著者
桜井 康雄
出版者
日本物理教育学会
雑誌
物理教育
巻号頁・発行日
vol.37, no.1, pp.14-15, 1989

回転板上でミニカーをばねで回転中心につなぐ.質量mのミニカーの回転半径を求めるために,2つの発光ダイオードA,Bを用いる.Aは,回転板上5cmくらいの高さで回転板に平行に固定された支持捧の回転中心からrの位置に固定する.ミニカー上には水銀電池で発光するBがある.ダイオードA,Bが同じ位置にくるようにしたときのばねの張力Fをもとめる.つぎに回転板を直流モーターで回転させ,回転数を調節して,ダイオードA,Bが同じ位置にくるようにする.このときの角速度をωとすると,質量mのミニカーが半径r,角速度ωで回転しているとき中心向きにFの力を受けていることになる.F,m,r,ωのすべてのデータがわかるので,向心力の式F=mrω^2が成り立つことを確かめることができる.

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