著者
フレイビン クリストファー
出版者
日経BP社
雑誌
日経エコロジー (ISSN:13449001)
巻号頁・発行日
no.26, pp.92-94, 2001-08

米国カリフォルニア州は、ハイテク経済と、世界的にも注目される文化への貢献で世界中にその名を馳せてきた。しかし、昨年から今年にかけて、"世界の一歩先を行く"あまり名誉ではない事例でも名を轟かせた。先進的とされた同州の電力規制緩和の試みが壊滅的に崩れ、経済に深刻な打撃を与えかねない電力危機が起こったのである。
著者
冨田 秀実
出版者
日経BP社
雑誌
日経エコロジー = Nikkei ecology (ISSN:13449001)
巻号頁・発行日
no.198, pp.58-60, 2015-12

第2回「私」という主語で経営を包括的かつ統合的に語る社長メッセージが秀逸。CSRという言葉を使わず、事業とCSRの統合を表現した点も評価できる。冨田 秀実/GRI国際サステナビリティ標準化ボードメンバー報告書概要形態:統合報告書ページ数:85ページIIRC:言…
著者
菅原 由依子
出版者
日経BP社
雑誌
日経エコロジー (ISSN:13449001)
巻号頁・発行日
no.107, pp.45-47, 2008-05

天然ガスや石炭から作られるジメチルエーテル(DME)。スプレー噴射剤などで使われてきたが、近年は燃料としての使い勝手の良さにも注目が集まってきた。中国やイランなどでは需要が顕在化し始めている。 中国では最近、ジメチルエーテル(DME)に国を挙げて取り組んでいる。
著者
佐藤 泉
出版者
日経BP社
雑誌
日経エコロジー = Nikkei ecology (ISSN:13449001)
巻号頁・発行日
no.208, pp.40-42, 2016-10

来年の通常国会提出に向けて、環境省は土壌汚染対策法改正の議論を進めている。土壌汚染リスクに応じた対策を求めるような制度にする必要がある。佐藤 泉/弁護士 土壌汚染対策法は、2010年4月の改正法施行から5年以上が経過し、見直しの時期を迎えている。
出版者
日経BP社
雑誌
日経エコロジー = Nikkei ecology (ISSN:13449001)
巻号頁・発行日
no.164, pp.56-58, 2013-02

再生可能エネルギーの「二の矢」「三の矢」と言える技術の開発が進んでいる。波力や潮流などの海洋エネルギーを使った発電である。 2013年には実用化に向けた実証プロジェクトが次々と始まる。国は、波力、潮流、海流発電などの研究開発予算に、2012年度は21億円、2013年度は38億円を計上した。主導するのは、首相をトップとする総合海洋政策本部。
著者
井部 正之
出版者
日経BP社
雑誌
日経エコロジー (ISSN:13449001)
巻号頁・発行日
no.107, pp.74-77, 2008-05

日の出町では、三多摩地区の25市1町で構成する東京たま広域資源循環組合の2つの最終処分場が20年以上も稼働してきた。人口わずか1万6000人の同町はこの組合に所属しておらず、いわば越境処理の形で三多摩地区370万人のゴミを一手に引き受けてきた。 同組合の処分場を巡っては十数年にわたって住民との紛争が続いている。
出版者
日経BP社
雑誌
日経エコロジー (ISSN:13449001)
巻号頁・発行日
no.117, pp.28-34, 2009-03

究極のエコカー、電気自動車がいよいよ本格販売される。100年続くガソリン車の歴史を変える試金石で、産業構造すら変える可能性を持つ。だが、二次電池の性能と価格という根本的な課題も残している。 空前の電気自動車(EV)ブームが押し寄せている。
出版者
日経BP社
雑誌
日経エコロジー (ISSN:13449001)
巻号頁・発行日
no.24, pp.44-46, 2001-06

「1997年の消費税引き上げのときよりもすごかった」。東京都中野区にある地域小売店の店員は、今年3月の家電の駆け込み需要が、これまでにないものだったと振り返る。法施行前の駆け込み需要で3月の売り上げは前年比2倍に 4月1日、家電リサイクル法が施行された。
著者
豊田 正和 田中 太郎
出版者
日経BP社
雑誌
日経エコロジー = Nikkei ecology (ISSN:13449001)
巻号頁・発行日
no.205, pp.56-59, 2016-07

—原子力については、今年3月に大津地裁が、高浜原発3、4号機(福井県)の運転差し止めの仮処分申請を認める決定をしました。世論調査でも原子力に対する不支持が増え続けているようです。豊田 世論調査は、聞き方によって回答が変わってくるのではないでしょ…
著者
馬場 未希 藤田 香
出版者
日経BP社
雑誌
日経エコロジー = Nikkei ecology (ISSN:13449001)
巻号頁・発行日
no.218, pp.12-15, 2017-08

トランプ大統領は選挙公約に掲げていたパリ協定からの離脱を宣言した。3人の専門家に、米国の決断をどう捉えるかを聞いた。馬場 未希、藤田 香/本誌 「今日をもって、パリ協定に関わるすべての取り組みをやめる」 6月1日、ドナルド・トランプ米大統領はパ…
著者
井部 正之
出版者
日経BP社
雑誌
日経エコロジー = Nikkei ecology (ISSN:13449001)
巻号頁・発行日
no.180, pp.38-41, 2014-06

この訴訟で大きな争点だったのは、まず男性の中皮腫被害は現場の吹き付けアスベストが原因といえるのか。そして、建物が通常持っているべき安全性がなかった場合、その責任はいつから生じ、誰が負うかだ。 2009年8月の大阪地裁判決、2010年3月の大阪高裁判決…
出版者
日経BP社
雑誌
日経エコロジー (ISSN:13449001)
巻号頁・発行日
no.145, pp.78-81, 2011-07

世界で初めて3Lで100km、つまり1Lで33.3kmを達成─。ハイブリッド車の燃費ではない。欧州の航空機メーカー、エアバスが開発し、2007年に就航した世界最大の旅客機「A380」の燃費だ。 航空機の燃費には、燃料消費量を飛行距離で割った飛行機そのものの数値と、これをさらに座席数で割った乗客一人当たりの数値がある。
出版者
日経BP社
雑誌
日経エコロジー (ISSN:13449001)
巻号頁・発行日
no.106, pp.122-125, 2008-04

昨年、大ヒットしたエクササイズDVDソフト「ビリーズブートキャンプ」。付属の「ビリーバンド」を使ってダイエットに励んだ読者もいるだろう。今、オフィスビルで「ダイエット=省エネによるCO2削減」を推進する担当者から注目を集めている省エネ対策がある。その名も「ゼロエナジーバンド制御」。導入したところは、軒並み大幅な省エネとコストやCO2の削減に成功している。
著者
相馬 隆宏
出版者
日経BP社
雑誌
日経エコロジー = Nikkei ecology (ISSN:13449001)
巻号頁・発行日
no.202, pp.94-96, 2016-04

サントリーには成功体験がある。それは、2014年にミネラルウオーター「サントリー天然水」で展開した期間限定デザインラベルで、水を育んでいる自然環境の豊かさを訴求したこと。天然水は製造拠点によって原料の水が異なり、南アルプス、奥大山、阿蘇の3種類…
著者
井部 正之
出版者
日経BP社
雑誌
日経エコロジー = Nikkei ecology (ISSN:13449001)
巻号頁・発行日
no.223, pp.40-43, 2018-01

現在「建設アスベスト訴訟」は計14件が係争中だ。下の表のように既に全国7地裁で判決が出ているが、今回の高裁判決で逆転勝訴となった2012年12月の横浜地裁判決以外、6地裁すべてが国の責任を認めている。高裁判決を加えると、国は7連敗だ。
著者
吉岡 陽
出版者
日経BP社
雑誌
日経エコロジー (ISSN:13449001)
巻号頁・発行日
no.89, pp.76-79, 2006-11

クボタ以上とささやかれる大阪府泉南地域のアスベスト(石綿)被害。労災や企業補償、新法からも切り捨てられた犠牲者たちが立ち上がった。 「13年もの寝たきりの闘病の末、父はミイラのようにやせ細って死にました。息ができない苦しみで半狂乱になって暴れるので、最期はベッドに手を縛りつけなければいけなかった。『石綿(被害)の悲惨さと国の責任を世間に訴えてくれ』。
著者
浦野 紘平 室伏 謙一 半沢 智
出版者
日経BP社
雑誌
日経エコロジー = Nikkei ecology (ISSN:13449001)
巻号頁・発行日
no.212, pp.42-45, 2017-02

豊洲市場の地下水から汚染物質が検出され、移転が延期になった。土壌汚染による健康リスクはあるのだろうか。今回、リスクコミュニケーションのまずさも浮き彫りになった。この先、「安心・安全」な市場を運営するためには何が必要か。
著者
半沢 智 藤田 香
出版者
日経BP社
雑誌
日経エコロジー = Nikkei ecology (ISSN:13449001)
巻号頁・発行日
no.213, pp.12-14, 2017-03

なぜ、広範囲かつ高濃度の汚染が検出されたのか。2つの可能性が考えられる。1つは、地下水の採取・保管・分析工程で人為的な作業が影響した可能性だ。
著者
石渡 正佳 佐藤 泉 富岡 修
出版者
日経BP社
雑誌
日経エコロジー = Nikkei ecology (ISSN:13449001)
巻号頁・発行日
no.202, pp.66-69, 2016-04

私が大きな問題と感じるのが、食品リサイクルの実態と、国が目指す理想や法制度との間に乖離が目立つことです。例えば、食品リサイクルの優先順位がそうです。昨年7月に食品リサイクル法の基本方針が改定され、食品リサイクルの優先順位を高い方から飼料化…
著者
木南 陽介 田中 太郎
出版者
日経BP社
雑誌
日経エコロジー = Nikkei ecology (ISSN:13449001)
巻号頁・発行日
no.215, pp.58-61, 2017-05

リサイクル事業から再生可能エネルギー事業に転換し、株式上場を果たした。適地の減少や買い取り価格の低下で事業環境は厳しくなるが、営業力と設計力で勝ち抜く。聞き手田中 太郎/本誌編集長木南 陽介(きみなみ・ようすけ)氏1974年兵庫県生まれ。