著者
川合 光
出版者
一般社団法人日本物理学会
雑誌
日本物理學會誌 (ISSN:00290181)
巻号頁・発行日
vol.38, no.1, pp.10-15, 1983-01-05

原子核の構成要素は陽子と中性子であり, それをπ-中間子が媒介して結びつけている事は周知である. これら以外にも強い相互作用をする粒子は多く知られており, ハドロンと呼ばれる. ハドロンの構造は長い間謎であったが, ここ数年の格子ゲージ理論の発達によってほぼ解決されたようである. 格子ゲージ理論はゲージ場の理論を構成的に定義する今のところ唯一の方法であり, このおかげで場の理論が数値的に計算できるようになった. ここでは, 格子ゲージ理論の基礎を中心に解説しようと思う.

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@PhysicsYs 大ありすね① 2次元格子理論N→∞は、実は行列模型と等価(Gross-Witten)②格子QCDは"多次元版"の行列模型③深谷さんの研究:QCDの有効理論としてのランダム行列模型。 河合さんが研究してた時点で…https://t.co/DU2SiHqVvD

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