著者
鍵山 由美
出版者
お茶の水音楽研究会
雑誌
お茶の水音楽論集 (ISSN:1344672X)
巻号頁・発行日
no.8, pp.30-36, 2006-04

ヨハン・シュトラウス2世Johann Strauss (Sohn) (1825-99)は、1844年10月15日に父の反対を押し切って指揮者デビューを果たす。当時、父ヨハン・シュトラウス1世Johann Strauss (Vater) (1804-49)は妻子を捨て、愛人と暮らしていた。2世のデビュー以来、父子の関係は芳しくなかったが、1846〜47年に2人は同じオペラに基づく楽曲3曲をそれぞれ作曲した。これらはいずれもカドリーユであることから、カドリーユ対決といわれる。本稿では最初の対決作品<ジプシー娘のカドリーユZigeunerin-Quadrille>を取り上げ、作曲の経緯ならびに両者の様式を考察する。

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こんな論文どうですか? バルフの<ボヘミアの少女>とシュトラウス父子の<ジプシー娘のカドリーユ>:19世紀中頃の音楽の流通と伝播に関する一考察(鍵山 由美),2006 https://t.co/cnr8Yar8dD ヨハン・シュトラウス2世Joha…

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