著者
朝倉 聖子
出版者
国士舘大学
巻号頁・発行日
2016-03-20

平成27年度
著者
柴田 博仁
雑誌
情報処理学会論文誌 (ISSN:18827764)
巻号頁・発行日
vol.50, no.3, pp.1204-1213, 2009-03-15

本稿は,ディスプレイ構成の違いが業務にもたらす影響を定量的に測定することを狙いとするものである.知的財産管理業務を行う8人の被験者を対象に,17インチのシングルディスプレイ環境(Small条件)から,24インチの大画面ディスプレイ環境(Large条件),あるいは2つの17インチディスプレイを並置する多画面ディスプレイ環境(Dual条件)へと移行した前後で,およそ2週間ずつ実業務でのウィンドウ操作ログを取得した.ディスプレイ構成の違いによる業務効率化の程度は,ウィンドウ操作に要する時間の総和でとらえることができるという考えに基づき,ウィンドウの切替え,移動,サイズ変更というウィンドウ操作に要する時間を条件間で比較した.結果として,Small条件では,コンピュータ操作を行っている時間のうち8.5%をウィンドウ操作に費やしていることが分かった.これは,現状のウィンドウシステムにおける改善の必要性を示唆するものである.さらに,Small条件に対して,Large条件ではウィンドウ操作のコスト削減は見られなかったが,Dual条件では13.5%のコスト削減が見られた.これは,ウィンドウ操作に要するコストという観点から,大画面ディスプレイに対する多画面ディスプレイの優位性を示すものである.
著者
土井 康孝 辻田 美和 辻田 忠弘 Yasutaka Doi Miwa Tsujita Tadahiro Tsujita
出版者
甲南大学
雑誌
甲南大学紀要. 理工学編 = Memoirs of Konan University. Science and engineering series (ISSN:13480383)
巻号頁・発行日
vol.50, no.1, pp.1-26, 2003-07-31

東洲斎写楽の現存する浮世絵版画141点のうち、第一期作28点は写楽の作品で最も人気があり、それらすべてが役者絵である。役者絵なので女性の絵もすべて男性が演じているものである。写楽は女性の絵画を1点も残していないとされている。しかしその女性絵画は男性が演じているにもかかわらず女性の特徴を持つ。そこで写楽の浮世絵版画の第一期作の役者絵を男女に分けて目に焦点を当てて分析をおこなった。ある男役の順に男女12種類の目を当てはめたものを作り、被験者10人に対して男性の目か女性の目かという判断を行った。その際、女性の目を男性の顔に当てはめても明らかに違和感があるものはなかったが、女性の目を男性の目と区別できる人が多かった。そこで判別分析を用いて目の形状から男女の目の判別を行った。その結果、F_x=4.713Z_1-2.804Z_2+2.274Z_3-2.788という線形判別関数で男女の目を判別することができた。そして男女の目の判別において目の交差角が最も影響を与えることがわかった。次に上で求めた線形判別関数に実際の数値を代入し結果を求めた。その結果、男性の目でありながら女性の目であると判別されたものは1点だけであった。この目は女性の目であると判断されることが多かった目であった。すなわち、すべて男性でありながら男役と女役ではそれぞれの目を用いて男女の区別を行い、役者の特徴を出していることがわかった。目の交差角の分布をもとに6グループに分類し各グループから1つずつ目を選び男女の順に当てはめたものを作った。それらを画面に一度に表示し、30ペア60種類の感情表現を表示し最も当てはまると思われる絵画を被験者に選んでもらうことから男女の目をいろいろと変えることによって、目だけを変えた役者からどのようなイメージをうけるかという実験結果を得た。その結果、男女どちらの場合であっても男役の目を当てはめたほうが多くのプラスイメージの感情表現を得ることができ、女役の目を当てはめたときにはマイナスイメージの感情表現を得た。また、ディスプレイ上に絵画を一枚ずつ表示し対になる感情表現を与えSD (Semantic Differential)法を用いて分析を行っても、女性の目を当てはめたときのほうがマイナスイメージを与えるということがわかった。
著者
兼松 誠
雑誌
暁烏敏賞入選論文集
巻号頁・発行日
no.第26回, pp.33-48, 2011-02

※編集・発行:暁烏敏賞事務局
著者
飯倉 洋一 クリストファー リーブス 北村 啓子 舘野 文昭 高見 純 有澤 知世 神作 研一 海野 圭介 恋田 知子
出版者
人間文化研究機構国文学研究資料館
雑誌
国文研ニューズ = NIJL News (ISSN:18831931)
巻号頁・発行日
no.53, pp.1-16, 2018-10-15

●メッセージ古典籍を開くために●研究ノート博論を摘まむ古典ARの紹介――展示会での新しい鑑賞方法――●書評 ブックレット〈書物をひらく〉4小山順子著『和歌のアルバム 藤原俊成 詠む・編む・変える』●エッセイマレガ・プロジェクトでの共同研究と、バチカン・イタリアからの招聘旅程を終えて●トピックスないじぇる芸術共創ラボ アウトプットイベント2件開催和歌ワークショップ【X】2018夏イリノイ特別展示 祈りと救いの中世〈新収〉庵逧厳旧蔵資料の紹介中髙生向けの講演会・展示を国立国会図書館国際子ども図書館とのコラボで開催!第42回国際日本文学研究集会(プログラム)総合研究大学院大学日本文学研究専攻の近況●表紙絵資料紹介『比丘尼縁記』
著者
東 潮
出版者
国立歴史民俗博物館
雑誌
国立歴史民俗博物館研究報告 = Bulletin of the National Museum of Japanese History (ISSN:02867400)
巻号頁・発行日
vol.110, pp.31-54, 2004-02-27

『三国志』魏書東夷伝弁辰条の「国出鉄韓濊倭皆従取之諸市買皆用鉄如中国用銭又以供給二郡」,同倭人条の「南北市糴」の記事について,対馬・壱岐の倭人は,コメを売買し,鉄を市(取)っていたと解釈した。斧状鉄板や鉄鋌は鉄素材で,5世紀末に列島内で鉄生産がはじまるまで,倭はそれらの鉄素材を弁韓や加耶から国際的な交易によってえていた。鉄鋌および鋳造斧形品の型式学的編年と分布論から,それらは洛東江流域の加耶諸国や栄山江流域の慕韓から流入したものであった。5世紀末ごろ倭に移転されたとみられる製鉄技術は,慶尚北道慶州隍城洞や忠清北道鎮川石帳里製鉄遺跡の発掘によってあきらかとなった。その関連で,大阪府大県遺跡の年代,フイゴ羽口の形態,鉄滓の出土量などを再検討すべきことを提唱した。鋳造斧形品は農具(鍬・耒)で,形態の比較から,列島内のものは洛東江下流域から供給されたと推定した。倭と加耶の間において,鉄(鉄鋌)は交易という経済的な関係によって流通した。広開土王碑文などの検討もふまえ,加耶と倭をめぐる歴史環境のなかで,支配,侵略,戦争といった政治的交通関係はなかった。鉄をめぐる掠奪史観というべき論を批判した。
著者
村瀬 弘人 安部 幸樹 一井 太郎 川端 淳
巻号頁・発行日
2017-12-05

第8回極域科学シンポジウム/個別セッション:[OB] 極域生物圏12月5日(火)国立極地研究所 3階多目的会議室The Eighth Symposium on Polar Science/Ordinary sessions: [OB] Polar BiologyTue. 5 Dec./3F Multipurpose Conference Room, National Institute of Polar Research
著者
藤田 直也
出版者
近畿大学英語研究会
雑誌
近畿大学英語研究会紀要 = Kinki University English Journal (ISSN:18827071)
巻号頁・発行日
no.2, pp.51-60, 2008-08-01

本稿は米国において人権擁護の立場からいわゆる「不適切な」表現やことばの是正を謳ったポリティカル・コレクトネス現象の社会的・文化的要因を考察し、この運動が「人権」という権利を擁護する一方で、米国社会が最も尊重する「表現の自由」という権利に大きな打撃を与えたことを論じる。また、米国と比較し、日本におけることば狩りと呼ばれる言論抑圧はポリティカル・コレクトネスに類似してはいるが、社会形態そして文化背景の違いにより異なったものであることを示す。 (英文)This paper (i) considers social and cultural factors of political correctness, a phenomenon in the United States in which "inappropriate" words or expressions are banned and replaced based on the standpoint of the protection of fundamental human rights, and (ii) points out that while this social movement has contributed to protection of human rights, it has ironically exhibited serious damage to the freedom of expression, one of the most fundamental rights in the country. The Japanese society exhibits a similar phenomenon known as kotoba-gari "word hunt"; however, the present study argues that it differs from political correctness due to its unique social and cultural backgrounds.
著者
Baast Gangerel
出版者
国際医療福祉大学学会
雑誌
国際医療福祉大学学会誌 = Journal of the International University of Health and Welfare (ISSN:21863652)
巻号頁・発行日
vol.23, no.2, pp.86-94, 2018

モンゴルの医療制度は中国,旧ソ連の支配下で変化を繰り返した.独立後,モンゴル政府は医療サービスの改善と質的向上に取り組んでいる.保健省は「モンゴル健康行動に関する2013 年度,国際的な安心・安全な医療を提供する質的な向上」を作成し,医療改善を推進している.同時にモンゴルと日本は医療交流を深め,日本への期待感は高まっている.本研究ではこうしたモンゴルの医療制度と,モンゴルと日本との医療交流の動きを調査,分析した.モンゴルの医療制度は年々,近代化され,医療機関数と医師の数は増加しているが,増加した民間医療機関の多くは個人開業医による診療所で,規模も小規模の施設が大多数を占めている.今後,病院は経営の改善および医療サービスの充実を進め,政府は医療の国際化,日本をはじめ先進国との交流を深め,人材育成に取り込むことが課題となっている.
著者
北村 達也 永田 亮 船越 孝太郎 Tatsuya Kitamura Ryo Nagata Kotaro Funakoshi
出版者
甲南大学知能情報学部
雑誌
甲南大学紀要. 知能情報学編 = Memoirs of Konan University. Intelligence & Informatics Series (ISSN:18830161)
巻号頁・発行日
vol.11, no.1, pp.1-17, 2018-07-31

This study proposed and evaluated an audio-visual teaching aid for teaching rhythm of spoken English. The teaching aid instructs stress timing of English by movements of a circle marker on PC screen. Native Japanese participants exercised English sentences with and without the teaching aid and their speech sounds were recorded before and after the exercise. The results of analyses of the speech sounds showed that the teaching aid could improve in learning the English stress timing.