著者
原田 亜季 伊藤 さやか 馬場 きみ江 好田 稔規 水津 智樹 藤嶽 美穂代 山口 敬子 藤田 芳一
出版者
公益社団法人 日本分析化学会
雑誌
分析化学 = Japan analyst (ISSN:05251931)
巻号頁・発行日
vol.58, no.8, pp.681-686, 2009-08-05
参考文献数
23

アシタバ含有カルコン誘導体の4-Hydroxyderricin(以後{Hy}とする)及びXanthoangelol(以後{Xa}とする)を用いるチタン(IV)の新規吸光光度法を開発した.{Hy}の場合,モル吸光係数(&epsilon;)は,&epsilon;=6.24×10<sup>4</sup> L mol<sup>-1</sup> cm<sup>-1</sup>,相対標準偏差(RSD)は0.65%(<i>n</i>=6),{Xa}の場合&epsilon;=6.02×10<sup>4</sup> L mol<sup>-1</sup> cm<sup>-1</sup>,RSD=0.53%(<i>n</i>=6)であった.{Hy}と{Xa}は共に,従来のチタン(IV)吸光光度法に比べ,共存物質の影響も極めて受けにくく,選択性にも優れている.また,本法を,酸化チタン含有用品中のチタン(IV)分析に応用したところ,測定値,回収率とも良好な結果が得ることができた.これらの天然色素が分析用有機試薬として十分利用できることを認めた.
著者
池田 知穗 中原 良介 西岡 有佳 黒川 央 山口 敬子 藤田 芳一
出版者
公益社団法人 日本分析化学会
雑誌
分析化学 (ISSN:05251931)
巻号頁・発行日
vol.58, no.8, pp.675-679, 2009 (Released:2009-10-09)
参考文献数
20
被引用文献数
2

陰イオン性界面活性剤のドデシル硫酸ナトリウム共存下,色素のピロガロールレッド(PR)と金属イオンのモリブデン(VI)間で生成する呈色錯体の退色を利用する亜硝酸イオンの簡便で高感度な吸光光度定量法を開発した.本法は,0.04~0.46 μg mL-1亜硝酸イオン濃度範囲でBeerの法則が成立し,みかけのモル吸光係数は1.0×105 L mol-1 cm-1と高感度であり,亜硝酸イオン0.23 μg mL-1での6回での相対標準偏差は1.92%(n=6,0.23 μg mL-1)と再現性にも比較的優れていた.