著者
河野 貴美子 櫛田 浩平
出版者
国際生命情報科学会
雑誌
Journal of International Society of Life Information Science (ISSN:13419226)
巻号頁・発行日
vol.14, no.1, pp.91-96, 1996-03-01

強制的な瞑想誘導による脳への影響を調べるべく、通常は半眼・腹式長呼吸にて行う坐禅瞑想を、あえてアイマスク着用、強圧的呼吸負荷のもとに行った。目隠しにより、α波は増大し(脳活動抑制)、後頭から前頭にかけ、全汎性に出現した。後頭-前頭間のα波lag time (τm)は、目隠しと共に強圧的な呼吸負荷により、長くなる傾向が見られ、一見深い瞑想を思わせた。α波の周波数は、強圧短息呼吸を続ける内、徐々に低くなった。これも曹洞禅などの、深い禅定に見られる傾向である。しかし、このとき眼球の激しい動きに伴うδからθ帯域に属する3〜5Hzの波が頻発し、極度な大脳抑制状態を強引に生み出す危険性を暗示していた。

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こんな論文どうですか? 強制的な瞑想誘導中脳波から見た脳の情報処理機能(河野 貴美子ほか),1996 http://id.CiNii.jp/Ej8xL

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