著者
鉄道省 編
出版者
鉄道院
巻号頁・発行日
vol.大正12年度, 1926
著者
美添一樹
出版者
一般社団法人情報処理学会
雑誌
情報処理 (ISSN:04478053)
巻号頁・発行日
vol.49, no.6, pp.686-693, 2008-06-15
参考文献数
6
被引用文献数
11

囲碁は,主なボードゲームの中でコンピュータの挑戦を拒み続けてきた唯一のゲームである.囲碁の難しさは良い評価関数を作ることが困難であるということに起因していた.しかし2006年にコンピュータ囲碁の世界にまったく新しいアルゴリズムがもたらされた.評価関数が不要という画期的な探索アルゴリズム,通称,モンテカルロ木探索と呼ばれるものである.登場から2年あまりで9路盤ではプロ棋士を破るほどの強さを獲得した.そのアルゴリズムの性質や理論的背景について述べ,今後の展望を探る.
著者
藤本 幸治
出版者
京都外国語大学
雑誌
Cosmica (ISSN:03899780)
巻号頁・発行日
vol.37, pp.59-82, 2007

Everybody knows Superman, Batman, and Spider-man. However, how much do we know about them? Are they nothing but comic heroes? That may be right. But a comic book can be a very important information tool, namely a media. Also, it is often the case that a media affects people's lives or even reflects our beliefs and religious ideas. Everybody has heard of American comics but we really don't know where they came from and where they are going to. So in this paper, I will investigate the last fifty-year history of American comics, where we can find some superheroes, who also are among the people who have created them. What is good about studying American comics or superheroes? Here I will try to find some of the possible answers.
著者
中井 義明
出版者
日本西洋古典学会
雑誌
西洋古典學研究 (ISSN:04479114)
巻号頁・発行日
vol.37, pp.12-22, 1989-03-15

Herodotus says that king Xerxes led his unprecedentedly huge forces and invaded Europe in 480 B C The size of the expeditionary force, including troops from Europe and non-combatants, was more than five million persons Other ancient sources agree that the great king's forces were vast in scale, but differ as to their number The German empire mobilized seven armies, i e, one million, five hundred thousand soldiers, on the western front at the beginning of the First World War The German troops were supplied, via thirteen railways, five-hundred-fifty trains a day Nevertheless, they were distressed by shortage of provisions Could the Persian empire, which had only primitive transport, maintain such huge forces for a long time and in a far distant country? Her transportation capability was meager It seems impossible that she mobilized and continued to supply such huge forces Modern historians doubt the size of the Persian forces which Herodotus gives They try to reduce his number to reasonable levels For that purpose they use two methods One is the philological method, used by many historians They criticize the texts and make known the organization of Xerxes' forces and the commanders' names There were three infantry divisions, three cavalry brigades, the Immortals, the guard troops and the non-combatants But, if one doubts about Herodotus' number, the size of the forces remains unknown The other method used employs logistics Gen Maurice and Gen v Fischer used this method They heed that the volume of provisions carried by the transport corps determined the scale of the forces This necessitates the fixing of some variables the mean speed, the size of the files, the carrying capability of pack animals and the rate of consumption of provisions What was the Persians' speed? It must have been that which reached the maximum value of the rate of flow There are some models for inquiring into the relation between the mean speed and the rate of flow I use Greenschields' model The outcome of my computation is that six parasangs a day is best, five a day next best and seven a day third best According to Xenophon's Anabasis, the Persians frequently marched six or seven parasangs a day When they crossed a bridge or river, their speed slowed Five parasangs a day was the usual speed So, I think that Xerxes' forces crossed the Hellespontos at the rate of five parasangs a day The rate of flow of animals was 500 4 heads/h, the rate of flow of infantrymen 1,429 7 persons/h What was the size of the Persian files? Gen v Fischer thought four files to be the usual size of the infantiy and two files that of the cavalry and transport corps I follow his view As the transport corps continued to cross for 7 days and nights, the total number of pack animals is 168,134 The transport corps carried 33,626,800 Ibs, consumed 31,945,460 Ibs, and could offer 1,681,340 Ibs to the combatants Such volume of provisions can maintain 41,000 infantrymen and 4,000 cavalrymen The number of an infantry division was 10,000 men, the number of cavalry brigade 1,000 men Xerxes' forces numbered 45,000 men Many historians think that the Persian fleet was far superior to the Greek Some believe in Herodotus' number, some modify his number to 1,000 or 800 or 600 Before the battle of Salamis, all Persian ships anchored in Phaleron bay I use this fact as a clue to estimating their scale I divide the length of the seashore by the width a trireme occupies in action The outcome is 300 ships The original fleet probably numbered about 400 ships My conclusion is that the land forces numbered 45,000 persons and the fleet 400 ships
著者
坂田 圧巳 松本 真治 山内 正明 岡本 健
出版者
北海道大学観光学高等研究センター、鷲宮町商工会 = Center for Advanced Tourism Studies, Hokkaido University, Washimiya Town Commerce and Industry Association
雑誌
CATS 叢書 (ISSN:03855961)
巻号頁・発行日
vol.4, pp.30-55, 2010-03-20

次世代まちおこしとツーリズム : 鷲宮町・幸手市に見る商店街振興の未来 = Community Development and Tourism for the Next Generation
著者
岡部 和代 黒川 隆夫
出版者
社団法人日本家政学会
雑誌
日本家政学会誌 (ISSN:09135227)
巻号頁・発行日
vol.57, no.11, pp.743-751, 2006-11-15
参考文献数
7

ブラジャーは女子の肌に密着するファンデーションとして,消費者の感性的ニーズをデザインに反映させる必要がある.消費者の好みや感性をデザインに活かすには,評価した人の特性を評価し,類型化することが必要となる.そこで,本研究では日本人若年女子193名にタイプの異なるブラジャー5種を対象として官能評価を行わせ,ブラジャーの特性を明らかにした上で,判定者の類型化を行った.ブラジャーに共通した因子として,ズレ感,揺れ感,圧迫感,整容感,背面・脇押え感を抽出した.特にズレ感や揺れ感の因子は寄与率が高く,また総合的な着心地との相関が高かった.タイプ別に導出した判定者の因子スコアを原データとしてクラスタ分析を行い,判定者を4クラスタにパターン分類した.クラスタごとに官能評価結果を分析することにより,評価の深層を浮かび上がらせることが可能になるということが示唆された.さらに評価結果は,判定者がブラジャーについてどのような感覚が強いか,ひいてはブラジャーに何を要求しているかを表すものと考えることができる.判定者が多ければ,判走者のクラスタはそのまま消費者のクラスタと考えられ,官能評価分析の結果をニーズに基づく商品設計に応用できるはずである.しかし,官能評価の判定者の反応が多様であることから,官能評価の方法や商品設計について考えさせられる点が多かった.本研究では4クラスタに分類したが,ほとんどの項目に中間の評価をするクラスタ1の判走者が多く含まれる官能評価では明瞭な結果が得られない可能性が高くなるし,クラスタ2とクラスタ3のように反応差が大きい判定者が混じっている場合も平均化されて暖味な結果に終わることが考えられる.消費者の感性を商品に反映し,質の向上を図るためにはクラスタごとに官能評価結果を分析して深層を浮かび上がらせることの重要性が示唆された.
著者
今野 暁子 及川 圭子
出版者
一般社団法人日本調理科学会
雑誌
日本調理科学会誌 (ISSN:13411535)
巻号頁・発行日
vol.36, no.1, pp.39-44, 2003-02-20
被引用文献数
2

The extent to which iron is eluted by different cooking methods from an iron pot during cooking was investigated. The addition of seasonings and the use of oil, as well as the effect of heating time,・were evaluated. The amount of iron eluted tended to be less with the use of oil, and was also affected by the seasoning added during cooking. In particular, the amount of iron eluted was markedly increased when vinegar was added. The amount of iron eluted also increased with increasing heating time. 78-98% of the iron that was eluted from the iron pot was in the form of easily absorbed ferrous compounds. Added vinegar resulted in 98% of the eluted iron consisting of ferrous compounds which exhibited outstanding stability. The results of this study demonstrate that the amount of iron supplied depended on the cooking method employed.
著者
松本 秀人
巻号頁・発行日
2010-03-25

本研究の目的は、日本の観光および日本の公共図書館を対象として、観光と図書館の融合の可能性について様々な角度から考察を行うことにより、こんにちの観光および図書館がそれぞれ持っている課題の解決に、観光と図書館の融合がはたす役割を示すことにある。そしてこれにより、観光や図書館の関係者をはじめ、地域住民や行政機関などに、観光の創出、図書館運営のあり方、まちづくりの実践活動について、新たな手がかりを提供する。全体の概略は、まず観光の課題と図書館の課題を述べ、この解決にあたって「両者の融合が双方の課題解決に役立つ可能性がある」という仮説を立て、予備的な考察をふまえた上で、観光と図書館の融合の可能性を具体的に考察し、さらに観光者と地域とを結ぶコミュニケーションの媒介役として図書館をとらえた「観光者と地域とのコミュニケーションモデル」を試案として提示する、という構成とした。こんにちの日本の観光における主な課題として、(1)地域主導による観光振興、(2)観光の多様化・高度化への対応、の2点をあげることができる。本研究では、これらの課題を解決するために公共図書館に着目した。なぜなら、公共図書館は地域によって運営され、地域の情報拠点であり、多様な資料を所蔵している、などの特徴を持っており、これが前述した課題に対応しうる可能性を持っていると考えられるからである。一方、日本の公共図書館も様々な課題を持っており、主な課題として、(1)新たなサービスをどう展開するか、(2)地域にどのように貢献するか、の2点をあげることができる。そこで、「新たなサービス=観光者へのサービス」、「地域貢献=地域情報の発信や観光振興を通して地域に貢献」という発想を導入してみると、図書館の課題に対して、観光を意識した活動を図書館が行うことが対応策のひとつとして考えられるのである。このように、観光の側からも図書館の側からも互いに着目する理由があるように考えられることから、「観光と図書館が融合することによって、双方にメリットがもたらされるのではないか」という仮説を立て、この仮説をもとに考察を進めた。本研究における「融合」という表現は、簡単にいうと、観光と図書館が様々な点で連携し合うこと、直接的あるいは間接的に利活用することなどを意味しているが、特に「融合」という表現を用いた理由は、「融合によって新たな価値がもたらされる」という点に注目したからである。次に、観光と図書館の融合について具体的な考察を進める前に、図書館の特性からみた観光との関連性、観光と図書館の社会対応にみられる類似性の2点について予備的な考察を行った。まず「図書館の特性」については、(1)社会的な記憶装置としての図書館、(2)地域文化の可視化装置としての図書館、(3)情報の濾過装置としての図書館、という観点から説明を行い、図書館の特性が地域文化や観光と関連があることを示した。また「観光と図書館の社会対応にみられる類似性」については、(1)(訪日・在日)外国人への対応、(2)滞在志向への対応、(3)専門性重視への対応、(4)学習重視への対応、という点をあげて、両者の類似性を述べ、ここにも両者に関連性があることを示した。これらの準備的考察をふまえたうえで、図書館の諸要素からみた観光との融合の可能性について、事例をあげつつ具体的な考察を行い、またそれらの整理と分類を試みた。考察にあたっては、図書館の側に視点を置き、図書館の基本的な要素(「資料」「サービス」「施設)について考察し、次に「図書館と地域社会」に関する要素について考察し、さらに「インターネット社会との関連」について考察し、これらに分類しにくいものを「その他」としてまとめた。それぞれの項目では、まず要素について説明を行い、参考となる事例を紹介し、その上で融合の可能性について分析を行った。この考察によって、観光と図書館が様々な点で融合する可能性があることを具体的に示すとともに、様々な要素を分類して列挙することで、今後の研究のためのチェックリストとなるよう配慮した。さらに、具体的な考察の中でみられる観光者と図書館のコミュニケーションの部分に注目し、図書館を媒介役とする「観光者と地域とのコミュニケーションモデル」を試案として提示した。このモデルを提示することにより、観光と図書館の融合において、図書館が観光者と地域とのコミュニケーションの媒介役として機能しうる点を強調した。最後にまとめとして、観光と図書館の融合によってもたらされる「新たな価値」について述べた。すなわち、図書館にとっては「新たな利用者の出現」をもたらし、観光にとっては「図書館も観光資源である」という認識をもたらし、地域住民にとっては「“まちづくり”という営為の記録を次世代に残す仕組み」として図書館をとらえる認識をもたらす。このように観光と図書館の融合は、これまでになかった価値が創出される可能性を持っており、さらに総体的にみれば、観光と図書館の融合によって観光創造に貢献する可能性もあると考えられる。
著者
小谷 允志
出版者
国立研究開発法人 科学技術振興機構
雑誌
情報管理 (ISSN:00217298)
巻号頁・発行日
vol.53, no.2, pp.79-87, 2010 (Released:2010-05-01)
参考文献数
2

2009年6月,日本で初めての公文書管理の基本法である「公文書管理法」が制定された。この法律は,公文書を民主主義の根幹を支える国民共有の知的資源と位置付け,公文書管理に関する基本的事項を定めることにより,国と独立行政法人が適切で効率的な行政運営を行い,説明責任を全うすることを目的としている。この法律が制定されるまでの経緯,制定の意義並びにこの法律のポイントと特長,これからの課題等について解説する。
著者
大城 直雅 國吉 和昌 中村 章弘 新城 安哲 玉那覇 康二 稲福 恭雄
出版者
公益社団法人 日本食品衛生学会
雑誌
食品衛生学雑誌 (ISSN:00156426)
巻号頁・発行日
vol.49, no.5, pp.376-379, 2008-10-01 (Released:2008-11-25)
参考文献数
16
被引用文献数
10 9

家庭菜園で栽培したナスの入ったスパゲティーミートソースを摂食した夫婦が,ふらつき,ろれつがまわらない,意識混濁などの症状を呈し,相次いで救急診療を受診した.このナスはチョウセンアサガオに接木したもので,食品残品と患者血清からスコポラミンとアトロピンが検出された.本事例は沖縄県初のチョウセンアサガオ関連食中毒事例であり,接木による食中毒事例は本邦初の報告と思われる.
著者
中村 美咲 西川 和男
出版者
Osaka Urban Living and Health Association
雑誌
生活衛生 (ISSN:05824176)
巻号頁・発行日
vol.53, no.4, pp.239-246, 2009-10-30 (Released:2009-11-10)
参考文献数
3
被引用文献数
1

We have developed a discharge plasma air-cleaning technology known as PlasmaCluster IonR (PCI), which generates both positive and negative ions in the air. The present study was designed to determine the mechanism of the ions' effect on bacteria. We confirmed that PCI destroys the surface of airborne and attached bacteria. The present paper reports the principle of PCI and the results of examination of its bactericidal effect. We also show how the device produces cluster ions from a specially designed discharge electrode and investigate what types of ion are detected in mass-spectroscopy analysis.
著者
河谷 大和 柏崎 礼生 高井 昌彰 高井 那美
出版者
一般社団法人電子情報通信学会
雑誌
電子情報通信学会技術研究報告. IE, 画像工学 (ISSN:09135685)
巻号頁・発行日
vol.109, no.415, pp.113-118, 2010-02-08

近年,日本を代表するデジタルコンテンツとしてアニメ作品が注目され,特に,萌えアニメ作品と呼ばれる作品群が著しく増加している.また,アニメ人物キャラクターの魅力=萌えという概念が社会的にも広く認知されつつあり,萌えをコンセプトとする様々なビジネスの市場展開が活発である.そのような中,多種多様なアニメコンテンツ群から好みのものを自身の萌え基準で容易に検索分類したいというニーズが高まっている.そこで本稿では,萌えアニメキャラクターの顔画像に特化した萌え因子特徴抽出と評価法について述べ,これを応用したアニメキャラクター画像検索・分類システムの開発・実装及び実行結果について述べる.本システムを用いることで,アニメキャラクター画像データの萌え因子を自動分析し,ユーザの萌え基準に基づいた画像データの分類や検索が可能である.
著者
牧村 真帆 山内 祐平
出版者
日本教育工学会
雑誌
日本教育工学会論文誌 (ISSN:13498290)
巻号頁・発行日
vol.33, pp.173-176, 2009
参考文献数
4

ワークショップのデザインプロセスのうち,初期段階のアイディアの生成過程における実践家の思考過程を明らかにすることを目的とし,6名の実践家を対象に,思考発話法と半構造化インタビューを用いて実験を行った.案の生成と下見時の空間体験との関係について分析を行った結果,新たな案が生まれる際に,空間がそのきっかけとなっていることが明らかになった.また,デザインプロセスにおいて既出の案が別の案へと展開される際にも,多くの場合空間に関する気づきや解釈がきっかけとなっていることがわかった.