- 著者
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小川 史世
- 出版者
- 一般社団法人照明学会
- 雑誌
- 照明学会誌 (ISSN:00192341)
- 巻号頁・発行日
- vol.92, no.7, pp.341-342, 2008-06-25
川越一番街は,西武新宿線本川越駅から北へ約1km,札の辻(元町)と仲町を結ぶ南北約420mにわたる商店街である.重厚な蔵造りの建物が並び,江戸時代の趣をそのまま残す町並みは,国の重要伝統的建造群保存地区にも指定され「小江戸・川越」の風情豊かな魅力を今に伝えている.2007年5月に,商店街を通る県道の歩道部分で石畳の整備が実施されたことに伴い,老朽化した街路灯を一新した.建物や歩道を柔らかに照らす工夫とともに,蔵造りの街並みを邪魔しない,自らを主張しない街路灯デザインが評価され,「彩の国景観賞2007」(埼玉県主催)を受賞している.