著者
青柳 文雄
出版者
法曹会
雑誌
法曹時報 (ISSN:00239453)
巻号頁・発行日
vol.30, no.6, pp.p845-866, 1978-06
著者
尾田 十八 酒井 忍 羽場 吉博
出版者
一般社団法人電子情報通信学会
雑誌
電子情報通信学会技術研究報告. NC, ニューロコンピューティング (ISSN:09135685)
巻号頁・発行日
vol.101, no.94, pp.47-51, 2001-05-18

従来使用されているアーム式または, 2ローラ式のピッチングマシンでは投球の速度とコースを同時かつ即座に変更することはきわめて困難である. そこで本研究では, 3個のローラを用いそのローラの回転数を各々独立に制御することにより, 従来得ることのできなかった様々なコース, 速度を極めて正確に投げ分けることのできるピッチングマシンを試作した. なお, その制御法にはニューラルネットワークを用い, 的の各コースおよび速度を入力データ, 各ローラの回転数を出力データとして学習を行い, 使用者(バッター)が希望する投球をピッチングマシン自身が適応して投げ分けてくる. このような機械は知的機械と呼ばれており, ここでは, そのようなピッチングマシンのシステムとその性能について記述する.
著者
大内一成 鈴木 琢治 森屋 彰久 亀山 研一
出版者
一般社団法人情報処理学会
雑誌
情報処理学会研究報告. ユビキタスコンピューティングシステム研究会 (ISSN:09196072)
巻号頁・発行日
vol.2007, no.14, pp.29-36, 2007
被引用文献数
2

生活習慣病,メタボリック症候群などは,生活習慣が主な発症原因とされ,それらの予防のためには,食事,運動などの日頃の生活習慣管理が重要である.一方,不眠症で悩む人が多い現代社会においては,睡眠状態の管理も健康管理の上で非常に重要となってきている.そこで我々は,昼も夜もユーザの状況をリアルタイムに認識し,ユーザの生活習慣管理,快適な生活環境維持をサポートするウェアラブル機器を用いたヘルスケアサービスについて検討している.ユーザの脈波,加速度などの生体情報を日常生活において連続的に計測する腕時計型ウェアラブル生体センサと,携帯電話などの携帯情報端末で構成される手軽なシステムを想定している.実サービスを目指すに当たり,食事や運動などの生活習慣管理をタイムリーなアドバイスによりサポートするウェアラブル健康管理システム,脈波間隔の周波数解析から自宅でも手軽に睡眠状態をチェックできるウェアラブル睡眠管理システムを開発し,それぞれのシーンにおいてユーザの状況認識が可能であることを確認した.
著者
小寺 彰 伊藤 一頼 塚原 弓 玉田 大 林 美香
出版者
東京大学
雑誌
基盤研究(B)
巻号頁・発行日
2010-04-01

本プロジェクトは、現代国際法学において流布し国家責任条文草案でも前提とされている、あらゆる義務違反は責任を生じさせるという「一般法としての国家責任法」を観念し得るのかという問題に、歴史的・分野横断的観点から迫ってきた。本年度は、プロジェクトの集大成として、国家責任法の歴史、実定法としての国家責任法の評価に関わる報告及び総括を行う研究会を行った。第一に、「第一次大戦以前の国際法・国際法学における『責任』―国際法における国家責任法成立」と題する報告が行われ、19世紀以前には、正戦論において戦争の正当原因の一つとして賠償義務の存在が想定されていたこと、また、正戦論を前提としなくとも、慣習法たる責任法が戦争回避の手段として否定されていたわけではないことが確認され、国際法の国家責任法が成立したのは19世紀後半以降であるという従来の理解に修正を迫ることが出来た。また、19世紀の学説、実行共に、その適用対象を外国人損害に限定していたわけではなく、そうした観念は、むしろ戦間期に成立した可能性が指摘された。第二に、「国際法における緊急避難の考察」と題する報告が行われ、国家責任条文草案成立以前の実行における緊急避難法理には、権利として存在する「自衛型」と義務違反の存在を否定する「不可抗力型」のものが存在し、一般法を志向し二次規範として機能する条文草案上の緊急避難とは異なり、事案に応じて一次規範のレベルで機能していたことが指摘された。本プロジェクトによって、「一般法としての国家責任法」という観念が歴史的に一貫して採用されてきたわけではないこと、また、「責任」の意味や効果も個別の分野によって変わりうることが浮き彫りにされたことが大きな成果と言える。このことは、一般法としての国家責任法を想定すること自体検証を要することを意味し、条文草案の評価及び国家責任法の解釈論に大きな影響を与えるものである。
著者
岡本学 著
出版者
朝野書店
巻号頁・発行日
1905
著者
Miguel Ruiz-Canela Miguel A. Martínez-González
出版者
日本循環器学会
雑誌
Circulation Journal (ISSN:13469843)
巻号頁・発行日
pp.CJ-14-0062, (Released:2014-02-01)
参考文献数
101
被引用文献数
9 36

Peripheral artery disease (PAD) usually refers to ischemia of the lower limb vessels. Currently, the estimated number of cases in the world is 202 million. PAD is the third leading cause of atherosclerotic cardiovascular morbidity. The measurement of the ankle-brachial index (ABI) is recommended as a first-line noninvasive test for screening and diagnosis of PAD. An ABI <0.90 is an independent predictor of cardiovascular events and this measurement is useful to identify patients at moderate to high risk of cardiovascular disease. However, there is insufficient evidence to assess the benefits and harms of screening for PAD with the ABI in asymptomatic adults. Lifestyle modifications, including smoking cessation, dietary changes and physical activity, are currently the most cost-effective interventions. Inverse associations with PAD have been reported for some subtypes of dietary fats, fiber, antioxidants (vitamins E and C), folate, vitamins B6, B12 and D, flavonoids, and fruits and vegetables. A possible inverse association between better adherence to the Mediterranean diet and the risk of symptomatic PAD has also been reported in a large randomized clinical trial. Therefore, a Mediterranean-style diet could be effective in the primary and secondary prevention of PAD, although further experimental studies are needed to better clarify this association.