著者
金子 真司 後藤 義明 田淵 隆一 赤間 亮夫 池田 重人 篠宮 佳樹 今村 直広
出版者
国立研究開発法人森林研究・整備機構 森林総合研究所
雑誌
森林総合研究所研究報告 (ISSN:09164405)
巻号頁・発行日
vol.17, no.3, pp.259-264, 2018

福島県十万山(浪江町・双葉町)の森林火災(2017年4月29日~ 5月10日)の延焼地において、火災直後に山頂部のアカマツ林と谷部のスギ林で樹木と土壌の試料を採取して放射性セシウム(RCs: <sup>134</sup>Cs+<sup>137</sup>Cs)濃度を測定して火災の影響を調べた。樹木については、同一木の幹の燃焼側と非燃焼側から樹皮を採取した。土壌は燃焼地と隣接する非燃焼地から堆積有機物層と表層土壌を採取した。アカマツでは燃焼樹皮が非燃焼樹皮に比べて現存量とRCs 濃度とRCs 蓄積量が小さかった個体が存在した。また、アカマツ林、スギ林で調査したすべての堆積有機物層のRCs 濃度が燃焼箇所に比べて非燃焼箇所で高かった。
著者
[豊田天功] [著]
巻号頁・発行日
vol.[9], 1800
著者
中村 康香 跡上 富美 竹内 真帆 吉沢 豊予子
出版者
日本母性衛生学会
雑誌
母性衛生 = Maternal health (ISSN:03881512)
巻号頁・発行日
vol.53, no.2, pp.313-321, 2012-07-01
参考文献数
19

入院中の切迫早産妊婦がどのように妊娠を受けとめているのか明らかにするため,産科を取り扱う7医療施設において,切迫早産の診断がつき, 1週間以上持続点滴を伴う治療にて入院している妊婦189名に対して,妊娠についてどのように思っているかについて自由記述の回答を依頼した。分析は,自由記述の内容を,質的帰納的に分析した。その結果,肯定的受けとめとして,【うれしさと感動】【母親とわが子の実感】【付き合っていけそうな妊娠】【妊娠によるメリットを実感】【人生の糧となる体験】【家族とのつながりを実感】【出産を意識】【感謝の気持ちを実感】の8つのカテゴリ,両価的受けとめとして,【妊娠の喜びと不安】【妊娠の現実感と非現実感】【妊娠の喜びとつらさ】【妊娠継続と早期終了】の4つのカテゴリ,否定的受けとめとして,【拒否したい妊娠】【予想と異なる妊娠】【他人事の妊娠】【不安だらけの妊娠】【自分への負担がある妊娠】の5つのカテゴリが認められた。入院している切迫早産妊婦に対して,胎児の安全性が確保されるような支援を行い,妊娠に対する受けとめが少しでも肯定的になるように援助していくことが大切である。
著者
Masato Nakamura Ken Kozuma Takanari Kitazono Tomoko Iizuka Toru Sekine Kazuhito Shiosakai Isao Usui Seiji Kogure
出版者
The Japanese Circulation Society
雑誌
Circulation Journal (ISSN:13469843)
巻号頁・発行日
pp.CJ-18-0956, (Released:2019-01-24)
参考文献数
19

Background: A unique dose of prasugrel has been approved exclusively for Japanese patients, but real-world data for prasugrel at that dose in patients with ischemic heart disease (IHD) are limited. Therefore, large-scale, real-world data are needed. Methods and Results: A 2-year observational study of Japanese patients with IHD undergoing percutaneous coronary intervention and being treated with prasugrel to evaluate safety and effectiveness. This report is an interim analysis of data from case report forms (CRFs) after 3 months. CRFs were collected from 4,270 patients, 4,157 of whom were eligible for the safety and effectiveness analysis sets (mean age, 68.3 years; male, 76.5%). The median treatment period was 112 days, and 92.3% of patients continued treatment with prasugrel. The incidence of non-coronary artery bypass grafting-related bleeding adverse events (AEs) was 3.1%, of which Thrombolysis in Myocardial Infarction (TIMI) major and minor bleeding accounted for 0.5% and 0.6%, respectively. The most common bleeding AEs were gastrointestinal disorders, which accounted for 43.2% of the sum of “TIMI major and minor bleeding AEs”. The incidence of major adverse cardiovascular events (MACE) was 1.0%, and the cumulative incidence of MACE was 1.4%. The incidence of stent thrombosis was 0.2%. Conclusions: Interim study results indicated that prasugrel was safe and effective during the early phase of treatment in Japanese patients with IHD in real-world clinical settings.
著者
山川 修治
出版者
学術雑誌目次速報データベース由来
雑誌
地理学評論. Ser. A (ISSN:00167444)
巻号頁・発行日
vol.61, pp.381-403, 1988
被引用文献数
11

東アジアにおける気圧配置型の出現頻度からみた気候変動の実態を,1941年から1985年までの45年間について論じた.1970年代以降をそれ以前と比較すると,冬型高頻度期間の長期化,厳冬季の早期出現,春季移動性局気圧卓越期の遅れ,梅雨前線活動の後半顕著・長期化,夏型高頻度期間の短縮,日本へ接近する台風(とくに秋台風)の減少,秋雨前線の早期出現・活動長期化,秋季移動性高気圧高頻度期間の早期終了といっ一連の傾向が特徴である.また1980年前後になり,.1960年前後と同様に,日本列島上の梅雨前線が活発になりやすい状態となったが,これは集中豪雨の多発と関連している.さらに,晴天のシンギュラリティとして知られる文化の日を含む11月2~6日は,確かに移動性高気圧に覆われやすく,経年変動も少ないが,同程度のシンギュラリティが春季の4月11~15日にも存在すること等新しい知見を得た.
出版者
日経BP社
雑誌
日経アーキテクチュア (ISSN:03850870)
巻号頁・発行日
no.969, pp.20-22, 2012-02-10

優秀な職人をいかに確保するか。ものづくりに直接関わる専門工事会社にとって深刻な問題となっている。解決策の1つが職人の直接雇用だ。下請け任せの重層構造に頼らない施工が顧客の信頼につながる。 「体力的にはきつい仕事。でも、自分がつくった建物を街角で見ると達成感がある」。
著者
Hosoya Tsuyoshi Otani Yoshio
出版者
Mycological Society of Japan
雑誌
Mycoscience (ISSN:13403540)
巻号頁・発行日
vol.38, no.2, pp.171-186, 1997-07-15
参考文献数
31
被引用文献数
15
出版者
巻号頁・発行日
vol.第51冊,
著者
X. イリヤル 山本 豊 加藤 治文 荒明 美奈子 黒岩 ゆかり 會沢 勝夫
出版者
日レ医誌
雑誌
日本レーザー医学会誌 (ISSN:02886200)
巻号頁・発行日
vol.17, pp.281-284, 1996

The cytotoxicity of PDT with ME2906 and Laser to P388 cells was examined. Cell viability was assayed by the MTT method. When the laser irradiated at 10J/cm<SUP>2</SUP> after incubation for 4 hours with 10&mu;g/ml of ME2906, cell viability was not decreased but with 20 and 30&mu;g/ml of ME2906, cell viabilities were 9 and 1.4% respectively. When the laser irradiated at 10J/cm<SUP>2</SUP> after incubation for 24 hours, cell viabilities were almost same as those of 4 hours incubation. ME2906 contents at 24 hours after drug administration at concentration of 10&mu;g/ml measured 2.8&times;10<SUP>-9</SUP>&mu;g/cell, and at 4 hours after drug administration at 20&mu;g/ml measured 5.5&times;10<SUP>-9</SUP>&mu;g/cell. These data showed that the cytotoxicity of PDT to P388 cells was dependent on the ME2906 intracellular accumulated contents but independent on laser doses.
著者
テンク イドラ イリヤニ 山﨑 和彦
出版者
日本デザイン学会
雑誌
日本デザイン学会研究発表大会概要集
巻号頁・発行日
vol.61, 2014

本研究は文化差を活用したデザインアプローチの研究である。二つの異なる文化の共通と差異ポイントを明らかにして、デザインコンセプトに活用し、デザインを提案する。作品の制作と評価を繰り返し行い、制作作品が両方の文化に合えるかどうかを見出す。作品評価は評価シートとユーザーエクスペリエンスマップを使って、評価した。
著者
矢野 裕介
出版者
一般社団法人 日本体育学会
巻号頁・発行日
pp.70_2, 2017 (Released:2018-02-15)

1937年の日中戦争突入により国家総動員法が公布され、国内体制が戦時体制に移行していく中で、武道は1939年に設置された武道振興委員会の答申にみられるように、その戦技化を要求された。それがために、剣道においては斬撃姿勢による基本的な技が採用され、竹刀についても長さを3尺6寸とする真刀に近いものが使用されたように、より実戦的(軍事的)な内容へと改変された。また剣道の訓練で培った技術を氷上戦にも即すべく、剣道とスケートを融合させた「氷上剣道」なるものも考案、実施されるようになった。とはいえ、従前の武道史研究では氷上剣道に焦点をあてた研究は見受けられず、その存在について語られることはこれまで全くといっていいほどなかった。そこで本研究では、前廣節夫・岡部直己(1940)の『氷上剣道教育指導法』(筆者蔵)を中心に採り上げ、分析を行うことを通して、氷上剣道の実際について明らかにしていくことを目的としている。本書は、氷上剣道を統括していたとみられる日本氷上剣道会が発行したもので、その「使術ノ要領」、「教育一般ノ要領」(基本動作、応用動作、試合教習、試合)、「審判」法等が詳説されているからである。

1 1 1 1 OA 屋敷書抜

出版者
巻号頁・発行日
vol.甲第22冊(宝暦10-明和6),
著者
小林 貞一
出版者
日本地質学会
雑誌
地質學雜誌 (ISSN:00167630)
巻号頁・発行日
vol.43, no.512, pp.349-358, 1936-05

1., 此の類の科の名稱RIbeiridae KOBAYASHI 1933をEopteridae MILLER 1889に改め, 2., RibeirellaとT., chnophorusの共に獨立せる屬なることを述べ, 3., Ribeiria ? prosseri Clarke は此の類に屬せず本種を基本種として二枚介の新屬Schizopectenを樹立し, 4., 南米ボリビア産のTechnophorus otaviensisを記載す。5., 中下部寒武利紀フォーナ中に於いてはHeraultiaの最もRibeiriaに近似する點より此の類がEopteridaeの祖先型系統に近きものと思考す。6., Eopteridaeは上部寒武利亞紀に於いては東亞, 中下部奧陶紀に於いては北はシベリア, 南はタスマニアに發見され, 太平洋兩側に廣く分布し, 中上部奧陶紀に於いては大西洋兩側に多く, 南は南米ボリビアに發見される。7., 中下部寒武利亞紀にVolboithellaあり, 眞正頭足類は上部寒武利亞紀以降に發展すること, Eopteridaeの系統發達と類す, 寒武利奧陶紀のフォーナ中には或時期には太平洋區域に, 次の時代には大西洋區域に發展するが如き態の系統發達をなすもの其の例に乏しからず, 茲に頭足類, Eopteridae, Dikelocephalidaeの三例を擧げて其の一解釋に及ぶ。
著者
工藤 龍太
出版者
一般社団法人 日本体育学会
巻号頁・発行日
pp.71_2, 2018 (Released:2019-01-18)

講道館柔道創始者の嘉納治五郎は様々な武術を研究し、「武術としての柔道」を生涯にわたり探求し続けた。柔道が競技スポーツとして普及していく一方で、柔道の武術性が失われていくことを危惧した嘉納は、修行者に形と乱取稽古の併修を説いた。昭和2(1927)年までに嘉納が完成させた精力善用国民体育の形(以下「精力善用の形」)は、2人で行う相対動作に加えて1人で行う単独動作が含まれている点で、柔道の形としては画期的なものであり、集団体操としても採用されるなどの展開があった。先行研究では、この形が国民体育の実施と当身技の習得といった体育的・武術的観点から、柔道をより優れたものにするために嘉納が創案したものであり、嘉納にとって理想の柔道の形であったことが指摘されてきた。本発表では、嘉納の理想的な柔道を具現化した精力善用の形が戦前の体育や武道の世界に与えた影響や、様々なレベルの実践者たちの反応がどのようなものであったかを資料に基づき調査しながら、戦前の精力善用体育の形の展開過程を明らかにしたい。
著者
疋田 努 ダレフスキイ イリヤS.
出版者
日本爬虫両棲類学会
雑誌
爬虫両棲類学雑誌
巻号頁・発行日
vol.12, no.1, pp.10-15, 1987

ベトナム北部のタムダオから,1937年にBourretによって報告されたトカゲ属の1種,<i>Eumeces tamdaoensis</i>は,原記載後なんの報告も採集例もなく,しかも原記載の論文の入手が非常に困難なため,謎につつまれたトカゲとなっていた。このほど,原記載を入手し,さらにベトナム北部から新たに一個体の標本を得たので,本種について再記載を行った。また,従来<i>fasciatus</i>群の一員とされていたこのトカゲが,実際は<i>obsoletus</i>群と近縁であることがわかった。

1 1 1 1 OA 輪池叢書

巻号頁・発行日
vol.21, 1000