著者
川崎 健
巻号頁・発行日
no.13, pp.95-107, 1959 (Released:2014-08-22)

1 マアジの漁獲量は戦後急激に増大した。これは主として、資源量の増大によるものと考えられる。2 北上魚群の主群は、7月から9月にかけて太平洋岸を北上して青森県沖に達し、そこに11月まで滞泳し、又日本海岸では4月から6月にかけて北上して秋田県沖に達し、そこに11月まで滞泳している。3 マアジの主群は、太平洋岸では20~21℃の水帯と共に北上する。4 太平洋・日本海両岸に於て、北程高年魚の割合が少ない。5 マアジの1回の平均産卵数は、体長15cmのもので20,000、20cmのもので50,000、25cmのもので100,000、30cmのもので180,000と考えられる。6 初めて成熟する体長は14cmと考えられる。7 東北海区で採集された稚魚・幼魚の体長分布から、産卵は沿岸で行われると推定される。産卵期の中心は7月と考えられる。8 マアジでは、体長10cm前後で大きな生理的・生態的変化が起こるものと思われる。9 マアジはプランクトン食性であり、一度に体重の1.1~1.3%の餌を取るものと考えられる。10 楯鱗数および鰓把数には南北の傾斜が認められる。

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