2 0 0 0 OA 歯痕舌の臨床

著者
村松 睦 村松 慎一
出版者
一般社団法人 日本東洋医学会
雑誌
日本東洋医学雑誌 (ISSN:02874857)
巻号頁・発行日
vol.42, no.1, pp.31-35, 1991-07-20 (Released:2010-03-12)
参考文献数
10
被引用文献数
2 2

舌所見の中で, 比較的認識が容易であり, 病因以外の影響の少ないものとして歯痕舌がある。歯痕舌の臨床像を検討し, その漢方的発生病理の考察を行った。歯痕舌は当院内科外来患者の9.6%に認められ, 稀なものではない。陰病期の水滞, 脾虚, 脾腎陽虚証に多く, 少陽病期にも認められた。これらの症例では, 歯痕舌を基本に, さらに詳細な病態分類が可能であり, 補剤, 健脾利水剤などの選択に有用な所見と考えられる。

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歯痕舌の臨床としてはこちらにまとめがあったのでアドレス記載。 https://t.co/QkM1ZfJRpG

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