著者
柿元 醇 園田 教智
出版者
日本物理教育学会
雑誌
物理教育
巻号頁・発行日
vol.34, no.1, pp.14-17, 1986

小球が壁や床に衝突したときの反発係数と力積について,簡単に演示できる実験器を製作した.糸をつけて振り子にした小球を,板ばねにつけた堅いおもりに衝突させる.質量の十分大きなおもりを用いれば,小球の状態は壁に対する衝突に近くなり,振り子を放す高さと跳ね返って上がる高さから,簡単に反発係数が求められる.衝突における力積の大きさは,衝突後の板ばねのひずみの最大値に比例する.ひずみの最大値は板ばねに貼り付けたストレインゲージで電気的に検出し,投影用電圧計で表示する.小球としては良く弾むもの,ほとんど弾まないもの,質量の異なるもの等を用意した.実験はそれぞれについて意外に良い結果が得られた.授業で行なう演示実験に適していると思われる.

言及状況

外部データベース (DOI)

Twitter (1 users, 1 posts, 0 favorites)

こんな論文どうですか? 反発係数と力積の実験(柿元 醇ほか),1986 https://t.co/tcvpnMU6bF 小球が壁や床に衝突したときの反発係数と力積について,簡単に演示できる実験器を製作した.糸をつけて振り子…

収集済み URL リスト