著者
新井 庭子 分寺 杏介 松崎 拓也 影浦 峡
雑誌
研究報告人文科学とコンピュータ(CH) (ISSN:21888957)
巻号頁・発行日
vol.2017-CH-114, no.5, pp.1-8, 2017-05-06

テキストの難しさの研究として,既存の研究ではテキストか人間の認知の仕組みかどちらかしか研究対象にされてこなかった.本研究は,この 2 つの視点の両方を持ちつつ,主に知識構成を支える言語表現の形式に焦点を当て,小 ・ 中の理科教科書を材料にこの問題への接近を試みる.我々は,読みを困難にするテキストのパラメーターを予測し,小 ・ 中教科書テキストの間にそのパラメーターで表現できるギャップがあることを示したが,その研究はまた,表層的な特徴に加え,質的な観点から言語表現を検討する必要性を示した.本研究では,質的な関連から言語表現を特徴付けるカテゴリーとして,定義表現と分類の表現に着目し,計量的な分析を行った.

28 28 28 28 OA 吹奏中の声門動態

著者
向井 將
出版者
一般社団法人 日本耳鼻咽喉科学会
雑誌
日本耳鼻咽喉科学会会報 (ISSN:00306622)
巻号頁・発行日
vol.92, no.2, pp.260-270, 1989-01-20 (Released:2008-03-19)
参考文献数
31
被引用文献数
5 or 0

Historically, the concern of wind instrumentalists has been diaphragm control and embouchure.Laryngeal movement during " blow " has been overlooked or neglected by wind musicians. It has been said that musical tone has to be produced by the resonances of the player's air column by opening his larynx during blow.In the present study, fiberscopic observations of the larynx during blow revealed that musical tones were played with adducted vocal cords. Narrowed glottis appeared to control the airflow of the blow. Persons who could not make musical tone blew with open glottis. Vibrato was also made by rhythmic open and narrowing movements of the glottis. The authors concluded that the larynx regulates the airflow of the " blow ". The authors postulated that the embouchure might be important as the receptor of the airflow rather than controlling the movement for "blow".
著者
谷口 守 荒木 俊輔
出版者
Japan Society of Civil Engineers
雑誌
土木計画学研究・論文集 (ISSN:09134034)
巻号頁・発行日
vol.13, pp.225-232, 1996-08-31 (Released:2010-06-04)
参考文献数
8
被引用文献数
1 or 0

低成長時代においては、社会資本整備が地域に及ぼす効果を経済的指標で捉えることは難しく、むしろ社会資本整備が住み易さやイメージの向上といった地域に関わる認識の高さに影響を及ぼすことで地域間競争が進む側面も有ると考えられる。本稿ではこのような「認識上の地域」に着目し、その実態と決定に及ぼす要因について分析方法の提案を行い、それを実空間に適用した。具体的には、地域名選択確率という概念を導入し、「つくば地域」を対象に数量化モデルを適用することによって社会資本整備をはじめとする諸要因が地域認識に及ぼす影響を定量的に検討した。さらに、認識上の地域が有する階層構造についてもその特性を明らかにした。
著者
緒方 奈保子 車谷 典男 上田 哲生 西 智
出版者
奈良県立医科大学
雑誌
基盤研究(C)
巻号頁・発行日
2012-04-01 (Released:2013-05-31)

高齢者の眼科健診「藤原京EYEスタディ」を行い2868人(男性1513 人、平均年齢76.3±4.9)が受診した。年齢とともに視力が低下していたが、平均矯正視力はlogMAR0.048で、視力低下(logMAR>0.2)は6.6%であった。白内障術後は19.5%。認知機能検査MMSE平均は27.3±2.3、認知機能低下あり(23点以下)は5.7%で、年齢、視力低下、学歴と関連を認めた。加齢黄斑変性(AMD)患者66例における血漿PEDFは10.2±3.14μg/mlとコントロール群8.23±1.88μg/mlより高く(p<0.01)、PEDFがAMDの発症に関与している可能性が示唆された。

22 19 19 2 OA 「ネ申Excel」問題

著者
奥村 晴彦
雑誌
情報教育シンポジウム2013論文集
巻号頁・発行日
vol.2013, no.2, pp.93-98, 2013-08-11

Excel に代表される表計算ソフトは,簡便なデータ入力・解析・可視化ツールであるが,これを柔軟な罫線の引ける DTP ソフトとして用い,データとしての再利用の困難な複雑な帳票を作成してしまうことがよくある。この類の「ネ申 Excel」(神 Excel)が引き起こす問題点をまとめ,解決策を提案する。
著者
谷本 晃久
出版者
北海道大学大学院文学研究科北方研究教育センター = Center for Northern Humanities, Graduate School of Letters, Hokkaido University
雑誌
北方人文研究 = Journal of the Center for Northern Humanities (ISSN:1882773X)
巻号頁・発行日
vol.7, pp.109-121, 2014-03-31

Dr. Yoshishige Hayashi (1922-2013) is an agricultural economic history researcher who had taught at Hokkaido University for a long time. His area of research is traditional agricultural culture of the Ainu. He is well known for his detailed field work conducted from the 1950s to the 1960s on Ainu society across Hokkaido. Also known for his research style which is heavily influenced by the interdisciplinary method of study at the Research Institute for Northern Culture, he was engaged in the compilation of Hokkaido history along with Dr.Shin-ichiro Takakura. This transcript, which is a recollection of research activities conducted by Dr. Hayashi in 2006, is arguably a valuable record that recounts in detail a side of Ainu and the northern culture studies developed out of Hokkaido University between the 1950s and 1980s.
著者
中矢 大輝 遠藤 慎 佐鳥 新 吉田 功 三枝 信 伊藤 那知 加納 正城
出版者
一般社団法人 日本色彩学会
雑誌
日本色彩学会誌 (ISSN:03899357)
巻号頁・発行日
vol.41, no.3+, pp.99-101, 2017-05-01 (Released:2017-10-07)

発症初期における大腸癌の識別は,医師による定性的な判断により行われる.本研究では,北里大学の協力のもと,初期の4段階に分類された大腸癌のうち最も識別が困難であるとされる高度異形成と癌細胞の識別をハイパースペクトルカメラにより計測し,機械学習を用いて解析を行った.使用したハイパースペクトルカメラは,北海道衛星株式会社が開発したHSC1702である.分類に用いた手法は,K近傍法,サポートベクターマシーン,ランダムフォレストである.前処理として,細胞核より抽出されたハイパースペクトルデータを主成分分析により次元削減した.第三主成分までを考慮して3手法をトレーニングを行い予測させた結果,1100以上のサンプルに対し,K近傍法では96.0%,サポートベクターマシーンでは98.1%,そしてランダムフォレストでは98.2%の精度を得た.
著者
青木 洋
出版者
社会経済史学会
雑誌
社会経済史学 (ISSN:00380113)
巻号頁・発行日
vol.72, no.3, pp.331-353, 2006-09-25 (Released:2017-08-09)
参考文献数
55
被引用文献数
1 or 0

This article focuses on the activities of the Research Groups (Kenkyu han) promoted by the National Research Council of Japan (NRCJ) during World War II. Research collaboration has recently attracted the attention of many scholars as a factor in the development of Japanese technology. In fact, there were a large number of research collaboration activities during the period, and the Research Groups were one of the largest of such groups. NRCJ, established in 1920 under the supervision of the Ministry of Education, had been mainly involved in the promotion of international academic collaboration until World War II. But when the Board of Technology (Gijutsuin) was established for the mobilization of science and technology and the tide of the Pacific War turned against Japan, the Ministry of Education enforced a reform so that NCRJ could launch widespread research collaboration throughout the country. The Research Groups were organized in 1944, and at its peak had 193 groups and a total of over 1,900 scientists. Typical research issues included electronics, scarce and rare materials, and public health. These were similar to those of the Research Neighborhood Groups (Kenkyu tonarigumi), which were promoted by the Board of Technology, resulting in some duplication of activities between the two groups and leading to inefficiency in the mobilization of science and technology research.
著者
渡邊 ゆきの
出版者
奈良大学大学院
雑誌
奈良大学大学院研究年報 = Annual reports of the Graduate School of Nara University (ISSN:13420453)
巻号頁・発行日
no.22, pp.1-18, 2017

" 慶応4/明治元(1868)年~2(1869)年に発生した戊辰戦争戦没者の墓は、亡くなった土地や出身地など全国に点在している。墓石は文字だけでなく形状や石材等、被葬者・建立者の様々な情報を内包しており、後世に伝えるべき重要な文化財である。戊辰戦争から150年近くが経過した今、墓石の劣化が深刻化しており、いち早く保存対策を講じる必要がある。 本稿では同時期に全国各地の異なる環境下で建立された戊辰戦争戦没者の墓石の劣化状態を調査・比較し、石造文化財の劣化傾向を明らかにすることを試みた。また、墓石の劣化状態をA~Dの4段階で評価し、墓石の劣化危険度を視覚化した。 調査の結果、石造文化財の劣化の進行には、用いられている岩石の種類と凍結破壊注意日の出現回数が影響することを確認した。"

66 65 13 0 OA 天帝奇勲 : 絵本

著者
石川惟安 (奇散人) 著
出版者
常磐屋
巻号頁・発行日
vol.初編, 1886
著者
村井 潤一郎
出版者
一般社団法人 日本教育心理学会
雑誌
教育心理学年報 (ISSN:04529650)
巻号頁・発行日
vol.56, pp.63-78, 2017-03-30 (Released:2017-09-29)
参考文献数
72

本稿の目的は, 主として2015年7月から2016年6月までの期間について, 教育心理学領域における社会心理学的研究の概観をした上で, そこで用いられている研究法・統計法について考察することである。本稿前半では, 2016年に開催された日本教育心理学会第58回総会における社会心理学的研究のテーマと研究法について概観した。その結果, テーマ, 発表件数についてはほぼ例年通りの傾向であり, 大多数の研究で質問紙調査法が用いられていた。また, あわせて, 上記期間における「教育心理学研究」の社会心理学的研究についても概観した。以上を受け, 本稿後半では, 尺度作成, ウェブ調査, 重回帰分析, 事前事後テストデザインの4点から研究法・統計法について論じ, 今後の研究の改善のためにいくつかの考えを述べた。
著者
新谷 俊忠
出版者
苫小牧工業高等専門学校
雑誌
苫小牧工業高等専門学校紀要 (ISSN:03886131)
巻号頁・発行日
vol.39, pp.87-88, 2004-03-15

可分Banach空間XはコンパクトでありXは有限次元である。