著者
斎藤 富由起
出版者
千里金蘭大学
雑誌
千里金蘭大学紀要 (ISSN:13496859)
巻号頁・発行日
vol.2007, pp.73-84, 2007
被引用文献数
2

本研究では、研究1として、学校・家庭・地域における高校生版居場所尺度の作成を試みた。その結果、全ての領域で信頼性と妥当性のある高校生版居場所感尺度が作成された。また、高校の形態別による居場所感の相違を検討した結果、普通科高校とチャレンジ・スクールとでは、因子の性質が異なる可能性が示唆された。研究2では、学校・家庭・地域における大学生版居場所感尺度が作成された。その結果、全ての領域で「肯定的心理状態」因子と「価値観の共有」因子で構成された尺度が作成された。横断的研究の結果から、中学生の社会的居場所感因子は、大学ではより特定個人に対する高次の対他的因子へと変化する仮説が提唱された。この仮説を検討するためには、中学校と大学をつなぐ「高校生における居場所感」の再検討が求められる。

言及状況

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定義は、多分、研究ごとに微妙に変わると思いますが、 まず、心理的居場所感は、 社会的居場所感 個人的居場所感 のように、複数の居場所に分けられます。 これも、対象次第で変わります。 http://ci.nii.ac.jp/naid/110007060479/ その上で定義ですが、 心理的居場所感は、尺度であり、この点数が高いと言う事が、 居場所感を強く持っている と言う ...

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