文献ランキング(各10件)

著者
小林 武志 木村 凡 藤井 建夫
出版者
公益社団法人 日本水産学会
雑誌
日本水産学会誌 (ISSN:00215392)
巻号頁・発行日
vol.69, no.5, pp.782-786,853, 2003-09-15 (Released:2008-02-01)
参考文献数
15
被引用文献数
2 2

石川県特産のフグ卵巣ぬか漬けでは,有毒卵巣がぬか漬け後に食用となるので,その減毒への微生物関与の可能性を検討した。ぬか漬け製造中の桶の液汁を採取し,これにフグ毒を添加して貯蔵を行い,その毒性を測定すると共に,ぬか漬けの微生物185株をフグ毒培地に各々接種し,培養後の培地の毒性を測定した。また,フグ毒培地にぬか漬けを直接接種,培養して,毒性変化を調べ,毒分解活性を有する微生物を増菌して分離しようと試みた。しかし,一連の実験では,微生物関与と考えられる明確な毒性低下を確認できなかった。
著者
榎本 俊樹 小柳 喬
出版者
石川県立大学
雑誌
挑戦的萌芽研究
巻号頁・発行日
2015-04-01 (Released:2015-04-16)

フグ卵巣は塩漬け・糠漬けすることで毒性が低下した。また、これらのサンプルからTTX及びその類縁体である5,6,11-trideoxytetrotodoxin(TDTTX)が検出された。TTX及びTDTTXは糠漬けに伴い減少することから、TTXは分解されることで毒量が減少することが示唆された。フグ卵巣の糠漬けの菌叢について検討したところ、主要な乳酸菌は、Tetragenococcus muriaticusと同定された。さらに、Bacillus属及びClostridium属の細菌も主要な菌叢であった。これらの細菌のTTX分解への関与については、今後の研究課題として残された。
著者
中村 博一
出版者
文教大学大学院言語文化研究科付属言語文化研究所
雑誌
言語と文化 = Language and Culture (ISSN:09147977)
巻号頁・発行日
vol.23, pp.256-271, 2011-03-01

Ninja is said to be the ancient warrior originated in Japan. Nowadays its transnational emerging has been seen globally, even in Sokoto, northern Nigeria where I have conducted field research for Nollywood kungfu film since 2001. In this article, I trace some transnational process of ninja representation outside Japan and consider ways to transform global image into a localized ninja/ninjoji of Sokoto.
著者
中村 博一
出版者
文教大学
雑誌
生活科学研究 = Bulletin of Living Science (ISSN:02852454)
巻号頁・発行日
vol.40, pp.33-42, 2018-03-30

For many Japanese, it seems to be difficult to assume that growing success of Nollywood would be in relation with some “SFX” techniques for mysterious teleport and magical transforming, which resonate so much with the audiences in local contexts. This article examines recent 31 Yoruba Nollywood movies which were selected randomly from the online guide of the AM Yoruba. 22 contents out of the 31 include mysterious or magical scenes and 6 are peculiarly involved with “money rituals”. 9 are without any magical setting and more than half of them focus on domestic problems which are familiar with Japanese audiences. But many contents with magical scenes, too, raise issues for family relationships. The article explores common features and differences between the two kinds of contents and suggests that those movies which contain mysterious settings would dramatize ordinary issues with very localized idioms although they reflect harsh situation or crisis of everyday life.
著者
小林 康正 Yasumasa KOBAYASHI 京都文教大学人間学部・文化人類学科 KYOTO BUNKYO UNIVERSITY Department of Cultural Anthropology
出版者
京都文教大学
雑誌
人間学部研究報告 = Reports from the Faculty of Human Studies, Kyoto Bunkyo University (ISSN:18843743)
巻号頁・発行日
vol.10, pp.87-113, 2008-03-25

Seimei-gaku, also known as Seimei-Handan, (predicting a person's fortune on the basis of his surname and first name) is a popular fortune-telling method in Japan. It is traditionally believed that this method originated in ancient China and later began to be used in Japan; however, in reality, seimei-gaku was invented in modern Japan. In 1901, Sasaki Mono (1860-1902?), the inventor of Seimei-gaku, used newspapers to awaken the interest of people. This paper aims to explore the relationship between the demand for Seimei-gaku and large-scale publication of popular newspapers in the early twentieth century. Faith in Seimei-gaku was based on the magic of the printed word, and it was created by a media-saturated society. Seimei-gaku can be regarded as a superstition held by typographic man. During this period, the importance of information increased in association with the exponential growth of the market society, and the value of everyday-life experiences in traditional communities declined. Consequently, newspaper became an integral part of people's life. Seimei-gaku is considered to be a part of the information provided by newspapers. It had two prominent types that enabled it to achieve its objectives. One was reading a person's mind, and the other, predicting his future. These are the requisite skills for achieving success in an expansionary economy during the development of a market society.
著者
河野 公一 織田 行雄 渡辺 美鈴 土手 友太郎 臼田 寛
出版者
大阪医科大学
雑誌
基盤研究(C)
巻号頁・発行日
1997 (Released:1997-04-01)

研究総括体内に吸収されたフッ物はそのほとんどが腎臓から排泄されるため、高濃度のフッ素暴露のみならず長期にわたる低濃度のフッ素暴露でも腎障害をきたすことが動物試験により確認された。健常者では尿中フッ素量は生体へのフッ素の負荷量をよく反映し、一般環境からの摂取やフッ化物作業者における暴露の指標として広く用いられている。地域住民を対象とした検診結果および動物試験に、より尿中へのフッ素の排泄は腎でのクリアランスに依存しており、もし腎機能の低下がある場合、例えば慢性腎炎や腎不全の患者のみならず健康な個体でも中高齢化とともにフッ素の排泄障害と体内への蓄積が示唆されることが確認された。腎フッ素クリアランス値はクレアチニンクリアランス値に比べて40歳台までは比較的穏やかな減少傾向にとどまるが50歳台以降では急激な低下を認めた。さらに動物を用いたフッ化ナトリウム負荷試験ではフッ素クリアランスが低下し血中フッ素濃度が高く維持されること成績を得た。体内に吸収されたフッ素はその大半が24時間以内に排泄されるが、この排泄率は腎機能の低下とともに減少し、もし腎フッ素クリアランス値が20%低下すればフッ素の24時間における排泄率も20%減少することが確認された。わが国でも増加しつつある腎透析患者では血中フッ素濃度が高く維持され、アルミニウムなどの他の元素とともに骨や脳の病変とのかかわりから問題とされてきた。最近では透析液の脱イオン化などによりこれらの疑問は解消されたとする報告がみられる。しかし本研究の成績より、現在一般に使用されている透析膜自体の性格などから血中フッ素は十分に除去しえず、これらの問題は解消されたとする根拠が得られなかった。近年、わが国の産業界では作業者の中高齢化が急速に進みつつある。このような状況においてフッ物などの有害物を長期にわたって取り扱う作業者が今後さらに増加することが予想される。したがってこれら作業者の健康管理の基準はそれぞれの作業環境において個々の作業者の加齢による腎機能の低下などの生理的状態を考慮した上で評価することが強く望まれる。
著者
小林 武志 木村 凡 藤井 建夫
出版者
公益社団法人 日本水産学会
雑誌
日本水産学会誌 (ISSN:00215392)
巻号頁・発行日
vol.69, no.5, pp.782-786,853, 2003-09-15 (Released:2008-02-01)
参考文献数
15
被引用文献数
2 2

石川県特産のフグ卵巣ぬか漬けでは,有毒卵巣がぬか漬け後に食用となるので,その減毒への微生物関与の可能性を検討した。ぬか漬け製造中の桶の液汁を採取し,これにフグ毒を添加して貯蔵を行い,その毒性を測定すると共に,ぬか漬けの微生物185株をフグ毒培地に各々接種し,培養後の培地の毒性を測定した。また,フグ毒培地にぬか漬けを直接接種,培養して,毒性変化を調べ,毒分解活性を有する微生物を増菌して分離しようと試みた。しかし,一連の実験では,微生物関与と考えられる明確な毒性低下を確認できなかった。
著者
牟田 和恵 古久保 さくら 伊田 久美子 熱田 敬子 荒木 菜穂 北村 文 岡野 八代
出版者
大阪大学
雑誌
基盤研究(B)
巻号頁・発行日
2014-04-01 (Released:2014-04-04)

1)最終年度成果まとめのための研究会を全員参加(スカイプ等含む)で3度にわたって行い、全員の執筆によって電子書籍『架橋するフェミニズム---歴史・性・暴力』を製作した。電子書籍であることを生かし、本科研で行ってきたシンポジウム等の動画も収載した。広く社会的発信を行うため、大阪大学レポジトリでの公開に加え、本科研で制作のwebサイトにて無料公開した。http://movie-tutorial.info/2)同じく成果まとめとして、3月3日に、本研究課題である「ジェンダー平等社会の実現に資する研究と運動の架橋とネットワーキング」の、「研究と運動の架橋」に焦点をあてたシンポジウム『多様な社会問題とフェミニズムの架橋』をウィングス京都にて開催した。反ヘイトスピーチ運動はじめ各分野で活動するうちにフェミニズムとジェンダー平等の重要性に気付いていったという経験を共有するゲストを招いて行い、他の社会運動とのネットワークの可能性を議論し、新聞等にも紹介された(毎日新聞夕刊、2018年4月9日報道「新世代によるフェミニズム 他の社会運動と連帯探る 実践者らのシンポジウムから」)。3)研究成果のまとめのため、補充調査を行った(韓国および台湾)。4)研究のより広い社会的発信のために、ショートムービー『「慰安婦」問題は#MeTooだ!』を制作、上述のwebサイトにて公開した。これは、同サイトで公開している動画製作チュートリアルビデオの利用実践促進も兼ねたものである。
著者
山下 英愛
出版者
文教大学
雑誌
基盤研究(C)
巻号頁・発行日
2017-04-01 (Released:2017-04-28)

本研究の目的は、北朝鮮で制作・放映されたドラマの分析を通して、北朝鮮社会のジェンダーを考察することである。日本における北朝鮮研究は、政治外交などの分野において蓄積されてきたが、人々の暮らし、家族や社会におけるジェンダー役割、さらにそれらが政治体制とどのように結びついてきたのか、などの社会文化的側面についてはあまり関心を持たれてこなかった。本研究は、このような研究の空隙を埋め、北朝鮮社会に対する理解を深めようとするものである。本研究を行うためには、北朝鮮社会に関する基礎的な知識を補充し、海外の研究動向を把握する必要がある。そこで、初年度である29年度は、1)資料及び情報の収集、2)海外における北朝鮮研究の動向把握、3)関連研究者とのコネクションづくりに注力した。1)資料収集は着実に進めている。海外で活動する北朝鮮関連の研究者たちとつながりができたことで、韓国及び米国における資料収集の方法やその場所に関する情報を得ることができた。2)海外(ソウル、ニューヨーク、ワシントンDC)及び国内で開かれた学会や研究会に参加し、北朝鮮研究の動向や内容に関する知見を深めた。海外では相当多様な北朝鮮研究が行われていることがわかった。3)関連研究者との人脈づくりを積極的に行い、研究上の問題意識や研究内容についての意見交換もすることができた。さらに、北朝鮮社会の現状に対する理解を深めるために、ワシントンDCにある北朝鮮関連の研究機関や人権団体なども訪問して情報収集を行った。
著者
砂野 唯
出版者
日本熱帯農業学会
雑誌
熱帯農業研究 (ISSN:18828434)
巻号頁・発行日
vol.6, no.2, pp.69-74, 2013 (Released:2015-08-04)
参考文献数
15
被引用文献数
3

アフリカ農村では,穀物やイモ類から作った主食がカロリー源として大量に摂取されている.穀物やイモ類には,人体の成長と組織の修復に不可欠なタンパク質が少量しか含まれないうえに,タンパク質を構成している必須アミノ酸のバランスが悪く,リジン含量が低い.そのため,多くの人びとはマメ類や肉,魚,または乳製品を材料とする副食を食べることで,これらの栄養素を補っている.しかし,エチオピア南部に暮らすデラシェは,モロコシとトウモロコシから作った醸造酒パルショータ(parshot)を主食としており,それ以外をほとんど口にしない.このような食事習慣は,世界的にも珍しい.そこで,本研究では,彼らの栄養事情を解明し,何故,このような飲酒文化がこの地で生まれたのかを考察した.モロコシとトウモロコシ,デラシェで飲まれる3種類の醸造酒の栄養価を分析したところ,3種類の醸造酒の方が高いアミノ酸スコアを示した.また,現地での観察によると,人びとは普段はパルショータを,乾期にはその他の2種類の醸造酒を主食として,毎日大量に飲んでいた.人びとは,モロコシとトウモロコシをアルコール発酵させることで栄養価を高めるとともに,固形食よりも満腹になりにくい濁酒状にして摂取量を増やしていた.人びとは1日に飲む醸造酒から生存に必要なカロリーと栄養を全て満たしており,栄養価に優れたパルショータを普段から主食としていた.多くのアフリカ農村では,マメ類を栽培したり,生業を多様化することによって栄養事情の改善を図っているが,デラシェ地域では単一の作物から効率良く栄養を摂取するために調理方法と摂取方法を工夫している.その結果,地域に特有の飲酒文化が生まれたことが明らかになった.
著者
古谷野 哲夫
出版者
日本結晶学会
雑誌
日本結晶学会誌 (ISSN:03694585)
巻号頁・発行日
vol.56, no.5, pp.319-322, 2014-10-31 (Released:2014-10-31)
参考文献数
6
被引用文献数
1

Chocolate consists of solid particles such as cocoa, sugar, and milk solids which are dispersed in a continuous fat phase. The major fat in chocolate is cocoa butter, and it is crystallized at room temperature, so chocolate is a food which we eat crystals. Therefore, fat crystals play a great role in chocolate quality and storage stability. In this paper, polymorphism of cocoa butter and the transformation of polymorphic forms are reviewed including recent results.
著者
沼崎 一郎
出版者
The Japanese Association of Sociology of Law
雑誌
法社会学 (ISSN:04376161)
巻号頁・発行日
vol.2004, no.60, pp.101-116,235, 2004-03-30 (Released:2010-04-15)
参考文献数
8

This article argues that the concept of sexual harassment poses a radical challenge to the principles of objectivity and universality that underlie modern law by putting the emotional state of the alleged victim (his/her feeling of "not wanting" or "unwelcoming" the sexual advance of the alleged offender) as the sole criterion of whether the victim's right to sexual freedom is violated or not and thereby "subjectifies" the right claims. This article also argues that the concept of domestic violence poses exactly the same challenge to modern law by defining violence as a means used by one spouse for generating fear in the other in order to dominate her/him. Here again, subjective state of mind-fear-is postulated as the criterion of whether an act of violence is committed or not. By "subjectifying" the right claims, the two concepts of sexual harassment and domestic violence radically individualizes and particularizes the criteria of wrongness of conduct. Ostensibly same conduct may or may not be judged as harassment or violence by the alleged victim depending on his/her subjective assessment of the act. The two concepts challenge the basic presupposition underlying modern law, namely, universal application of objective and conduct-based standards in deciding on the criminality or tort damages. The two concepts call for a new radically victim-centered standard of misconduct that places the victim's sense of repulsion and fear as the sole criterion of harassment and violence. This article finally argues that in the context of a relationship of unequal power the stronger party is held liable for extra care not to offend or threaten the weaker party.
著者
白波瀬 達也
出版者
「宗教と社会」学会
雑誌
宗教と社会 (ISSN:13424726)
巻号頁・発行日
vol.13, pp.25-49, 2007-06-09 (Released:2017-07-18)
被引用文献数
2

本稿は野宿者が集住する最下層地域、釜ヶ崎において顕著にみられるキリスト教の「ホームレス伝道」とその受容状況について考察する。日雇労働者の街として知られる釜ヶ崎は、1960年代後半から1990年代初頭にかけて、労働運動が大きな影響力をもっており、キリスト教の直接的な伝道が困難な状況にあった。1990年代中頃に釜ヶ崎は大量の野宿者を生むようになるが、それに伴って労働運動の規制力が弛緩し、1990年代後半にホームレス伝道が急増するようになった。現在、10の教会/団体が食事の提供を伴った「伝道集会」を開催するようになり、多くの野宿者が参加しているが、実際に洗礼を受け、特定の教会にコミットメントをもつようになる者は極めて少ない。宗教と社会階層の関係に着目したこれまでの研究では、社会移動の激しい最下層の人々は特定の宗教シンボルとの関係がランダムあるいは希薄だとする議論が一般的であったが、本稿はこの理論的前提を具体的なフィールドデータから検証し、最下層の人々に特徴的な信仰と所属の様態を把握する。
著者
榎本 俊樹 小柳 喬
出版者
石川県立大学
雑誌
挑戦的萌芽研究
巻号頁・発行日
2015-04-01 (Released:2015-04-16)

フグ卵巣は塩漬け・糠漬けすることで毒性が低下した。また、これらのサンプルからTTX及びその類縁体である5,6,11-trideoxytetrotodoxin(TDTTX)が検出された。TTX及びTDTTXは糠漬けに伴い減少することから、TTXは分解されることで毒量が減少することが示唆された。フグ卵巣の糠漬けの菌叢について検討したところ、主要な乳酸菌は、Tetragenococcus muriaticusと同定された。さらに、Bacillus属及びClostridium属の細菌も主要な菌叢であった。これらの細菌のTTX分解への関与については、今後の研究課題として残された。
出版者
国立国会図書館
巻号頁・発行日
vol.2019年, no.(694), 2019-02-01
著者
延原 弘章 渡辺 由美 三浦 宜彦
出版者
日本公衆衛生学会
雑誌
日本公衆衛生雑誌 (ISSN:05461766)
巻号頁・発行日
vol.61, no.7, pp.354-359, 2014 (Released:2014-08-08)
参考文献数
21

目的 インフルエンザ対策に関する基礎資料を提供することを目的として,2000/01年から2010/11年シーズンの11シーズンにわたるインフルエンザワクチンの接種状況の推定を行った。方法 全国のインフルエンザワクチンの使用実績のある医療機関等から,都道府県で層化して無作為に抽出した3,364~7,476の医療機関等を対象に,2000/01年から2010/11年シーズンにわたってインフルエンザワクチンの接種状況および同ワクチンの使用状況の調査を行った。このデータを元に,全国の実際のインフルエンザワクチン使用本数を補助変量とした複合比推定により,全国の世代別のインフルエンザワクチンの接種者数および接種率の推定を行った。結果 有効回答数は1,047~2,763であった。2000/01年,2010/11年シーズンの接種者数はそれぞれ923万人,4,946万人と推定され,この11シーズンの間に 5 倍以上に増加していた。また,2010/11年シーズンの接種率は小児59.2%,一般成人28.6%,高齢者58.5%,全体で38.6%と推定された。ただし,調査期間後半では回収数の減少等により,小児および高齢者では信頼区間の幅が広くなっていた。結論 2000/01年から2010/11年シーズンにかけて,インフルエンザワクチンの接種率は上昇傾向にあったが,近年は横ばい傾向で,小児および高齢者は50%台,一般成人は30%弱,全体では40%弱程度で安定しつつあるように見受けられた。
著者
牟田 和恵 古久保 さくら 伊田 久美子 熱田 敬子 荒木 菜穂 北村 文 岡野 八代
出版者
大阪大学
雑誌
基盤研究(B)
巻号頁・発行日
2014-04-01 (Released:2014-04-04)

1)最終年度成果まとめのための研究会を全員参加(スカイプ等含む)で3度にわたって行い、全員の執筆によって電子書籍『架橋するフェミニズム---歴史・性・暴力』を製作した。電子書籍であることを生かし、本科研で行ってきたシンポジウム等の動画も収載した。広く社会的発信を行うため、大阪大学レポジトリでの公開に加え、本科研で制作のwebサイトにて無料公開した。http://movie-tutorial.info/2)同じく成果まとめとして、3月3日に、本研究課題である「ジェンダー平等社会の実現に資する研究と運動の架橋とネットワーキング」の、「研究と運動の架橋」に焦点をあてたシンポジウム『多様な社会問題とフェミニズムの架橋』をウィングス京都にて開催した。反ヘイトスピーチ運動はじめ各分野で活動するうちにフェミニズムとジェンダー平等の重要性に気付いていったという経験を共有するゲストを招いて行い、他の社会運動とのネットワークの可能性を議論し、新聞等にも紹介された(毎日新聞夕刊、2018年4月9日報道「新世代によるフェミニズム 他の社会運動と連帯探る 実践者らのシンポジウムから」)。3)研究成果のまとめのため、補充調査を行った(韓国および台湾)。4)研究のより広い社会的発信のために、ショートムービー『「慰安婦」問題は#MeTooだ!』を制作、上述のwebサイトにて公開した。これは、同サイトで公開している動画製作チュートリアルビデオの利用実践促進も兼ねたものである。
著者
小林 武志 木村 凡 藤井 建夫
出版者
公益社団法人 日本水産学会
雑誌
日本水産学会誌 (ISSN:00215392)
巻号頁・発行日
vol.69, no.5, pp.782-786,853, 2003-09-15 (Released:2008-02-01)
参考文献数
15
被引用文献数
2 2

石川県特産のフグ卵巣ぬか漬けでは,有毒卵巣がぬか漬け後に食用となるので,その減毒への微生物関与の可能性を検討した。ぬか漬け製造中の桶の液汁を採取し,これにフグ毒を添加して貯蔵を行い,その毒性を測定すると共に,ぬか漬けの微生物185株をフグ毒培地に各々接種し,培養後の培地の毒性を測定した。また,フグ毒培地にぬか漬けを直接接種,培養して,毒性変化を調べ,毒分解活性を有する微生物を増菌して分離しようと試みた。しかし,一連の実験では,微生物関与と考えられる明確な毒性低下を確認できなかった。
著者
山下 英愛
出版者
文教大学
雑誌
基盤研究(C)
巻号頁・発行日
2017-04-01 (Released:2017-04-28)

本研究の目的は、北朝鮮で制作・放映されたドラマの分析を通して、北朝鮮社会のジェンダーを考察することである。日本における北朝鮮研究は、政治外交などの分野において蓄積されてきたが、人々の暮らし、家族や社会におけるジェンダー役割、さらにそれらが政治体制とどのように結びついてきたのか、などの社会文化的側面についてはあまり関心を持たれてこなかった。本研究は、このような研究の空隙を埋め、北朝鮮社会に対する理解を深めようとするものである。本研究を行うためには、北朝鮮社会に関する基礎的な知識を補充し、海外の研究動向を把握する必要がある。そこで、初年度である29年度は、1)資料及び情報の収集、2)海外における北朝鮮研究の動向把握、3)関連研究者とのコネクションづくりに注力した。1)資料収集は着実に進めている。海外で活動する北朝鮮関連の研究者たちとつながりができたことで、韓国及び米国における資料収集の方法やその場所に関する情報を得ることができた。2)海外(ソウル、ニューヨーク、ワシントンDC)及び国内で開かれた学会や研究会に参加し、北朝鮮研究の動向や内容に関する知見を深めた。海外では相当多様な北朝鮮研究が行われていることがわかった。3)関連研究者との人脈づくりを積極的に行い、研究上の問題意識や研究内容についての意見交換もすることができた。さらに、北朝鮮社会の現状に対する理解を深めるために、ワシントンDCにある北朝鮮関連の研究機関や人権団体なども訪問して情報収集を行った。
著者
岸本 広司
出版者
岐阜聖徳学園大学
雑誌
聖徳学園岐阜教育大学紀要 (ISSN:09160175)
巻号頁・発行日
vol.30, pp.223-247, 1995-09-30

Edmund Burke is generally recognized as the father of modern conservatism. For conservaties, he has been a continuing source of inspiration and a reservoir of ideas to counter the steady growth of radicalism and revolution since his day. As a conservative, what Burke had to conserve before everything else was the British Constitution. It seemed to him the best of constitutions. He did not regard the British Constitution as perfect, but he looked upon it as perfect for Englishmen. The purpose of this study is to clear the conservative political thought of Edmund Burke by considering his "Speech to the Electors of Bristol" and his plan for Economical Reform.

139 139 17 0 財界

出版者
財界研究所
巻号頁・発行日
vol.5, no.20, 1957-11

279 126 0 0 OA 勤皇日本刀の研究

著者
内田疎天 著
出版者
公立社
巻号頁・発行日
1942
著者
高田 知紀 梅津 喜美夫 桑子 敏雄
出版者
公益社団法人 土木学会
雑誌
土木学会論文集F6(安全問題) (ISSN:21856621)
巻号頁・発行日
vol.68, no.2, pp.I_167-I_174, 2012 (Released:2013-01-30)
参考文献数
32
被引用文献数
5

東日本大震災では,多くの神社が津波被害を免れたことが指摘されている.本研究では,日本の神社に祀られる祭神の多様性は,人びとの関心に応じた差異化の結果であるという仮説から,宮城県沿岸部の神社についてその祭神と空間的配置に着目しながら被害調査を行った.祭神については特に,ヤマタノオロチ退治で知られるスサノオノミコトに着目した.スサノオは無病息災の神として祀られることから,洪水や津波といった自然災害時にも大きな役割を果たすと考えられる.また,地域の治水上の要所に鎮座していることが多い.東北での調査から,スサノオを祀った神社,またスサノオがルーツであると考えられる熊野神社は,そのほとんどが津波被害を免れていることを明らかにした.この結果は,地域の歴史や文化をふまえたリスク・マネジメントのあり方について重要な知見を提供する.
著者
嵩原 広宙 田中 秀樹 岩城 達也
出版者
Japan Society of Kansei Engineering
雑誌
日本感性工学会論文誌 (ISSN:18840833)
巻号頁・発行日
pp.TJSKE-D-17-00030, (Released:2018-02-09)
参考文献数
22

Emotional state before sleep affects the subsequent sleep onset. The purpose of this study was to investigate how positive/negative emotion before sleep effected hypnagogic state. The movies eliciting positive or negative emotion were presented before sleep. Hypnagogic imagery was recorded as a probe of emotional experience and EEG microstate analysis was used for finding the emotion related EEG activities. The score of emotion ratings for hypnagogic imagery indicated that positive emotion was reported in not only positive condition but also in negative condition. This implied that hypnagogic state might be accompanied by positive emotion. Comparing the appearance of maps obtained from microstate analysis between conditions, the map of right temporal activity was significantly greater in positive condition while the map of the left frontal activity was greater negative condition. These results suggested that the emotion not just in presleep but also in hypnagogic state was involved in sleep onset process.
著者
武田 宗和 名取 恵子 諸井 隆一 原田 知幸 矢口 有乃 稲垣 伸洋
出版者
日本腹部救急医学会
雑誌
日本腹部救急医学会雑誌 (ISSN:13402242)
巻号頁・発行日
vol.33, no.4, pp.735-739, 2013-05-31 (Released:2013-07-26)
参考文献数
10

要旨:【症例】37歳飲酒歴のない女性。意識障害で発見され救急搬送,既往は躁鬱病と境界型人格障害。来院時ショック状態で下血を認め,緊急下部内視鏡検査で直腸から左側結腸まで全周性・連続性の発赤とびらんを認めた。翌日,薄めたウオッカ約1L(推定アルコール濃度49%)を自ら注腸したことが判明,虚血性腸炎に準じ保存的治療を選択。8病日の内視鏡検査では直腸からS状結腸までは粘膜の修復が認められ保存的治療を継続した。4週間後,下行結腸の高度な腸管狭窄を合併したため,本人との話し合いの結果,横行結腸に人工肛門を造設することとなった。【考察】過去の報告では,アルコール注入による直腸結腸炎は保存的治療で治癒することが多いとされる。本例は高濃度のアルコールが大量に注入され広範囲に腸管が傷害された上にショック状態に陥り,腸管虚血をきたしその治癒過程で腸管狭窄を合併したものと推察された。本例における治療方針に関する問題点をふまえ文献的考察を加え報告する。
著者
近江 龍一 西原 陽子 山西 良典
出版者
人工知能学会
雑誌
人工知能学会全国大会論文集 (ISSN:13479881)
巻号頁・発行日
vol.31, 2017

Web上に投稿される情報の中には青少年にとって有害な情報,特に猥褻な意味を持つ言葉は直接記述されず暗喩により表現されることが多い.本研究の目的は暗喩を用いて表現されている有害な文に対してフィルタリングを行うことである.提案手法では有害表現が含まれる文をドメインごとに機械学習し有害表現の分類器を作り,有害表現をフィルタリングする.提案手法の有用性を評価する実験をR-18指定の小説を使い行った.
著者
酒向 貴子 川田 伸一郎 手塚 牧人 上杉 哲郎 明仁
出版者
国立科学博物館
雑誌
Bulletin of the National Museum of Nature and Science. Series A, Zoology (ISSN:18819052)
巻号頁・発行日
vol.34, no.2, pp.63-75, 2008-06

The distribution of latrines of the raccoon dog, Nyctereutes procyonoides, was examined from July 2006 to December 2007 in the Imperial Palace grounds, Tokyo, Japan. The raccoon dog is accustomed to defecate at fixed locations, forming holding latrines; thus the distribution of latrines is a good indicator of their abundance. The results suggest that the latrines are widely scattered in the study site, but are more dense in the Fukiage area, where an old-growth broad-leaved forest is established. The latrine sites are used more frequently from September to December, as the number of fresh feces increased in the autumnal season. To examine the seasonal food changes of the raccoon dogs, 10 pieces of feces from some latrines were collected every month and analyzed the indigestible contents in the sampled feces. The food items identified consisted of animal, plant and man-made materials, suggesting that the raccoon dogs were highly omnivorous. The animal materials found from the feces included mammals (4% of total feces), birds (37%), reptiles (2%), amphibians (3%), insects (95%), chilopods (56%), isopods (2%) and gastropods (12%). Invertebrates were the most abundand food item throughout the year. Three coleopteran families, the Carabidae, Staphylinidae and Scarabaeidae, accounted for a large proportion of the insects and they showed seasonal fluctuations. These suggest that the raccoon dogs fed on them as major animal food resources in the study site, and perhaps the seasonality is related to the temporal changes of availability of the insects. The majority of plant materials found in the feces was a variety of seeds, suggesting that the raccoon dogs fed on berries and fleshy fruits throughout the year. The occurrence of seeds decreased from March to April, which coincided with a low availability of fruits. The seeds found in feces were categorized into three types : (1) the short-term berry type including Prunus (Cerasus) spp., Moms spp., Rubus hirsutus and Machilus thunbergii, which occurred only a short term after their fruiting periods ; (2) the long-term berry type, including Celtis sinensis, Aphananthe aspera and Swida controversa, which occurred continuously for three or more months after the fruiting periods ; (3) the acorn type, including Castanopsis spp., Quercus spp. and Ginkgo biloba, which occurred in early spring (January to April) when the other fruits are scarce. The seasonal change of the three fruit types implies that the raccoon dogs consume the available fruits in relation to the successive fruiting periods. The proportion of artificial materials found in the feces was considerably lower than in previous studies carried out in the suburbs of Tokyo, suggesting that the raccoon dogs in the study site strongly depend on natural foods. Most of the natural food items were native to Japan since the past Edo period. Thus we conclude that the preservation of biodiversity in the Imperial Palace grounds was essential for the re-colonization by the raccoon dogs of the Tokyo metropolitan area after the 1970s.
著者
多和田 友美 伊香賀 俊治 村上 周三 内田 匠子 上田 悠
出版者
日本建築学会
雑誌
日本建築学会環境系論文集 (ISSN:13480685)
巻号頁・発行日
vol.75, no.648, pp.213-219, 2010-02-28 (Released:2010-06-07)
参考文献数
18
被引用文献数
4 4

Various researches highlight that indoor air quality affects performance of workers in offices. Although good indoor air quality improves work performance, it also increases energy consumption. In this study, we achieved a field survey in a real office in order to investigate the relationship between thermal environment, productivity, and energy consumption. In addition to the monitoring of indoor environmental quality and energy consumption, subjective experiments were conducted. In order to evaluate subjective performance, workers and students responded to questionnaires, and to evaluate objective performance, students simulated three types of office works. By calculating room temperature and worker's subjective performance, we demonstrate the correlation between room temperature and worker's performance (R2=0.22, p
著者
山口 二郎 中村 研一 宮脇 淳 宮本 太郎 遠藤 乾 新川 敏光
出版者
北海道大学
雑誌
学術創成研究費
巻号頁・発行日
2002 (Released:2002-04-01)

この研究では、1990年代後半から21世紀にかけて急速に進んだグローバル化による福祉国家の解体現象と、これに対する平等概念を基調とした対抗策について、考察した。まず、21世紀初頭に起こった日本的福祉国家の崩壊現象について、「リスクの社会化、個人化」と「普遍的政策、裁量的政策」という2つの軸を組み合わせることで、体系的な説明のモデルを作った。戦後日本では、補助金、護送船団方式など、裁量的政策によりリスクの社会化が図られており、そのことが結果的に疑似福祉国家的効果をもたらした。しかし、市場原理の浸透や透明性を求める市民社会の要求の中で裁量的政策と不可分に結びついていたリスクの社会化の政策まで否定され、新自由主義的構造改革が優勢となったと説明される。また、西欧において福祉国家のモデルが、90年代から21世紀にかけていかに変容、再生したかを比較の観点から考察し、日本に対する教訓を明らかにした。特に、イギリス、スウェーデンなどにおける社会的包摂(social inclusion)の概念を分析し、グローバル化時代における社会的排除(social exclusion)の弊害を明らかにすると共に、社会的包摂を実現するための政策の枠組みやこれを実施する主体について考察した。さらに、格差社会の到来という現状において、市民が政治や政策に何を期待するかについて、東京と北海道において大規模な意識調査を行なった。その結果、平等や公共サービスに関して、多少の地域差はあるものの、市民は格差の小さい社会を望み、充実した公共サービスを望んでいることが明らかとなった。この知見は、これからの福祉国家再生策の重要な基盤となる。

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