著者
草野 正弘
出版者
公益社団法人 日本薬理学会
雑誌
日本薬理学雑誌 (ISSN:13478397)
巻号頁・発行日
vol.132, no.5, pp.288-291, 2008-11-01

マラリア治療薬はアーテミシニンおよびその誘導体との配合剤の出現により大きく進歩した.しかし,配合剤であっても今後耐性化しない保証はなく,新しいクラスの薬剤の開発が行われている.日本でも岡山大学を中心に新しい薬剤が臨床試験開始寸前の段階にある.一方マラリアワクチンの開発は近年非常に盛んになってきており臨床試験実施中のものが20近く存在する.この領域でも大阪大学微生物研究所で開発されたワクチンが大規模臨床試験の準備中である.しかし抗マラリア薬以外ではリーシュマニア症に対するシタマキンのみが新規化合物として有望である.<br>

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