屋営業者またはその使用人の不注意により滅失または毀損した場合には、場屋営業者は損害賠償責任を負うと規定(同条2項)している。この場屋営業者の責任めぐる裁判例は、これまであまり多く見られなかったが、ここ最近では、ゴルフ場のクラブハウス内における貴重品ロッカーからの窃盗犯による財物の盗難とキャッシュカードの不正使用に関する事件が多発したことから、被害に遭った客が、ゴルフ場に対して場屋営業者としての責任を追及する訴訟が増えてきているという。そして、こうした裁判例の中には、まず貴重品ロッカーに携帯品を保管したことにつき、客と場屋営業者との間に寄託契約が成立するのか否かを検討し、その結果、寄託契約が成立しなくても、場屋営業者側に、貴重品ロッカー等の施設内の管理に不注意があった場合には、当該営業者に対し、商法594条2項に基づく善管注意義務違反を認めるものも出現してきている。本稿では、場屋営業者の責任に関する商法594条の規定の趣旨を確認した上で、当該規定に関する近時の裁判例を検討しつつ、場屋営業者には、例え客との間に寄託契約が成立しなくても、客が安心して携帯品を貴重品ロッカー等に預けられるようにするための施設に対する安全管理義務があると結論付けている。
著者
荻野 司 須永 修通 増井 周平 酒井 浩介
出版者
日本建築学会
雑誌
日本建築学会環境系論文集 (ISSN:13480685)
巻号頁・発行日
vol.81, no.729, pp.1007-1016, 2016

&nbsp;The Active Energy-saving Control System for Air-Conditioning (hereafter called "AECS-AC") was introduced to an office room where there were multiple indoor air-conditioning units and the results of verification experiments conducted in summer and winter with a focus on the thermal environment and the temperature adjustment actions of the people in the room were analysed. This system reduces deterioration of room conditioning by sensing when the occupants switch the air conditioning on and off. Ultimately, the system should satisfy the thermal comfort requests of occupants by feedback of their adjustment behaviour, rather than by collecting the occupants' attributes, thermal and comfort sensations, and psychological conditions.<br>&nbsp;The main results are as follows.<br>&nbsp;1) In summer (Jul.-Sep.), AECS-AC was conducted at a pre-set temperature of 26&deg;C in an office room with multiple indoor units, which were alternately grouped into two. After the air conditioning mode was stabilized, the mean room temperature was maintained at 26-28&deg;C irrespective of the outdoor temperature. The temperature variation at the sensor positions due to the start-stop operations of the indoor units was 1-1.5&deg;C and the room temperature variation across the office room was about 2-3&deg;C.<br>&nbsp;2) In winter (Dec.-Feb.), AECS-AC was conducted at a pre-set temperature of 22&deg;C in an office room with multiple indoor units, which were alternately grouped into two. After the air conditioning mode was stabilized, the mean room temperature was maintained at 22-25&deg;C irrespective of the outdoor temperature. The temperature variation at the sensor positions due to the start-stop operations of the indoor units was 1&deg;C and the room temperature variation across the office room was about 2&deg;C.<br>&nbsp;3) In the air-conditioning control according to the number of occupant's switching-on/off actions, the AECS-AC followed the change in the thermal environment caused by the influence of the outdoor temperature.<br>&nbsp;4) The number of manual switching-on/off actions varied from place to place in the room and differed between the perimeter side and the interior side. The occupant's preference on the thermal environment could be deduced from their air conditioner adjustment actions.<br>&nbsp;5) According to the questionnaire results in winter, almost neutral air-conditioning control could be realized for the occupants based on their answers that 60-80% were neither hot nor cold. Regarding comfort evaluation, about 50% of answers of &ldquo;comfortable&rdquo; and &ldquo;slightly comfortable&rdquo; were accounted, and it went up to about 80-90% if including the answers of &ldquo;neither of them.&rdquo;<br>&nbsp;The above results show that the AEC-AC based on the number of people's air conditioning adjustment actions realized air-conditioning control appropriately to the thermal environment of an office room with multiple air conditioners.<br>&nbsp;Furthermore, the possibility of personal-like air-conditioning realization was shown by controlling an indoor unit individually.
著者
屋井 ヒデ子
出版者
公益社団法人 日本心理学会
雑誌
心理学研究 (ISSN:00215236)
巻号頁・発行日
vol.29, no.5, pp.303-312, 1959-01-15 (Released:2010-07-16)
参考文献数
32
被引用文献数
3

Pressure and touch are often described as the same kind of sensation because they are elicited by similar mechanical stimulation. But they are quite different subjectively as well as electro-physiologically. The author discriminated between them by the difference of subjective sensation, and studied the effects of additional side-pressure applied to relatively broad surface of the body upon pressure sensation.The sensitivity of pressure sensation was measured by the number of pressure spots within a given area of the skin. In normal resting subjects, the localization of pressure spots changes from one examination to another (Fig. 1), but the number is always nearly constant (Table 1). The author studied how side-pressure by a weight given to various parts of the body surface influenced upon the pressure sensitivity in the dorsal side of right forearm, and obtained the following results:1) Side-pressure caused the decrease of pressure sensitivity in general.2) The nearer was the location of side-pressure to the test area, the greater was it's decreasing effect (Table 2).3) However, the decreasing effect of side-pressure applied to the dorsal side of right hand (distal from the test area) was less than that to the dorsal side of right forearm (proximal from the test area), even if both distances from the test area were nearly equal. This difference of the effect may be explained by the dermatome: the skin of the hand was innervated by the spinal nerve differing from that of the test area, whereas the forearm was innervated by the same nerve. But there is a problem on such simplified explanation.4) The effect increased as the size and intensity of side-pressure increased.Side-pressure given on the forearm by a cuff also depressed the pressure sensitivity. In this procedure, the asphyxia took place and the sensation subjectively differed from the former case. So, in the latter case another mechanism might be considered.5) The effect of side-pressure showed the maximum value within 1min. after pressure application (Fig. 2), regardless of intensity and location of applied pressure. Consequently, it may not be considered that the effect of side-pressure spreads around from the pressed area.6) The after-effect was recognized and it disappeared within 1min. (Fig. 3).The obtained results can not be simply explained by the pressure block of the peripheral nerve trunks. The sensitivity of pressure sensation is depressed also by the other stimulation of the central nervous system, especially the effects of stimuli, depressing the clarity of consciousness, are very similar to side-pressure's. It may be followed that side-pressure on the skin causes the inhibitory effect on the central nervous system including the cerebral cortex.It is concluded that the depression of pressure sensitivity is not of peripheral origin, such as pressure nerve block, but results from the induction in a level or levels of the central nervous system.
著者
谷口 眞子 中島 浩貴 竹本 知行 小松 香織 丸畠 宏太 斉藤 恵太 柳澤 明 長谷部 圭彦 原田 敬一 佐々木 真 吉澤 誠一郎 鈴木 直志 小暮 実徳
出版者
早稲田大学
雑誌
基盤研究(A)
巻号頁・発行日
2019-04-01 (Released:2019-04-18)

本研究は、国民国家が形成される19世紀を中心とし、軍人のグローバルな移動による人的ネットワークと、軍事関連書の翻訳・流通・受容という分析視角から、軍事的学知の交錯を研究するものである。日本・フランス・ドイツを主とし、オランダ・オスマン帝国・清朝を参照系と位置づけ、軍人と軍事関連書(人とモノ)の移動から、軍事的学知(学知)に光を当てることにより、軍事史的観点からみた新たな世界史像を提起したい。
著者
今永 典秀
出版者
特定非営利活動法人 組織学会
雑誌
組織学会大会論文集
巻号頁・発行日
vol.6, no.1, pp.144-149, 2017

<p>Morinaga Co., Ltd. is one of the listed companies with the first section of the Tokyo Stock Exchange, and its main business is manufacture and sale of confectioneries, foods, frozen desserts, health drinks etc. This paper describes the case study of Morinaga Co., Ltd. collaborated with 01Booster Inc. practicing Open Innovation. Morinaga Co., Ltd. implemented the "Morinaga Accelerator Program" from December 2015. This system collected 40 advisors with various knowledge and experience called "Mentor" from inside and outside of the company. In the company, they are experts in various fields such as production engineering, quality control, marketing, intellectual property, law, advertisement, for instance. Outside of the company, people with entrepreneurial experience, fund raising, and have a great network of connection. Through the implementation of the Accelerator Program, the company has created a mechanism for investing in new venture companies. More than 100 new business plans entries received, 4 were selected, and 2 were decided to be invested in 2015. The number of entries had increased 2016 compared with last year. 7 plans had been selected, and Morinaga is considering investment destinations. In addition, the company had established "Learning with Venture Companies" program by in-house open recruitment. Two employees selected by the internal public offering were transferred to the investee companies for one year. The two employees reduced the experience of the program to the company and led to improvement of the internal environment. They also cooperated in hiring new graduates and improved the company's brand image.</p>