著者
前田 博 進士 五十八 Hiroshi MAEDA SHINJI Isoya 東京農業大学大学院農学研究科環境共生学専攻 東京農業大学地域環境科学部造園科学科 Specialize of Environment Symbiosis Department of Agriculture Tokyo University of Agriculture Department of Landscape Architecture Science Faculty of Regional Environment Science Tokyo University of Agriculture
巻号頁・発行日
vol.53, no.3, pp.274-282,

平成15年の地方自治法の改正によって公の施設に関して「指定管理者制度」が導入されることとなり,地方公共団体の所有する各種の施設と並んで都市公園もその対象となった。導入時のいきさつから招かれざるものとして公園管理者に受け止められた制度であるが,施行から2年を経過した現在比較的好印象で迎えられているように感じられる。そこで,都市公園管理史の観点から「指定管理者制度」の導入が都市公園の管理行政にどのような意味を持つかを検証した。考察の結果,「指定管理者制度」の導入は太政官布達第16号以来の都市公園管理史における転換期の特徴である外圧性と偶然性を持ち,近年の都市公園管理行政の閉塞感を打破する可能性,むしろ将来的に市民利用本位の公園管理のあり方を示唆する主要方策のひとつであることがわかった。具体的には ○1公園管理を再点検 ○2正確な数量把握による予算確保 ○3評価のための利用者意向把握等の動きが見られ,財政悪化時代を迎え危機的状況にあった公園管理行政の転換点となった。
著者
Khem Raj Joshi Hari Prasad Devkota Takashi Watanabe Shoji Yahara
出版者
The Pharmaceutical Society of Japan
雑誌
Chemical and Pharmaceutical Bulletin (ISSN:00092363)
巻号頁・発行日
vol.62, no.2, pp.191-195, 2014-02-01 (Released:2014-02-01)
参考文献数
24
被引用文献数
3 4

Three new glycosides: thotneoside A (quercetin 3-O-(6″-O-phenylacetyl)-β-D-galactopyranoside) (1), thotneoside B (quercetin 3-O-(6″-O-phenylacetyl)-β-D-glucopyranoside) (2) and thotneoside C (3-methyl-2-butenoic acid 1-O-β-D-glucopyranoside) (3), together with nine known compounds; quercetin (4), quercetin 3-O-β-D-galactopyranoside (5), quercetin 3-O-(6″-O-galloyl)-β-D-galactopyranoside (6), quercetin 3-O-β-D-galacturonopyranoside (7), quercetin 3-O-β-D-glucuronopyranoside (8), quercetin 3-O-α-L-rhamnopyranoside (9), rutin (10), quercetin 3-O-α-L-arabinopyranoside (11) and 2,4,6-trihydroxyacetophenone 2-O-β-D-glucopyranoside (12) have been isolated from the shade dried leaves of Aconogonon molle, commonly known as “Thotne″ in Nepal. The structures were elucidated on the basis of chemical and spectroscopic methods. All of these compounds were isolated for the first time from A. molle and their in vitro antioxidant activity was evaluated by 1,1-diphenyl-2-picrylhydrazyl (DPPH) free radical scavenging assay. Quercetin (4) and its glycosides (1–2, 5–11) showed potent free radical scavenging activity.
著者
水内 俊雄
出版者
経済地理学会
雑誌
経済地理学年報 (ISSN:00045683)
巻号頁・発行日
vol.40, no.1, pp.1-19, 1994-03-31 (Released:2017-05-19)
被引用文献数
4

空間への言及は近年隣接諸科学において著しいものがある. 中でも都市史研究は, 都市論, 江戸・東京論と接合して, 多くの研究蓄積をみる. 本稿では特に, 明治期以降の近代都市空間形成を分析対象にした都市史研究にいかなる蓄積があるかを概観した. 中でも地理学の研究視角に符合し, それでいながら, 地理学が不問にしてきたいくつかの問題群について, 空間構築論, 空間を創出する思想, 計画的意図, それらを背景から支える政治的・社会的コンテキストを踏まえた立場からの研究整理を行なった. 明治期においては, 東京の市区改正事業を除いて, 都市の経済基盤を支える成長部門への投下が市営事業の成立につながり, 加えてイベントを利用した街路整備事業が主流をなしたこと, 大正中期の本格的都市政策の登場の背景として, 都市イデオローグの存在の重要性を指摘し, その制度自体が社会政策・住宅政策と混合し, なおかつ都市計画も包含されるような, まさしく都市社会政策が, 新たな都市空間の創出をになったこと, 震災復興事業などで実際の事業が大々的に進行してゆく中で, 区画整理事業などが全国的に一般化したこと, 戦時体制では, 規格化・標準化の流れの中で, 都市計画, 住宅政策の質的転換がみられ, 社会政策的色合いが薄くなり, その画期をなす事業がニュータウンづくりの原初形態としての新興工業都市計画事業であったことなどを指摘した. なお, 創出された都市空間のさまざまな断片をいかに解読するか, その行為や心性を読み, 文化を摘出する作業は, 本稿では紙幅の関係もあり, 触れていない.
著者
羽鳥 徳太郎
出版者
公益社団法人 日本地震学会
雑誌
地震 第2輯 (ISSN:00371114)
巻号頁・発行日
vol.29, no.4, pp.355-363, 1976-12-15 (Released:2010-03-11)
参考文献数
5
被引用文献数
2 2

The Kalapana tsunami was generated off the south coast of Hawaii Island, accompanying the earthquake of magnitude Ms=7.2 (NOAA), at 14h 48m (GMT), Nov. 29, 1975. Some features of this tsunami are investigated on the basis of tide gauge records of NOAA and Japan, adding the reports of the US field investigation.Tsunami magnitude of the Imamura-Iida scale is decided as m=2, judging from the tsunami heights observed near and distant fields. The initial motion of the tsunami waves was in an upward direction at the whole Hawaiian stations, suggesting the uplift of the sea-bottom in the tsunami source area. The source dimension of tsunami is inferred to be 70km along the south coast of Hawaii Island, and the area is 2.2×103km2. By applying the corrections for the refraction and shoaling from the inundation heights at the Hawaii Island, the average vertical displacement of 1.2m would be occurred in the source area. The tsunami energy of approximately is 1.6×1020 ergs. According to statistical relation, the present tsunami is large compared with the earthquake magnitude.The tsunami fronts arrived in NE Japan at about 7h 40m after the occurrence of the earthquake. The maximum double amplitude is 20-30cm with the period of about 15min and the amplitude is relatively higher than that in SW Japan. It is noticed that the wave rays emitting the tsunami source concentrate in the Kuril Islands.

15 0 0 0 OA 新板車つくし

著者
重宣
出版者
辻安
雑誌
おもちゃ絵
巻号頁・発行日
1855
著者
石井 晃 太田 奨
出版者
一般社団法人 日本応用数理学会
雑誌
応用数理 (ISSN:24321982)
巻号頁・発行日
vol.25, no.2, pp.50-58, 2015-06-25 (Released:2017-04-08)

We apply a mathematical theory for hit phenomenon for prediction of the "general election" of AKB48 which is very popular girls group in Japan.
著者
石井 晃
出版者
特定非営利活動法人 組織学会
雑誌
組織科学 (ISSN:02869713)
巻号頁・発行日
vol.48, no.4, pp.5-20, 2015-06-20 (Released:2016-04-07)
参考文献数
16

ヒット現象の数理モデル(石井他2012)を社会の中の人間間相互作用の力学として紹介する.このモデルを社会的ニュース,映画興行,ドラマ視聴率,AKB 選抜総選挙に応用した.
著者
戸倉 新樹
出版者
一般社団法人 日本アレルギー学会
雑誌
アレルギー (ISSN:00214884)
巻号頁・発行日
vol.55, no.11, pp.1382-1389, 2006-11-30 (Released:2017-02-10)
参考文献数
14
被引用文献数
1

光アレルギー機序で発症する疾患には,光接触皮膚炎,薬剤性光線過敏症,日光蕁麻疹,慢性光線性皮膚炎(CAD)がある.通常のアレルギーには,接触皮膚炎,薬疹を代表とするように抗原物質が明瞭なものと,アトピー性皮膚炎,蕁麻疹などのように必ずしもアレルゲンを決定しえないものとがある.この事情は光アレルギーについても同様であり,光接触皮膚炎,薬剤性光線過敏症は抗原となる光感受性物質が明らかであり,その他は明確でない疾患となる.光接触皮膚炎は,抗原が皮膚に塗られて,紫外線が当たって発症し,薬剤性光線過敏症は抗原が薬剤という形で経口投与されて,紫外線が当たって発症する.光接触皮膚炎の原因には,ケトプロフェン,スプロフェンやサンスクリーン剤がある.診断は光貼布試験が決め手となる.薬剤性光線過敏症の原因には,ニューキノロン,ピロキシカム,降圧利尿薬,チリソロール,メチクランをはじめとして多くの薬剤がある.原因物質は光ハプテンとしての性格を持っており,内服照射試験と光貼布試験を行う.CADは,外因性光抗原を原因としない自己免疫性光線過敏症と呼ぶべき疾患で,時にHIV陽性者,ATL患者に発症する.CADの病変組織にはCD8^+T細胞が浸潤している.CD4^+T細胞の数的・機能的減少がCD8^+T細胞を暴走させCADを誘導する可能性がある.
著者
Yasuaki Nakayama Yuto Tashiro Yusuke Suzuki Yu Kajiwara Hala Zeidan Mirei Kawagoe Yuki Yokota Takuya Sonoda Kanako Shimoura Masataka Tatsumi Kengo Nakai Yuichi Nishida Tsubasa Bito Soyoka Yoshimi Tomoki Aoyama
出版者
The Society of Physical Therapy Science
雑誌
Journal of Physical Therapy Science (ISSN:09155287)
巻号頁・発行日
vol.30, no.4, pp.630-635, 2018 (Released:2018-04-20)
参考文献数
40

[Purpose] Few studies on the transverse arch (TA) in the forefoot have been conducted. The forefoot is where pains occur most frequently and is related to walking and balance; hence, paying attention to TA is vital. However, the relationship between TA and foot muscles has not been investigated. Therefore, this study aims to investigate muscles related to TA. [Subjects and Methods] Nineteen healthy young males were included. Measurements of their feet, excluding one foot with recent foot pain (n=37), were obtained. The height of TA (TAH) was measured in two ways: during 10% and 90% loading of body weight. The cross-sectional area and thickness of five muscles were measured: flexor digitorum longus, peroneus longus and brevis, flexor hallucis brevis, flexor digitorum brevis (FDB) and abductor hallucis (ABH). All measurements were performed with an ultrasound device. [Results] FDB and ABH were correlated with TAH during 10% and 90% loading after removing the effect of body mass index and age. The greater FDB and ABH, the higher TAH. [Conclusion] As FDB becomes larger, the second, third and fourth metatarsal heads are raised more. Furthermore, the height of the first metatarsal head is lowered by a larger ABH. These mechanisms may increase TAH.
著者
戸倉 新樹
出版者
一般社団法人 日本内科学会
雑誌
日本内科学会雑誌 (ISSN:00215384)
巻号頁・発行日
vol.96, no.5, pp.1006-1012, 2007 (Released:2012-08-02)
参考文献数
14

光アレルギー機序で発症する疾患には,1)光接触皮膚炎,2)薬剤性光線過敏症,3)日光蕁麻疹,4)慢性光線性皮膚炎(CAD)がある.光接触皮膚炎,薬剤性光線過敏症は抗原となる光感受性物質が明らかであり,その他は明確でない疾患となる.光接触皮膚炎は,抗原が皮膚に塗られて,紫外線が当たって発症し,薬剤性光線過敏症は抗原が薬剤という形で経口投与されて,紫外線が当たって発症する.光接触皮膚炎の原因には,ケトプロフェン,スプロフェンやサンスクリーン薬がある.診断は光貼布試験が決め手となる.薬剤性光線過敏症の原因には,ニューキノロン,ピロキシカム,降圧利尿薬,チリソロール,メチクランをはじめとして多くの薬剤がある.日光蕁麻疹は日光照射により膨疹が生ずる疾患である.CADは,外因性光抗原を原因としない自己免疫性光線過敏症と呼ぶべき疾患で,時にHIV陽性者,ATL患者に発症する.
著者
梅田 道生
出版者
東京大学
雑誌
特別研究員奨励費
巻号頁・発行日
2011 (Released:2011-12-12)

本年度は昨年度の後半に引き続いて東京大学において研究を行い, 選挙制度改革が有権者の政権評価や投票行動に与えた影響を検証するために, 近年発達したベイジアン動的線型モデルについての研究を行った。またこの手法の基礎となるベイズ統計学とコンピュータを利用したその応用法についても学んだ。さらにこのモデルを昨年度までに作成した1960年代より今日に至るまでの日本の有権者世論調査に関するデータセットに対して用い, 分析を進めた。分析の結果は近日中に論文としてまとめ, 学会において報告する予定である。また本研究課題の一部として, 昨年よりミシガン大学のマッケルウェイン教授と朝日新聞社が衆議院総選挙前にそれぞれの選挙区において行っている有権者調査の1979年以降のデータを用いた共同研究を行ったが, この研究の成果の一部である選挙区レベルでの政党支持及び無党派層の割合の推移と政党得票の関係について, 5月に京都大学で行われた2013年度日本選挙学会総会・研究会において報告することができた。そのほかの研究実績としては, 選挙区ごとの有権者と議員/候補者の政策選好の類似性, および現職優位性について論じた単独研究の成果をそれぞれ学会で報告したこと, 谷口将紀研究室のメンバーでの共同研究の成果を岩波書店『世界』にて発表したこと, さらにダートマス大学の堀内勇作教授との共同研究の成果を, 日本政治学会や米国政治学会などの学会で報告し, さらにその成果の一部に基づく論文を査読付研究誌に投稿したこと, 昨年度執筆した書評が出版されたことなどが挙げられる。
著者
坂根 嘉弘 Sakane Yoshihiro
巻号頁・発行日
vol.40, no.1・2, pp.83-101, 2018-02-28
著者
武者 賢一
出版者
日本地理教育学会
雑誌
新地理 (ISSN:05598362)
巻号頁・発行日
vol.48, no.2, pp.12-23, 2000-09-25 (Released:2010-04-30)
参考文献数
12
被引用文献数
2
著者
田中 重人

会議名: 日本学術会議公開シンポジウム「少子社会対策と医療・ジェンダー:「卵子の老化」が問題になる社会を考える」