著者
富田 充保 Munn Pamela Johnstone Margaret
出版者
札幌学院大学
雑誌
札幌学院大学人文学会紀要 (ISSN:09163166)
巻号頁・発行日
vol.78, pp.175-194, 2005-11-18

この論文は,1990年における中等教育教員の無規律状態に関する認識を,1996年のそれと比較するものである。また,初等教育教員の認識に関する情報も提供する。これらの認識は,3つの調査から引き出されたもので,そのサンプル数は1990年においては中等教育教員883名,1996年は中等教育教員561名と初等教育教員825名である。1990年において中等教育学校でもっとも一般的であった問題行動は,1996年においても一般的でありつづけていた。「自分の順番ではないのにおしゃべりをしている」「学級のなかでの飲食」というような,典型的には低次元のものであった。「教員に対する暴力」は,1990年と1996年の両方においてまれであった。「学校の周囲での教師に対する言葉による迫害」が,統計上有意な差をもっているものであった。もしこれが真の変化を反映しているのだとしたら,学校の周囲での挑発的な行動にとってのより一層深刻な傾向を表していることになる。こうした所見は,無規律状態にかんする研究上の文脈のなかに,そして社会的排除と目標設定という政策のなかに,位置付けられることになる。

言及状況

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こんな論文どうですか? 無規律状態はより悪化しているのだろうか? : 1990年と1996年における無規律状態に対するスコットランドの教員たちの認識(及川英子教授 ,2005 http://ci.nii.ac.jp/naid/110004812627 この論文は,1990年におけ

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