- 著者
-
吉村 茂和
- 出版者
- 日本保健科学学会
- 雑誌
- 東京保健科学学会誌 (ISSN:13443844)
- 巻号頁・発行日
- vol.3, no.2, pp.122-125, 2000-09-25
東京都リハビリテーション病院の開院10周年記念事業として, 自宅退院した脳卒中, 脊髄損傷, 下肢切断, リウマチ, 頭部外傷の各患者, 計1, 564名から, 新たな病名の追加, 日常の過ごし方などを把握する目的で郵送方式によるアンケート調査を行った。その結果, 性別では男性がやや多い傾向, 病院などの施設入所者は5〜10%の範囲, 新たな病気の追加は24%に認められた。特に脳卒中患者では, 再発作・骨折・廃用が多かった。日中の過ごし方はテレビ鑑賞が82%で最も多く, 外出頻度は週に2〜3回以上が66%以上を占めていた。以上のことから, 日常の過ごし方としては, テレビ鑑賞を中心として, 家族との会話(話の相手が家族のみ?)などで過ごし, 週に2〜3日以上病院などへ通院, 散歩および買い物のため外出していることが伺えた。