著者
松本 久美
出版者
経済地理学会
雑誌
経済地理学年報 (ISSN:00045683)
巻号頁・発行日
vol.54, no.2, pp.133-147, 2008-06-30

本研究の目的は,住民発意により地区計画が策定された事例として神奈川県大和市千本桜地区を取り上げ,策定を可能にした地域の条件を考察するために,その策定過程を明らかにすることである.同地区の事例では,策定当時の自治会長がリーダーシップを発揮して,周到な準備と行政との密接な連携をはたした.さらに,住民の属性がある程度均質であったため,目標を共有することが比較的容易であった.また,ほぼ同時期に入居してきた住民が多いため,退職者が一時期に増え,身の回りの住環境に関心を寄せる余裕ができた彼らがそれぞれの経験を生かしたサポートを行った.加えて以前に地区計画の制限項目と似た要綱が身近にあったことで,住民は新たなルールに対しても大きな抵抗感を抱くことはなかった.同地区において地区計画の策定が実現した最大のポイントはリーダーの存在であり,人材の育成こそが最大の課題であるということを示唆している.

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