著者
谷口 森俊
出版者
日本植物分類学会
雑誌
植物分類・地理 (ISSN:00016799)
巻号頁・発行日
vol.17, no.5, pp.155-160, 1958-09-25

1. 志摩半島南部の植物群落について調査した結果次ぎの諸群落を認めた。スダシイ-タイミンタチバナ群落,タブ-ホソバカナワラビ群落,ウバメガシ群落,クロマツ-トベラ群落,クロマツ-コシダ群落,コナラ-アズマネザサ群落,キノクニシオギク群落,ハマゴウ群落,その他。2. 極相林スダシイ-タイミンタチバナ群落は組成的に紀州南端 四國宇佐,九州大隅で認められたスダシイ林と類似であり,當地域がそれらの地方と密接な関係にあることが明らかとなった。3. 二次林としてはクロマツ-コシダ群落がもっとも顕著である。又クロマツ-トベラ群落についてはこれを2型に分けてその分布状態を記した。4. キノクニシオギク群落は當地域植群にローカル的な特色をそえている。本研究の概要は日本植物學會中部支部第5回大會(1957年5月)にて發表した。

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