- 著者
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田中 義人
- 出版者
- 日本物理教育学会
- 雑誌
- 物理教育 (ISSN:03856992)
- 巻号頁・発行日
- vol.51, no.4, pp.302-305, 2003
私達は,高校初学年に於いて必修をめざして,物理を基礎とし,物理,化学,生物,地学を短括した新しい科目である包括的理科を提案している。包抵的理科のめざすものは,科学的概念が自然現象を理解するのにとどまらず,科学的概念が日常生活において,読み・書き・そろばんと同様不可欠であることを示すことにある。包括的理科を実現するためには,定性から定量への数量化が重要となる。本論文では,以上についての具体例を通して包括的理科が全ての高校生にとって必修に値することを述べる。