著者
鷲津 祐道
出版者
京都府立医科大学
雑誌
京都府立医科大学雑誌 (ISSN:00236012)
巻号頁・発行日
vol.21, no.1, pp.406-416, 1937

結核罹患素質ニ關シテハ從來各種ノ方面ヨリ進及セラルル所ナリト雖,未ダ満足ナル説明ガ與ヘラレタリト言フベカラズ.余ハ曩ニ病的體液並ニ癌腫組織ノ蛋白質内窒素分布ヲ檢シテ之等ヲ夫々健康者血漿蛋白質並ニ健康組織ノ夫等ト比較シクルニ一定ノ差異アルコトヲ認メ此ノ事實ヨリシテ諸種病的機轉ハ生體蛋白質ノ構造ニ一定ノ變化ヲ惹起スト論ジクリ.茲ニ於テ余ハ結核罹患素質ニ就テ此方面ヨリ之ヲ觀察セント欲シ,先ヅ肺結核患者血漿並ニ結核罹患組織ノ蛋白質ニ就テソノ窒素分布ヲ探究シテ次ノ結果ヲ得タリ.1)對照トシテ健康成人血漿蛋白質内窒素分布ヲ男女兩性ニ就テ比較スレバ男性ノ血漿蛋白質ハ女性ノ夫レニ比シテぢあみの酸N,へきそん鹽基N及ビりぢんNニ富ミ,反之ものあみの酸N,あるぎにんN並ニひすちじんNニ乏シキヲ認メタレドモふみんN,あみどN並ニαあみのNハ兩者ノ間ニ著シキ差異ヲ發見セザリキ.2)肺結核患者血漿並ニ結核性淋巴腺腫ノ蛋白質内N分布ニハ一定ノ變化ヲ證明セリ.即チひすちぢんN及ビあみどNハ増加シ,αあみのN,あるぎにんN及ビりぢんNノ減少ヲ呈セリ.3)肺結核患者血漿蛋白質内N分布ノ變化ハ滲出型ニ著明ニシテ増殖型ニ輕度ナリ.猶結核性淋巴腺腫蛋白質ノ變化ハ乾酪變性ヲ呈セル部位ニ於テ高度ナリ.4)如上ノ事實ニヨリテ結核性病變ハ生體並ニ該罹患局所組織ニ於ケルでざみだちおん並ニいみだちおん機轉ヲ旺盛ナラシメあみだぢおん機轉ヲ妨害スト説明スルヲ得ベシ.

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こんな論文どうですか? 結核罹患素質ト生體蛋白質ノ構造ニ關スル研究 : 第一篇 肺結核患者血漿蛋白質並ニ結核罹患組織蛋白質内窒素分布ニ就テ(鷲津 祐道),1937 https://t.co/bbp6XvYYzY
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