- 著者
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川上 正浩
- 出版者
- 大阪樟蔭女子大学
- 雑誌
- 大阪樟蔭女子大学人間科学研究紀要 (ISSN:13471287)
- 巻号頁・発行日
- vol.6, pp.75-83, 2007-01-31
本研究では,授業時間内に認められる遅刻生起頻度と,個人の遅れに対する態度,主観的遅れ生起頻度,楽観性との関連が検討された。心理学科一回生春期配当の必修授業が調査対象授業として設定された。103名の調査参加者を対象に,当確授業の最初の回に,個人の遅れに対する態度(VODKA2005),主観的遅れ生起頻度,楽観性(MOAI-4)が質問紙調査により測定された。また,全8回の授業を通じて,各調査対象者の遅刻および欠席状況が記録された。授業終了後,授業場面で生起する遅刻,欠席の頻度あるいは時間と,個人の遅れに対する態度,主観的遅れ生起頻度,楽観性との関連が吟味された。相関係数に基づく分析の結果,授業場面における遅刻,欠席の生起頻度は,自分の遅れに対する罪悪感と関連することが示された。