著者
奈良 松範 大島 泰伸 渡部 学
出版者
Japan Association for Fire Science and Engineering
雑誌
日本火災学会論文集 (ISSN:05460794)
巻号頁・発行日
vol.45, no.1+2, pp.11-17, 1996 (Released:2011-09-09)
参考文献数
7

火災時の建物内における避難歩行速度を推定することを目的として,鉄道駅の階段における群集流動の現状に関する実測調査を行った。実測値の回帰分析により,群集密度と歩行速度との間に相関係数0.9以上の線形な関係が存在した。群集流率は,群集密度の2次関数で回帰され,0.9以上の相関係数が得られた。群集密度及び群集流率ともに,夏季と冬季との間に差異が認められ,冬季の歩行速度及び群集流率は,夏季におけるそれよりも大きくなる傾向を認められた。また,過去における同様のデータとの比較も行った。老人等の災害弱者については,混雑していない状況における歩行速度を測定し,老人,手すりに掴まっている人,杖を突いている人,要介助者は,それぞれ健常者の50,40,30及び10%の値を得た。(オンラインのみ掲載)
著者
植竹 徹 大島 泰伸 大橋 正史 奈良 松範
出版者
Japan Association for Fire Science and Engineering
雑誌
日本火災学会論文集 (ISSN:05460794)
巻号頁・発行日
vol.51, no.1, pp.35-43, 2001 (Released:2011-05-09)
参考文献数
12

火災時に火災室或いはこれから漏れ出た煙に対してウォーターミスト噴霧することにより消煙することを目的として実験的な研究を行った。まず,ウォーターミスト発生に適したノズルを複数選定し,その種類や放水圧力を変化させて水粒子径の計測,流量分布の測定を行い,ウォーターミスト発生の条件を確認した。その後,灯油の燃焼あるいは木のチップの燻焼による煙を密閉された空間に溜めて,その空間の上部よりウォーターミスト噴霧を行い,その消煙効果を調査した。(オンラインのみ掲載)
著者
植竹 徹 大島 泰伸 大橋 正史 奈良 松範
出版者
Japan Association for Fire Science and Engineering
雑誌
日本火災学会論文集 (ISSN:05460794)
巻号頁・発行日
vol.51, no.1, pp.35-43, 2001

火災時に火災室或いはこれから漏れ出た煙に対してウォーターミスト噴霧することにより消煙することを目的として実験的な研究を行った。まず,ウォーターミスト発生に適したノズルを複数選定し,その種類や放水圧力を変化させて水粒子径の計測,流量分布の測定を行い,ウォーターミスト発生の条件を確認した。その後,灯油の燃焼あるいは木のチップの燻焼による煙を密閉された空間に溜めて,その空間の上部よりウォーターミスト噴霧を行い,その消煙効果を調査した。<br>(オンラインのみ掲載)