著者
山名 伸樹 亀井 雅浩 平田 晃 竹内 愛国 広兼 信夫
出版者
日本草地学会
雑誌
日本草地学会誌 (ISSN:04475933)
巻号頁・発行日
vol.44, no.1, pp.30-37, 1998-04-30
被引用文献数
3

収量が低下した草地の収量回復や草種構成の改善などの作業を省力的かつ低コストに行うため, ロータリ耕転装置をベースにして細幅作溝を行い, シードペレットあるいは種子, の追播, 施肥, 鎮圧を1行程で行うペレット種子用と通常の種子用作溝型簡易草地更新機を開発した。 ペレット用更新機は, 作業幅2.2mで, ホッパ容量, 機体質量等の改善点はあるが, 良好な作業精度は確保できた。また, 作溝条数8条, 作業幅2.16mで作溝部を2枚の直刃とL刃で構成した種子用の更新機(2号機)での更新作業は, 植生改善, 草地の収量増に効果的であることが実証できた。なお, 種子用2号機の適応トラクタの大きさは44kW以上と判断された。

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