著者
熊谷 俊夫 重里 信一
出版者
社団法人情報科学技術協会
雑誌
情報の科学と技術 (ISSN:09133801)
巻号頁・発行日
vol.43, no.11, pp.996-1005, 1993-11-01

学術研究の急速な進展は,学術資源としての学術情報の急激な量的増大と多様化をもたらした。学術資源の共有を理念とする学術情報システムの進展により,学術情報へのアクセスと相互利用体制は格段に整備が図られている。しかし,一方では,大学図書館の書庫の狭隘化をもたらし,全国的な規模での一次資料の効果的な保存システムの実現が望まれている。本稿では国立大学図書館協議会での検討を踏まえ,一次資料の保存システムと共同保存図書館のあり方について考察する。

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