著者
安永 憲司
出版者
一般社団法人 電子情報通信学会
雑誌
電子情報通信学会 基礎・境界ソサイエティ Fundamentals Review (ISSN:18820875)
巻号頁・発行日
vol.5, no.1, pp.56-67, 2011-07-01 (Released:2011-07-01)
参考文献数
17

ランダムに構成すると望ましい性質を持つオブジェクトは,多くの場合ランダムなままでは扱えないため,「擬似ランダム」に構成する必要がある.擬似ランダムオブジェクトは様々に存在し,それぞれの目的や性質は異なるが,幾つもの擬似ランダムオブジェクトは,統一的な特徴付けが可能であることをVadhan が示した.そのオブジェクトとは,誤り訂正符号,エクスパンダグラフ,標本器,乱数抽出器,困難性増幅器,擬似乱数生成である.本稿では,誤り訂正符号を基本的な視点として,その他のオブジェクトについて統一的に理解することを目的とし,各オブジェクトの紹介と解説を行う.

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@hirosawatomoya この世には、こういう実に面白い性質があるねん。そら全てを知りたいファウストが悪魔に魂を売らんといかんわけ。 「ランダムに行うことで望ましい結果が得られることはよくある」 https://t.co/8TEDJCBmky
@koizuka ググってみたら、いちおうそれなりに使われてそう https://t.co/liXejQdx

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