著者
石戸谷 晃二
出版者
JAPAN TECHNICAL ASSOCIATION OF THE PULP AND PAPER INDUSTRY
雑誌
紙パ技協誌 (ISSN:0022815X)
巻号頁・発行日
vol.67, no.6, pp.633-636, 2013-06-01

王子製紙(株)米子工場では,省エネ目標『総エネルギー使用量の1.5%削減』に向けて工場全体で省エネに取り組んでいる。しかし,新規案件や大きな省エネ効果を生む案件を発掘することが,年々厳しい状況となってきている。その中で工場ではテーマを絞り込んで,エネルギー使用量の削減を継続している。<BR>本稿では,工場で実施した以下の省エネ事例を紹介する。<BR>1)過剰能力設備の省エネ<BR>2)発電設備運用見直しによる省エネ<BR>3)無負荷時の駆動電力の省エネ<BR>4)生産に寄与しない電力の省エネ<BR>取り組みは,設備費が高額となる機器交換やインバーター化は採用せず,安価に短期間で施工可能なアジテータのプーリー小径化,ポンプのランナーカットを実施。また,既存設備の信号を活用したシーケンス改造を積極的に実施したことで,大きな省エネ効果を発現した。<BR>今後も設備が必要で運転が当たり前といった既設概念にとらわれずに,案件を掘り起こしていきたい。

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