著者
佐藤 理恵
出版者
京都大学
雑誌
研究紀要 (ISSN:03897508)
巻号頁・発行日
vol.8, pp.121-143, 1987
著者
小林 茂雄
出版者
日本建築学会
雑誌
日本建築学会環境系論文集 (ISSN:13480685)
巻号頁・発行日
vol.69, no.585, pp.7-12, 2004
被引用文献数
5 1

In this research, an experiment was conducted to evaluate lighting environments in a commercial street in different time zones when the shops were open and after they had closed. In the results, the evaluation of the lighting environment while shops were open was very high for shopping behavior etc., but the evaluation after the shops were closed was low for all usage behaviors. The evaluations of shopping behavior, feeling of security, and nuisances, etc. tended to be determined chiefly by the average luminance level of the street. Moreover, color and height of street lights, and strength and color of shops' internal illuminations were found to have a strong effect on relaxing scenery and atmospheric behaviors.
著者
清水 史子 伊藤 ひとみ 佐藤 文香 小川 睦美
出版者
昭和女子大学
雑誌
學苑 (ISSN:13480103)
巻号頁・発行日
vol.782, pp.75-79, 2005-12-01

米飯中のRSがヒトの栄養に及ぼす影響について検討する第一歩として,5種類の炊飯器を用いて米飯中のRS量の比較を行った。米飯のRSはパンのそれよりも高い値を示した。米飯中のRS量は炊飯器の加熱,加圧特性によって影響を受け,変化することが明らかとなった。IH式炊飯器のように高温を維持できるもの,釜肌からの加熱だけではなく,炊き上がった米飯表面にも高温スチームによる加温ができるもの,さらに加圧の場合には1.6気圧よりも1.2気圧のものでRS量が小さかった。これらの条件はまた,24時間冷蔵保存した場合にもRS量の変化が小さかった。以上のことから,炊飯器の加熱,加圧特性の違いによって,米飯中のRS量に差が生じることが明らかとなった。
著者
島本 みどり
出版者
愛知東邦大学
雑誌
東邦学誌 (ISSN:02874067)
巻号頁・発行日
vol.35, no.1, pp.67-87, 2006-06-30
著者
江田 早紀 日高 三喜夫
出版者
久留米大学
雑誌
久留米大学心理学研究 (ISSN:13481029)
巻号頁・発行日
vol.6, pp.43-50, 2007
被引用文献数
2

本研究の目的は,対人感受性尺度を作成し,その信頼性と妥当性を検討することである。大学生338名を対象に仮尺度について因子分析を行った結果,第1因子「否定的感受性」因子(27項目,α=0.94),第2因子「肯定的感受性」因子(12項目,α=0.91)の2因子39項目を抽出した(累積説明率42.8%)。さらに,再テスト法により,相関係数を算出した結果,第1因子「否定的感受性」因子はr=0.83,第2因子「肯定的感受性」因子はr=0.70とそれぞれ強い正の相関が見られた。また,日本語版社会的スキル尺度(榧野,1988)を用いて,作成した尺度の併存的妥当性を検討した結果,情緒的感受性尺度との相関係数がr=0.44,社会的感受性尺度との相関係数がr=0.54であり,いずれも中程度の相関が見られた。今後の課題としては,被検者を増やし,様々な年齢層を対象に調査を行うことにより,本尺度の信頼性および妥当性をさらに高めること,尺度の得点範囲について厳密な範囲設定を行うことなどが挙げられる。
著者
齋藤 益子 木村 好秀
出版者
一般社団法人 日本女性心身医学会
雑誌
女性心身医学
巻号頁・発行日
vol.5, no.1, pp.54-59, 2000

平成9年12月から3月まで,都内のS病院産婦人科の初診患者292人に性に関するアンケート調査を行った.対象と方法は第1報と同じである.性生活の頻度は週1回以上36%,月1〜2回40%で,55歳以上では無しが35%で,1回の性交時間は20〜30分か約7割で,年代と共に短縮する傾向がみられた.「性交時間が長くて疲れる」は43%で,35歳〜44歳は有意に低く,「短くて不満」は45歳〜54歳が有意に低かった.「性的欲求に対して夫が応えてくれない」約3割,「夫との不一致感」「夫が満足しないのではないか」は約4割であった.また夫の性的欲求に対しては「煩わしいと感じる」「拒んだことがある」は共に5割で,45歳〜54歳が有意に高かった.
著者
田中 創
出版者
山川出版社
雑誌
歴史と地理 (ISSN:13435957)
巻号頁・発行日
no.659, pp.39-43, 2012-11
著者
筒井 千絵
出版者
一橋大学
雑誌
一橋大学留学生センター紀要 (ISSN:1348768X)
巻号頁・発行日
vol.11, pp.79-95, 2008-07-30

外国人住民の急増に伴い、すべての母語話者が日常的に非母語話者のサポートにあたることのできる環境の整備が求められている。しかし日本語能力が充分でない非母語話者とのコミュニケーションにおいては適切な言語調整が不可欠である。本研究においては、日本語母語話者と非母語話者のロールプレイを実施し、母語話者が、母語話者向けに書かれた文章を非母語話者に説明する場合、どのように言い換えるかを調査した。その結果、日常における非母語話者との接触の頻度や関わり方によって、説明のしかたに明確な相違がみられた。日常的に非母語話者との接触が少ない人は、辞書的な意味の説明を多く行うのに対し、非母語話者との接触の多い人の説明はより具体化されていて、例示という方法が多く用いられており、情報の再構成の程度が大きいことがわかった。
著者
影山 昇
出版者
放送大学
雑誌
放送教育開発センター研究紀要 (ISSN:09152210)
巻号頁・発行日
vol.12, pp.63-98, 1995

Japan, an island nation, owed much of its prosperity to the exploitation of marine resources during the Meiji period. In 1888, a Fisheries Institute called "Suisan Denshujo" was founded in Tokyo. "Suisan Denshujo", which was the predecessor of the Tokyo University of Fisheries, was established to teach techniques in fishing, manufacturing and cultivation, and to train technical experts in the fishing industry. The first schoolmaster was Akekiyo Sekizawa (1843-1897) and the second, Tamotsu Murata (1842-1925). In this article, the author reviews the two schoolmasters' contributions to the development of the Fisheries Institute.