著者
岩崎 良之
出版者
THE JAPANESE SOCIETY FOR MULTIPHASE FLOW
雑誌
混相流 (ISSN:09142843)
巻号頁・発行日
vol.27, no.2, pp.126-132, 2013-06-15 (Released:2013-07-11)
参考文献数
10

From ancient times fire has been extinguished mainly by using water. But there may be some problems in large amount of water discharge against fire, such as enough water volume for fire extinguishing may not be secured in case of large-scale natural disasters, and also secondary damage may be caused by discharged water. CAFS, one of fire extinguishing method by using air foam, is the solution because it utilizes small amount of water very efficiently. This report presents an overview of fire extinguishing with air foam, how to generate it and verification experiments of fire extinguishing effect with CAFS foam in MORITA Corporation.
著者
Aurpita Shaha Hiroyuki Mizuguchi Yoshiaki Kitamura Hiromichi Fujino Masami Yabumoto Noriaki Takeda Hiroyuki Fukui
出版者
The Pharmaceutical Society of Japan
雑誌
Biological and Pharmaceutical Bulletin (ISSN:09186158)
巻号頁・発行日
vol.41, no.9, pp.1440-1447, 2018-09-01 (Released:2018-09-01)
参考文献数
44

The significant correlation between nasal symptom scores and level of histamine H1 receptor (H1R) mRNA in nasal mucosa was observed in patients with pollinosis, suggesting that H1R gene is an allergic disease sensitive gene. We demonstrated that H1R and interleukin (IL)-9 gene are the allergic rhinitis (AR)-sensitive genes and protein kinase Cδ (PKCδ) signaling and nuclear factor of activated T-cells (NFAT) signaling are involved in their expressions, respectively. Honey bee products have been used to treat allergic diseases. However, their pathological mechanism remains to be elucidated. In the present study, we investigated the mechanism of the anti-allergic effect of royal jelly (RJ) and Brazilian green propolis (BGPP). Treatment with RJ and BGPP decreased in the number of sneezing on toluene 2,4-diissocyanate (TDI)-stimulated rats. The remarkable suppression of H1R mRNA in nasal mucosa was observed. RJ and BGPP also suppressed the expression of IL-9 gene. RJ and BGPP suppressed phorbol-12-myristate-13-acetate-induced Tyr311 phosphorylation of PKCδ in HeLa cells. In RBL-2H3 cells, RJ and BGPP also suppressed NFAT-mediated IL-9 gene expression. These results suggest that RJ and BGPP improve allergic symptoms by suppressing PKCδ and NFAT signaling pathways, two important signal pathways for the AR pathogenesis, and suggest that RJ and BGPP could be good therapeutics against AR.
著者
秋山 信彦 今井 秀行 小笠原 義光
出版者
Japanese Society for Aquaculture Science
雑誌
水産増殖 (ISSN:03714217)
巻号頁・発行日
vol.42, no.2, pp.231-238, 1994-06-20 (Released:2010-03-09)
参考文献数
17
被引用文献数
1

ミヤコタナゴの繁殖用産卵基質として用いるカワシンジュガイの有効性を調べ, ほかに6種の淡水産二枚貝と比較検討した。7種の二枚貝をミヤコタナゴの産卵用水槽に入れた場合, ミヤコタナゴは, カワシンジュガイに対して最も多く繁殖行動を行い, 産卵した卵・仔魚数もカワシンジュガイが最も多かった。しかし, カワシンジュガイを除くと, ミヤコタナゴは特定の種だけに繁殖行動を多く行うことはなく, 産卵した卵・仔魚数も極少数であった。実際にカワシンジュガイを用いて, ミヤコタナゴを繁殖した結果, 雌1個体・1か月あたりの浮出仔魚数は6.65と6.81個体であり, 従来用いられてきた産卵基質二枚貝で繁殖した場合より多かった。以上の結果から, カワシンジュガイは, ミヤコタナゴを増殖させるための産卵基質として有効であると, 考えられる。
著者
山田 剛一 中川 裕志
雑誌
全国大会講演論文集
巻号頁・発行日
vol.52, pp.57-58, 1996-03-06

話し言葉を扱おうという研究が増えている。話し言葉の特徴として挙げられる現象はいくつかあるが、その一つに、助詞の省略(脱落)と呼ばれているものがある。例えば、次の文では「私の発表」という名詞句の後ろに助詞が存在しない。(1)私の発表何番目でしたっけ?特にかしこまった場面でなければ、話し言葉では、このような無助詞の名詞句が頻繁に現れる。既存の書き言葉の文法を持った解析システムでは無助詞を扱うことはできないので、何らかの助詞を補って、書き言葉での適格文にする必要がある。しかし、本当に助詞が省略されていて、それを補わなければならないのだろうか。

1 1 1 0 OA 旗本五人男

著者
春錦亭柳桜 口演
出版者
駸々堂
巻号頁・発行日
1892
著者
藤原 秀之
出版者
国公私立大学図書館協力委員会
雑誌
大学図書館研究 (ISSN:03860507)
巻号頁・発行日
vol.89, pp.1-9, 2010-08-31 (Released:2017-11-07)

図書館,資料館等が所蔵するさまざまな文化資源(図書,博物資料)のデジタルアーカイブ化は,多くの機関で進展を見せている。今後はデータの蓄積から各機関による積極的な情報発信の手段として活用されなくてはならない。アーカイブが原本代替資料として高度な情報を提供することが,あらたな研究の進展をうむと同時に,原本の利用を抑えることによる資料保存の効果も高い。デジタルアーカイブの現状と今後の課題,展望について早稲田大学図書館が企画・運営する「古典籍総合データベース」の事例をもとに考察を加える。
著者
山本 慶佑 荒井 幸代
出版者
一般社団法人 人工知能学会
雑誌
人工知能学会全国大会論文集
巻号頁・発行日
vol.2018, pp.4D2OS18c02, 2018

<p>実世界における多くの問題は,複数の競合する目的からなる多段階・多目的最適化問題(MOP)として定式化することができる.そのため,あらかじめ十分な解候補を提示しなければ妥協解を見つけることは困難である. そこで,本稿ではパレート最適解を網羅的に発見する手法を提案する.本研究のアプローチは,実世界の問題は報酬を獲得するまでに複数の行動の評価値を必要とするため,多目的強化学習に基づいている.本研究では,「収集車の容量」と「収集時間」の2つの目的からなる「ごみ収集問題」に適用して評価した.</p>
著者
西岡 千文
出版者
日本伝統鍼灸学会
雑誌
伝統鍼灸 (ISSN:21875588)
巻号頁・発行日
vol.45, no.1, pp.36-42, 2018-07-20

本稿では、2017年12月1日に正式公開された京都大学貴重資料デジタルアーカイブについて紹介する。京都大学では、近年、京都大学オープンアクセス推進事業等により、人文社会学系研究基盤の強化を目指して、資料の電子化・公開に積極的に取り組んでいる。資料の画像データの効果的な発信を目的として、デジタルアーカイブは開発された。デジタルアーカイブは国際的な画像データの相互利用の促進を目的とした枠組みであるIIIF (International Image Interoperability Framework) に準拠している。また、本稿は、デジタルアーカイブで公開されている代表的なコレクションの一つである富士川文庫についても紹介する。富士川文庫は、富士川游博士が『日本醫學史』編纂にあたり収集した約5,000点の古医書のコレクションである。これらの画像データをデジタルアーカイブで公開することで、資料に関する研究が推進されることを願っている。
著者
五十嵐 和彦
出版者
一般社団法人 日本心身医学会
雑誌
心身医学 (ISSN:03850307)
巻号頁・発行日
vol.57, no.4, pp.343-349, 2017 (Released:2017-04-03)
参考文献数
18

細胞種特異的なDNA情報の発現は, 主にヒストンやDNAの化学修飾と転写因子によって制御される. 特に化学修飾による調節は比較的安定な変化をもたらすため, しばしばエピジェネティクスと呼ばれる. Rett症候群など先天性の疾患やがん細胞ではエピジェネティクス変化を伴うことから, エピジェネティクスと疾患の関連も注目されている. ヒストンのアセチル化は中間代謝物のアセチルCoAを, ヒストンやDNAのメチル化はS-アデノシルメチオニン (SAM) をそれぞれ化学基の供与体とすることから, これら修飾反応と代謝や栄養との関連が注目を集めつつある. SAM合成酵素の一つであるMAT2 (methionine adenosyltransferase 2) は転写因子MafKやBach1, そしてヒストンメチル化酵素と複合体を形成し, 酸化ストレス応答を抑制することから, このような酵素複合体はメチオニン代謝系とエピジェネティクス系の共役機構を成していると考えられる. 近年, 胎生期の栄養状態により成人病などの発症が影響を受けることから, 栄養とエピジェネティクスの関係が注目されているが, その分子病態は明らかではなく, さらなる研究が必要である.
著者
Yoshimi Sueishi Hiroaki Masamoto Yashige Kotake
出版者
SOCIETY FOR FREE RADICAL RESEARCH JAPAN
雑誌
Journal of Clinical Biochemistry and Nutrition (ISSN:09120009)
巻号頁・発行日
pp.18-41, (Released:2018-12-05)
参考文献数
19

Ginger (Zingiber officinale Rosc.) root (or rhizome) has been reported to have antioxidant properties such as reactive oxygen species scavenging activities. Using multiple free-radical scavenging method, we have newly determined the scavenging abilities of ginger roots against five reactive oxygen species, i.e., HO•, O2−•, RO•, tert-BuOO•, and 1O2. After heating grated ginger roots at 80°C for 2 h, nearly 50% decrease in scavenging ability was recorded against 1O2 and tert-BuOO•. Conversely, the O2−• scavenging ability increased by about 56% after heat treatment. Based on the antioxidant activity measurement of the ginger’s components, i.e., 6-gingerol, 6-shogaol, and zingerone, active species acting as antioxidant capacity of ginger was shown. Additionally, ginger’s antioxidant capacity was quantitatively compared with that of rosemary extract, indicating that rosemary is peroxyl specific scavenger while ginger has higher scavenging ability against HO• and 1O2.
著者
岡本 安晴
出版者
日本情報教育学会
雑誌
情報教育ジャーナル (ISSN:24326321)
巻号頁・発行日
vol.1, no.1, pp.70-77, 2018 (Released:2018-12-04)
参考文献数
16

心理学における量的研究法と質的研究法の現在のような区別は消失し,両研究法は情報通信技術(ICT)を活用した研究法に統合されると考えられる.心理学およびその関連領域におけるICT的研究法の歴史を振り返り,未来の心理学におけるその可能性について考える.ICT において創造的な若者を育成するために,Pythonプログラミングを教えることを提案する.
著者
寺田 好秀
出版者
日本情報教育学会
雑誌
情報教育ジャーナル (ISSN:24326321)
巻号頁・発行日
vol.1, no.1, pp.66-69, 2018 (Released:2018-12-04)
参考文献数
8

本稿では,『慶應義塾家計パネル調査』の2015年調査を利用し,インターネットの利用が人々に幸福感を与えているかどうかを,幸福度研究の視点から明らかにする.「幸福度」を被説明変数とした順序プロビット・モデルによる推定の結果,「インターネット利用」の係数が正の値を取り,0.1%水準で有意であった.このことから,インターネットの利用は人々に幸福感を与えており,2015年1月時点の我が国においてはインターネット・パラドックスが生じていないことが明らかになった.
著者
今井 晨介 尾上 洋介 宮野 公樹 日置 尋久 小山田 耕二
出版者
社団法人 可視化情報学会
雑誌
可視化情報学会論文集
巻号頁・発行日
vol.37, no.8, pp.40-47, 2017
被引用文献数
1

<p> 現代社会は複雑化が進み,様々な分野で解決困難な社会課題に直面している.学術界はこれらの課題解決を担ってきたが,学術分野の細分化が増すにつれて,単一の学術分野でこれらの社会的課題を解決することが困難になってきている.この様な状況下で,学際研究は重要な位置付けとなる.学際研究では,異なる分野の研究者が互いの研究の価値観,文化を理解することが重要となる.本研究の目的は,異なる研究分野間での研究者の相互理解を促進させることである.本研究では,研究者を対象に行われたアンケート結果を分析した.アンケートでは研究者の研究に対する価値観,行動様式を調査している.我々は,このアンケート結果から研究コミュニティを検出し,コミュニティの文化的特徴を抽出した.この分析結果を,学術分野の文化を表現するレーダーチャートとネットワークによって可視化した.これらの可視化結果によって学術分野間の文化的差異をより簡単に比較可能になり,異なる分野の研究者の相互理解の助けとなると考えられる.</p>