著者
田爪 聡 榊 剛史 坂田 一郎 森 純一郎 大知 正直
出版者
人工知能学会
雑誌
人工知能学会全国大会論文集 (ISSN:13479881)
巻号頁・発行日
vol.31, 2017

twitterを用いたマーケティング解析は広く行われているが、投稿数や感情分析が主流であり、テキストの内容に着目した解析は十分に行われていないのが現状である。そこで、本研究ではtwitterから得られたテキストデータに対しトピックモデル解析を行い、トピックの時間ごとの移り変わりを調べた。またそこから各トピックに関する投稿数を推定することで、各アニメーション作品の売り上げ予測の精度向上が確認された。
著者
大本 義正 植田 一博 大野 健彦
出版者
人工知能学会
雑誌
人工知能学会全国大会論文集 (ISSN:13479881)
巻号頁・発行日
vol.23, 2009

人間と自然なコミュニケーションをする人工物を実現するための問題の一つとして、非言語情報などを用いて無意識に伝達している意図の自動推定がある。本研究では、意図の推定として難しい状況である「嘘」に焦点を当て、コミュニケーション中に機械的に計測された情報を判別分析した結果と、同じ状況において人間が判別した結果を比較検討した。その結果、人間と比較しても高い確率で嘘を自動的に判別できる可能性を示した。
著者
岸本 有之 高橋 徹 高橋 雅和 山田 隆志 津田 和彦 寺野 隆雄
出版者
人工知能学会
雑誌
人工知能学会全国大会論文集 (ISSN:13479881)
巻号頁・発行日
vol.23, 2009

本研究では,店舗内の顧客に対する商品販売促進施策として「店舗レイアウト変更」,「店内広告」,「店内推薦システム」を組み合わせ,施策実験を可能とするシミュレーターを開発した.シミュレーターを用いて,様々な販売促進施策シナリオを作成し,その比較実験を行った.
著者
飯尾 尊優 吉川 雄一郎 石黒 浩
出版者
人工知能学会
雑誌
人工知能学会全国大会論文集 (ISSN:13479881)
巻号頁・発行日
vol.31, 2017

ロボットの複数体化により子供に高度な対話感を与えることによって,子供の学びがより促進されるのではないかという仮説を検証するため,複数ロボット対話システムを構築し,複数ロボットとの対話と単体ロボットとの対話の影響を比較する実験を行った.その結果,被験者は複数のロボットとの対話の方が,ロボットが被験者の意見を正しく理解し,ロボットの対話で分からない部分が少なく,勉強になったと感じたことを明らかにした.
著者
岡崎 豪 レブル オリオル
出版者
人工知能学会
雑誌
人工知能学会全国大会論文集 (ISSN:13479881)
巻号頁・発行日
vol.31, 2017

台風による被災の全容を発災直後に把握することは、損保業界にとって損害査定を円滑に行うために不可欠なことである。台風により最も被害が発生しやすい部位は屋根であることから、屋根形状等を知ることができれば、精度の向上につながる。そこで、ディープラーニングを航空写真に適用することで屋根形状等を識別し、データベース化した。そして、観測風速と組み合わせることで高い精度で被災状況を予測できるシステムを開発した。
著者
西野 正彬 安田 宜仁 湊 真一 片岡 良治
出版者
人工知能学会
雑誌
人工知能学会全国大会論文集 (ISSN:13479881)
巻号頁・発行日
vol.26, 2012

ゼロサプレス型二分決定グラフ(ZDD)を用いて二値疎行列を用いて表現することによって、行列とベクトルの乗算に必要な計算回数を削減する手法が知られている。しかし、現代のコンピュータアーキテクチャ上では、計算回数の削減に見合った計算時間の削減はできていなかった。本稿では、メモリアクセスの連続性に着目してZDDによる行列の表現方法を改良することによって計算時間を削減する手法を提案する。
著者
石渡 裕之 伊庭 斉志
出版者
人工知能学会
雑誌
人工知能学会全国大会論文集 (ISSN:13479881)
巻号頁・発行日
vol.23, 2009

蟻を初めとする社会性昆虫は群行動において高度な協力をすることが知られている。例えば軍隊蟻は経路中に地面に開いた穴などを発見した際に、自分たち自身の体で橋を構築することで仲間を渡らせるといった行動を取る。本研究ではこの動作をソフトウェアシミュレーション上で再現し、新たな知見を得ることを目的とする。
著者
杉浦 太樹 野村 眞平
出版者
人工知能学会
雑誌
人工知能学会全国大会論文集 (ISSN:13479881)
巻号頁・発行日
vol.31, 2017

リクルート住まいカンパニーでは、データの蓄積・管理・分析の重要性は高まっており、データを活用したサービス強化への取り組みを続けている。本報告では、現在取り組んでいるのデータ活用の事例を交えつつ、不動産領域における統計/機械学習の活用を述べるまた画像解析や言語解析などを活用する将来の展望についても報告したい。
著者
大浜 毅美
出版者
人工知能学会
雑誌
人工知能学会全国大会論文集 (ISSN:13479881)
巻号頁・発行日
vol.31, 2017

ECサイトにおけるマーケティングでは、購買動機の高いユーザをより多く獲得し、それらのユーザに対して様々なアプローチで購買行動を促す試みが行われる。本稿ではこの目的に供するため、不動産仲介分野における注文情報と属性、行動履歴を利用してユーザの購買動機の強さと注文に至る確率を推定する予測モデルを構築し、マーケティング施策にフィードバックするシステムの構築を提案する。
著者
高田 祐樹 井上 直人 山崎 俊彦 相澤 清晴
出版者
人工知能学会
雑誌
人工知能学会全国大会論文集 (ISSN:13479881)
巻号頁・発行日
vol.31, 2017

我々は,間取りをクエリとした新しい不動産物件検索の枠組みを提案している.これまでのシステムでは,間取りをグラフとして表現し,グラフ類似度を用いて検索を行っていたが,間取り画像からグラフ構造を抽出する部分は人手で行っていたため,手間やコストが問題になっていた.本論文では間取りタイプの認識と特定の部屋の有無の認識という2つのタスクを同時学習することで検索に適した深層特徴量を抽出することに成功した.
著者
渡邊 恵太 加藤 昇平
出版者
人工知能学会
雑誌
人工知能学会全国大会論文集 (ISSN:13479881)
巻号頁・発行日
vol.28, 2014

近年,Twitterに代表されるマイクロブログが即時性の高い情報源として注目されている.一方で,ユーザが膨大な情報の中から即時的に必要な情報を獲得することは難しい.そこで,ユーザの興味を分析し,ユーザが必要とする情報を抽出,推薦するシステムが必要である.本研究では,潜在的ディリクレ配分法と協調フィルタリングを組み合わせることでユーザの興味を明らかにし,情報推薦を行う手法を提案する.
著者
Oh Hyunwoo Budianto Teguh Ding Yi Long Zi 宇津呂 武仁
出版者
人工知能学会
雑誌
人工知能学会全国大会論文集 (ISSN:13479881)
巻号頁・発行日
vol.31, 2017

本論文では,RTSの一つであるStarCraft IIを題材として,大規模なゲームログ データを対象として,プレー中の戦略を同定するタスクについて研究を行う.特 に,本論文では,RTSゲームの戦略の中でも,検出が容易であると考えられる Rush戦略に焦点を当て,Rush戦略が用いられているゲームのログを選択的に同定 する方式を提案する.
著者
西上 良祐 岸田 脩平 村田 剛志
出版者
人工知能学会
雑誌
人工知能学会全国大会論文集 (ISSN:13479881)
巻号頁・発行日
vol.31, 2017

ネットワークの枝刈りとK−Means法を用いたエッジの重みの量子化によりネットワークの圧縮を行う。 圧縮に必要なパラメーターを変化させた時、ネットワークの精度がどのように変化するかについて考察する。 またエッジの重みの量子化にX-Means法を用いた時のネットワークの精度を、K-Means法を用いた時と比較し考察する。
著者
西原 陽子 平塚 義宗 村上 晶 大澤 幸生 熊川 寿郎
出版者
人工知能学会
雑誌
人工知能学会全国大会論文集 (ISSN:13479881)
巻号頁・発行日
vol.24, 2010

我が国では難病に苦しむ人が多数存在する。難病の診断には時間がかかることが多いが、効率的な診断、診断に至る時間の短縮方法については検討が進められていない。特に診断の難しい疾患の場合、正確な診断が得られるまでに多くの病院を渡り歩くようなケースもみられる。患者の視点からも早期に診断がなされることのニーズは大きい。そこで本論文では、難病を早期発見するための新しい診断アプローチについて提案する。
著者
Budianto Teguh Oh Hyunwoo Ding Yi Long Zi 宇津呂 武仁
出版者
人工知能学会
雑誌
人工知能学会全国大会論文集 (ISSN:13479881)
巻号頁・発行日
vol.31, 2017

Real-Time Strategy is a game genre which requires good strategy decision by the players. In this research, we analyse rush strategies in a Real-Time Strategy game: StarCraft II.
著者
杉山 弘晃 目黒 豊美 吉川 雄一郎 大和 淳司
出版者
人工知能学会
雑誌
人工知能学会全国大会論文集 (ISSN:13479881)
巻号頁・発行日
vol.31, 2017

現在の雑談対話システムでは、雑談で観測される幅広い話題の間の連続性を正しく認識することが容易でないため、文脈とつながらない話題を発話し対話を破綻させてしまう問題がある。一方、ロボットを複数体化することで、ユーザ発話中の話題に対する応答義務が緩和されるため、話題の連続性に対する要求を低減させ、破綻を回避できると予想される。本研究では、このロボット複数体化による対話破綻回避効果について分析を行う。
著者
加藤 直 馬場 雪乃 鹿島 久嗣 横路 隆
出版者
人工知能学会
雑誌
人工知能学会全国大会論文集 (ISSN:13479881)
巻号頁・発行日
vol.31, 2017

企業の会計業務は煩雑を極め、作業量の多さから自動化が望まれるが一般に自動化は困難である。しかし近年、クラウド会計ソフトを通じてデータが蓄積されるようになり、機械学習による会計業務の自動化の実現が現実味を帯びてきている。本研究では会計業務の一つである消込処理について業務自動化の実現可能性を検証する。機械学習により入出金データのマッチングを予測することで作業の効率化が可能であることを示す。
著者
大村 英史 平田 圭二 東条 敏 柴山 拓郎
出版者
人工知能学会
雑誌
人工知能学会全国大会論文集 (ISSN:13479881)
巻号頁・発行日
vol.31, 2017

音楽聴取の楽しみは期待感の逸脱・実現や,緊張・弛緩などによって成立していると考えられている.これに基づく理論がいくつか提案されている.しかしながら,これらの理論は概念的あるいは心理学的なモデル化にとどまっており計算機上に実装は困難である.本研究では,音楽における期待感の逸脱・実現の計算機上の実装をめざし,音の物理的特性,情報理論,確率,論理に基づいて音楽における期待感の逸脱・実現の定式化を試みた.
著者
横山 裕樹 岡田 浩之
出版者
人工知能学会
雑誌
人工知能学会全国大会論文集 (ISSN:13479881)
巻号頁・発行日
vol.31, 2017

Actor-critic法や方策勾配法は行動や制御値として連続値を生成する方策の獲得を得意とするが, その方策空間は正規分布などに限定されることが多い. 本研究では,確率分布をパラメトリックに表現する代わりに,既知のノイズ分布からの変数変換によって間接的に表現し,ノンパラメトリックな確率的方策を獲得する強化学習手法を提案する.