- 著者
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新井 隆介
皆川 拓
- 出版者
- 岩手県林業技術センター
- 巻号頁・発行日
- no.26, pp.21-25, 2018 (Released:2018-07-18)
山火事消火のために海水が散布された森林土壌について,pH(H2O)とEC(電気伝導度)を測定した。その結果,山火事約1か月後のpH(H2O)は対照地と同程度であったが,ECは一部の調査地で高く,海水散布の影響を受けた可能性が高いと考えられた。しかしながら,ECが高かった調査地では,時間の経過とともに測定値は減少した。これらのことから,海水散布が森林土壌の化学性に与えた影響は小さく,山火事跡地周辺における残存木の生残や今後の山火事跡地への復旧造林に問題はないと考えられた。