著者
中野 聡子 牧原 功 金澤 貴之 中野 泰志 新井 哲也 黒木 速人 井野 秀一 伊福部 達
出版者
The Institute of Electronics, Information and Communication Engineers
雑誌
電子情報通信学会論文誌 D (ISSN:18804535)
巻号頁・発行日
vol.J90-D, no.3, pp.808-814, 2007-03-01

我々は,音声認識技術を用いた「音声同時字幕システム」の運用を行う中で,聴覚障害者が感じている字幕の読みにくさは,漢字等の誤認識だけではなく,言い誤りや会話的な表現など話し言葉固有の性質にも原因があるのではないかと考えるに至った.そこで本研究では,話し言葉固有の性質による読みにくさを含む字幕を読んでいるときの眼球運動を測定し,読返しの多さを定量的に調べると同時に,どのような表現部分の文章認知が困難であったかについて,被験者への聞き取りデータと合わせて実証的に明らかにすることを試みた.
著者
松井 唯 生藤 大典 中山 雅人 西浦 敬信
出版者
The Institute of Electronics, Information and Communication Engineers
雑誌
電子情報通信学会論文誌 A (ISSN:09135707)
巻号頁・発行日
vol.J97-A, no.4, pp.304-312, 2014-04-01

パラメトリックスピーカは振幅変調した超音波を利用する超指向性スピーカであり,鋭い音響ビーム(可聴領域)によりオーディオスポットを実現している.しかし,特定の受聴者のみに音を届けたい場合,可聴領域は直線状となるため,壁や床などの反射,非対象者の割り込みにより対象者以外にもオーディオスポットが形成される問題点があった.ここで,振幅変調波は周波数領域においてキャリア波と側帯波の重ね合わせであり,その相互作用により可聴音が復調されることに着目する.本論文では,複数のパラメトリックスピーカよりキャリア波と側帯波をそれぞれ分離放射し,キャリア波と側帯波が重なる領域のみでオーディオスポットを形成する手法を提案する.また,提案手法では,側帯波を帯域分割して複数のパラメトリックスピーカからそれぞれ分離放射,ある領域でのみ交点を結ぶことで,側帯波同士の差音により発生する混変調ひずみを低減させ,多数のパラメトリックスピーカを利用してオーディオスポットを形成することによって再生音圧レベルの向上を行った.実環境における評価実験の結果,提案手法によるオーディオスポット形成の有効性を確認した.
著者
柳浦 睦憲 茨木 俊秀
出版者
The Institute of Electronics, Information and Communication Engineers
雑誌
電子情報通信学会論文誌 D (ISSN:09151915)
巻号頁・発行日
vol.J83-D1, no.1, pp.3-25, 2000-01-25

組合せ最適化問題に対する効率的な近似解法の一般的枠組みとして,近年,遺伝アルゴリズム,アニーリング法,タブー探索法やそれらの変形版など,様々なアルゴリズムが提案されてきた.これらを総称してメタ戦略あるいはメタヒューリスティクスと呼んでいる.本論文では,これらメタ戦略に現れる様々なアイデアを,近似解法の基本戦略である局所探索法の一般化ととらえることで,体系的にまとめる.メタ戦略の一つの魅力は,その手軽さとロバスト性にある.この観点から,次に,メタ戦略の基本的なアイデアのみで構成したシンプルなアルゴリズムを,計算実験により比較した結果を述べる.これをもとに,手軽なツールとしてのメタ戦略の設計指針を与える.そのあと,より多くの手間をかけても,更に性能の高いアルゴリズムを構成したい場合に有効となる,やや複雑なアイデアについても簡単に紹介する.最後に,メタ戦略の理論的解析の話題にも言及する.
著者
大津 展之
出版者
The Institute of Electronics, Information and Communication Engineers
雑誌
電子情報通信学会論文誌 D (ISSN:09135713)
巻号頁・発行日
vol.J63-D, no.4, pp.349-356, 1980-04-25

濃淡画像を2値化し対象領域と背景に分離するしきい値レベルを選定する問題は,単に画像処理のみならずパターン認識の基本的な問題の一つである.supervisedな場合には統計的決定理論からしきい値を選定できるが,より実際的なunsupervisedな場合に対しては,これまで幾つかの直観的な手法が提案されてはいるが,それぞれしきい値の評価,一般性,計算量に問題があった.本論文では,このしきい値選定の問題を一般的基本的わく組みで捕え,分離されるクラスの濃度レベルでの分離度を最大とする判別規準の立場から,濃度ヒストグラムの0次と1次の累積モーメントのみを用いる簡単で汎用性を持ったnonparametric unsupervisedな自動しきい値選定法を提案する.本手法は,同時に原濃淡画像の最小2乗近似の意味でも最適な手法となっていて,多値化の場合へも容易に拡張することができる.幾つかの好ましい性質を明らかにし,又,実際の応用例により,本手法の有効性を検証する.
著者
藤原 一毅 鯉渕 道紘
出版者
The Institute of Electronics, Information and Communication Engineers
雑誌
電子情報通信学会論文誌 D (ISSN:18804535)
巻号頁・発行日
vol.J96-D, no.8, pp.1903-1912, 2013-08-01

スーパコンピュータの大規模化が進むにつれ,通信遅延が並列アプリケーションの性能に及ぼす影響が無視できなくなっている.このため,高次数スイッチを前提とした低遅延なネットワークトポロジーの活用が注目されている.これまでの研究で我々は,ランダムなショートカットリンクをもつトポロジーが低遅延性の点で優れていることを明らかにした.このようなランダムトポロジーは,一方で,ハイパキューブなどの規則的なトポロジーに比べて配線が非常に長くなるという問題を抱えていた.本研究において我々は,(1)不均一なランダムショートカットリンクを単純なトポロジーに付加し,(2)ラックレイアウトを施設配置問題として最適化することで,低遅延性を維持したまま総配線長を最大29%削減できることを示す.
著者
有賀 治樹 西山 乘 橋本 学 長田 典子
出版者
The Institute of Electronics, Information and Communication Engineers
雑誌
電子情報通信学会論文誌 D (ISSN:18804535)
巻号頁・発行日
vol.J98-D, no.2, pp.328-330, 2015-02-01

複数の指先の追跡を最適経路決定問題として扱い,解析的DPTにより得られた追跡経路から運指を認識する手法を提案する.複数物体の相対的な位置関係の連続性を評価することにより,特徴が似た物体を同時に追跡できる.実験により,運指認識成功率98%を確認した.
著者
林 勇吾 井上 智雄
出版者
The Institute of Electronics, Information and Communication Engineers
雑誌
電子情報通信学会論文誌 A (ISSN:09135707)
巻号頁・発行日
vol.J98-A, no.1, pp.76-84, 2015-01-01

本研究では,学習者ペアが協同で行う説明構築活動においてPedagogical Conversational Agent (PCA)をアドバイザとして用いた際の効果的なインタラクションのデザインについて検討する.過去の研究では,学習者の認知的負荷の増大に伴ってPCAへの注意が低下するという点やPCAの存在感の欠如の問題点が指摘されている.そこで本研究では,PCAに対する社会的存在感を促進させる方法として,複数のPCAの利用が説明活動におけるインタラクションを活性化できるかを実験的に検討した.実験の結果,複数のPCAを用いた学習者は,単独のPCAを用いた学習者よりも概念に対する深い理解を構築することができていた.更に,複数のPCAを用いた場合,(1)ポジティブな励ましを行うエージェントと(2)具体的な説明の仕方を教示するエージェントに役割を分散させた場合において,インタラクションが活性化することが明らかになった.異なる役割を担う複数のPCAを利用した本研究の結果は,協同学習支援システムの設計におけるデザイン手法に重要な示唆を与える.
著者
塚本 祐一 石川 佳治 北川 博之
出版者
The Institute of Electronics, Information and Communication Engineers
雑誌
電子情報通信学会論文誌 D (ISSN:09151915)
巻号頁・発行日
vol.J87-D1, no.2, pp.202-215, 2004-02-01

近年,地図情報の電子化や位置計測技術の発展,携帯端末などの普及を受けて,携帯端末をもって移動する利用者やナビゲーション機器を備えた自動車などの移動オブジェクトに対し,移動状況に即した周辺情報の提供を行う手法の開発が求められている.一般に,移動オブジェクトに周辺情報を提供する場合,移動体の現在位置を中心として決められた範囲を検索をすることが考えられる.しかし,これまで通ってきた経路やこれから通る予定経路が明らかであれば,それらの情報を利用してより適切な情報が提供できる余地がある.そこで我々の研究グループでは,移動経路や移動速度などを考慮して移動オブジェクトに対して情報を提供するための空間データベース検索モデルの開発を行い,提案した検索モデルに基づく移動オブジェクトに対する周辺情報提供モデルを,商用のGISソフトウェア上で実装した.本論文はこのシステムの設計について述べ,実験をもとにその有用性について評価する.
著者
竹中 太一 槇 俊孝 若原 俊彦
出版者
The Institute of Electronics, Information and Communication Engineers
雑誌
電子情報通信学会論文誌 D (ISSN:18804535)
巻号頁・発行日
vol.J97-D, no.12, pp.1693-1695, 2014-12-01

週刊サッカーマガジンなどの雑誌やSoFIFAのWebサイトでは,サッカーの各試合における選手の評価を行っている.本論文では,Webサイト上の試合後の監督や評論家などのコメントや寸評などから簡易にテキストマイニングして選手の評価を行う分析手法を提案し,実験を行ってその結果よりその有効性を示す.
著者
岡崎 亮介 毛利 公美 白石 善明
出版者
The Institute of Electronics, Information and Communication Engineers
雑誌
電子情報通信学会論文誌 D (ISSN:18804535)
巻号頁・発行日
vol.J97-D, no.12, pp.1696-1700, 2014-12-01

使い慣れたGUIでシステムを利用してもらうための複数のSNSと連携する災害時支援システムのアプリケーションの開発では,SNSごとに異なるAPIを把握し,SNSに応じた実装をしなければならない.本論文では,複数のSNSの入出力を統合するフレームワークを提案し,再利用性と拡張性をもつことを示している.
著者
千葉 直子 関 良明 橋元 良明
出版者
The Institute of Electronics, Information and Communication Engineers
雑誌
電子情報通信学会論文誌 D (ISSN:18804535)
巻号頁・発行日
vol.J97-D, no.12, pp.1714-1718, 2014-12-01

Twitter上で企業の未発表情報や,有名人等の顧客情報が投稿され,問題となる事件が頻発している.本論文では,民間企業に勤務するTwitter投稿者を対象に調査を行い,企業のリスク管理策の有効性について考察・提言した.
著者
武川 直樹 佐々木 寛紀 木村 敦
出版者
The Institute of Electronics, Information and Communication Engineers
雑誌
電子情報通信学会論文誌 A (ISSN:09135707)
巻号頁・発行日
vol.J98-A, no.1, pp.93-102, 2015-01-01

本論文では,会話の順番交替時の沈黙場面において見られる音声フィラー(「えーと」,「うーん」など)と動作フィラー(髪にさわる,顎に触るなど)に着目し,これらのフィラーが沈黙の状況を修復するための役割を調べる.人同士の会話の観察結果に基づきCGキャラクタの会話シーンを作成し,作成した動画シーンを刺激として沈黙中のフィラーが伝える意味を第三者が主観評価し,沈黙におけるフィラーの役割を明らかにする.評価の結果,フィラーの表出は会話の継続に向けての誠意を示すとともに,次の話者が誰になるかを予測させることが示唆された.この成果は会話エージェント・ロボットが人と会話を行うときにより適切で丁寧な応対をするための動作デザインの第一段階として寄与するものである.
著者
杉山 弘晃 南 泰浩
出版者
The Institute of Electronics, Information and Communication Engineers
雑誌
電子情報通信学会論文誌 A (ISSN:09135707)
巻号頁・発行日
vol.J95-A, no.1, pp.74-84, 2012-01-01

本研究では,ユーザへ情報を提示するシステムのための,ユーザの潜在的な情報要求の推定に基づく新たな情報提示タイミング決定方策を提案する.この方策により,システムは早過ぎる情報提示を抑制し,ユーザへ煩わしさを感じさせることなく主体的に情報提示することが可能になる.本研究ではこの方策におけるマルチモーダル情報の寄与を検証するため,最初に人と人のインタラクション実験を行い,利用可能なモダリティが変化したときの人が行う情報要求推定精度の変化について分析する.分析を通して,人はマルチモーダル情報を利用できないときは対話の流れを利用し,利用可能なときはマルチモーダル情報を利用することが示された.この結果をもとに,人の情報要求推定を実現するためのモデルを提案し,ユーザの潜在的な情報要求を表出させるよう設計した連想クイズ対話実験を通してその有効性を示す.
著者
Masaki ONUKI Yuichi TANAKA
出版者
The Institute of Electronics, Information and Communication Engineers
雑誌
IEICE TRANSACTIONS on Fundamentals of Electronics, Communications and Computer Sciences (ISSN:09168508)
巻号頁・発行日
vol.E97-A, no.9, pp.1907-1917, 2014-09-01

Decimation and interpolation methods are utilized in image coding for low bit rate image coding. However, the decimation filter (prefilter) and the interpolation filter (postfilter) are irreversible with each other since the prefilter is a wide matrix (a matrix whose number of columns are larger than that of rows) and the postfilter is a tall one (a matrix whose number of rows are larger than that of columns). There will be some distortions in the reconstructed image even without any compression. The method of interpolation-dependent image downsampling (IDID) was used to tackle the problem of producing optimized downsampling images, which led to the optimized prefilter of a given postfilter. We propose integrating the IDID with time-domain lapped transforms (TDLTs) to improve image coding performance.
著者
井上 仁 橋本 敦史 中村 和晃 舩冨 卓哉 山肩 洋子 上田 真由美 美濃 導彦
出版者
The Institute of Electronics, Information and Communication Engineers
雑誌
電子情報通信学会論文誌 D (ISSN:18804535)
巻号頁・発行日
vol.J97-D, no.9, pp.1490-1502, 2014-09-01

本論文では,調理中に起きる食材切断行動を利用した食材認識手法を提案する.一般的な物体認識手法の多くは,画像だけを用いている.しかし食材は異種であっても色が似通っていたり,同一種でも形状が大きく異なるために,画像のみでは認識が困難である.本論文では,食材を切断する際に観測できる荷重と切断音を新たな特徴として統合的に利用する.食材切断時にまな板にかかる荷重は,食材の硬さを反映した特徴であり,切断時に発生する振動音は食材内部の構造を反映している.ゆえに,これらの特徴は画像と併せて用いることで,食材の認識精度を向上させることが期待される.三つの特徴を統合した際の認識精度について,23種の食材を用いて検証し,大幅な認識精度の向上を確認した.
著者
清水 俊幸 安島 雄一郎 吉田 利雄 安里 彰 志田 直之 三浦 健一 住元 真司 長屋 忠男 三吉 郁夫 青木 正樹 原口 正寿 山中 栄次 宮崎 博行 草野 義博 新庄 直樹 追永 勇次 宇野 篤也 黒川 原佳 塚本 俊之 村井 均 庄司 文由 井上 俊介 黒田 明義 寺井 優晃 長谷川 幸弘 南 一生 横川 三津夫
出版者
The Institute of Electronics, Information and Communication Engineers
雑誌
電子情報通信学会論文誌 D (ISSN:18804535)
巻号頁・発行日
vol.J96-D, no.10, pp.2118-2129, 2013-10-01

スーパーコンピュータ「京」の構成と評価について述べる.「京」はスパコンの広範な分野での利活用を目指した10PFLOPS級のスパコンである.我々は,デザインコンセプトとして,汎用的なCPUアーキテクチャの採用と高いCPU単体性能の実現,高いスケーラビリティのインターコネクトの専用開発,並列度の爆発に抗する技術の導入,高い信頼性,柔軟な運用性,省電力性の実現を掲げ,2011年にそのシステムを完成させた.HPC向けCPU,SPARC64 VIIIfxと,スケーラビリティの高いTofuインターコネクトを専用に開発し,並列度の爆発に抗する技術としてVISIMPACTを実装した.冷却やジョブマネージャ等により,高い信頼性,柔軟な運用性,省電力性を実現した.「京」は2011年6月と11月にTOP500で世界一となった.また,複数のアプリケーションで高い実行効率と性能を確認し,スパコンとしての高い実用性を示した.
著者
後藤 忠広 ホビガー トーマス 雨谷 純 李 還幇
出版者
The Institute of Electronics, Information and Communication Engineers
雑誌
電子情報通信学会論文誌 B (ISSN:13444697)
巻号頁・発行日
vol.J97-B, no.4, pp.363-370, 2014-04-01

GPSやGlonassなどに代表される衛星測位システムは,国際原子時決定の手段としても重要な役割を担っている.しかし,市販の受信機の多くは測量目的のため,時刻比較に使用できる受信機の種類は限られており,価格も測量のみを目的としたものに比べると高価である.筆者らは,汎用のA/D変換器とソフトウェア無線技術を使用することで,時刻比較目的に使用できるGPS受信機の開発を行った.開発した受信機は,新しい測距信号であるL2C信号を受信することで電離層の影響を相殺した高精度な時刻比較を可能とする.ソフトウェア受信機と市販受信機の組合せによる,国内基線での時刻比較結果では10-13乗台の比較が行えることを実証した.また,衛星双方向方式との比較により2 ns以内の一致を得た.
著者
大出 訓史 安藤 彰男 谷口 高士
出版者
The Institute of Electronics, Information and Communication Engineers
雑誌
電子情報通信学会論文誌 A (ISSN:09135707)
巻号頁・発行日
vol.J97-A, no.4, pp.323-331, 2014-04-01

近年,様々な音響再生方式が提案されており,評価手法の確立が求められている.著者らは,体験品質という観点から,体験の肯定的な評価に使われる“感動”という言葉に着目し,感動評価尺度を提案した.これまでに著者らが実施した音楽聴取実験の結果,感動の評価値が高い評価者群と低い評価者群の印象の差が,感動評価尺度では大きく,音楽の感情価では小さいことがわかった.これは,感動の要因となる印象が,音楽の感情価とは異なることを示唆する.そこで,本研究では,音楽聴取時の感動の要因を探るため,感動の度合いに応じて差が生じる音楽や音響の印象を調べた.まず,感動評価尺度の一般化を目的に,118名による評価実験に基づいて感動評価尺度の再構成を行い,次に,音楽や音色,音響機器の評価に用いられる評価語80語を用いた音楽聴取実験を行った.その結果,感動の度合いによる評価者間の印象の差は,「音色がよい」や「艶がある」などの音響の印象で大きいことがわかった.感動の種類によって相関の高い音楽や音響の印象が異なることから,音楽の印象と音響の印象の組み合わせによって感動が促進される可能性が示された.
著者
Kazuya SUZUKI Kentaro SONODA Nobuyuki TOMIZAWA Yutaka YAKUWA Terutaka UCHIDA Yuta HIGUCHI Toshio TONOUCHI Hideyuki SHIMONISHI
出版者
The Institute of Electronics, Information and Communication Engineers
雑誌
IEICE TRANSACTIONS on Communications (ISSN:09168516)
巻号頁・発行日
vol.E97-B, no.2, pp.375-386, 2014-02-01

The paper presents a survey on OpenFlow related technologies that have been proposed as a means for researchers, network service creators, and others to easily design, test, and deploy their innovative ideas in experimental or production networks to accelerate research activities on network technologies. Rather than having programmability within each network node, separated OpenFlow controllers provide network control through pluggable software modules; thus, it is easy to develop new network control functions in executable form and test them in production networks. The emergence of OpenFlow has started various research activities. The paper surveys these activities and their results.
著者
岩佐 絵里子 入江 道生 金子 雅志 福元 健 上田 清志
出版者
The Institute of Electronics, Information and Communication Engineers
雑誌
電子情報通信学会論文誌 B (ISSN:13444697)
巻号頁・発行日
vol.J97-B, no.1, pp.19-30, 2014-01-01

本論文では,大規模分散処理技術を適用したクラスタ構成の高可用システムにおける動的構成変更方式について示す.動的構成変更とは,サーバの動的な追加や削除によってシステム構成を変更することである.通信事業者の提供するネットワーク内の高可用システムでは,高い信頼性を確保すること,リアルタイム処理が保証されることが必要があり,動的構成変更時においても,これら2要件が満たされる必要がある.本論文では動的構成変更に伴う処理を通常処理に影響を与えない範囲に抑制することを目的に,新たに追加されるサーバがデータを引継ぐ処理による負荷を抑制する2方式及びデータの再配置・再冗長化を通常処理に影響のない範囲に抑制し実施する方式を提案し,それらの特性を実験環境にて評価する.評価結果から,提案方式により高可用システムに求められる要件を満たしながら,動的構成変更が実現できることを確認する.