著者
商 真哲 梅田 忠敬
出版者
社団法人情報科学技術協会
雑誌
情報の科学と技術 (ISSN:09133801)
巻号頁・発行日
vol.60, no.10, pp.414-419, 2010-10-01

近年,労働者のメンタルヘルス状況の悪化に伴い,うつ病をはじめとする精神障害によって休職する労働者が増加しているが,これは図書館においても例外ではない。このようなメンタルヘルスの問題は,職場に様々な影響を与えているが,中でも精神障害によって職場を離れていた職員が復職する際には,本人の負担だけではなく,対応する周囲の負担も考慮する必要があるため,大変な困難を伴う。図書館で働く職員をとりまく問題点は様々あるが,他の職場と同様に,段階的な職場復帰や,ストレス要因を把握し,最小限にするような対策を1つずつ地道に行っていくことが,精神障害から復職してくる職員を支援するために重要となる。

言及状況

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【論文紹介:図書館員のメンタルヘルス】 昨今では、書籍も充実し、メール相談や出張窓口、EAPなど増えてきました。その中で図書館に絞って書かれた論文です。 ミシガン大の研究においてメンタルヘルスの休職者発生時におけるコスト計算をした論文があります。一人休職者が出た際の代替労働力はすぐには補いきれません。また、相談をする方はすでにココロが疲れ切っているわけで、普通は気にも留めません。心身共に健康な職場 ...
【論文紹介】「図書館におけるメンタルヘルス」情報の技術と科学より Ciniiよりダウンロードしています。公開資料ですから無料で閲覧できます。テーマごとに整理しました。以下6タイトル用意しました。 「メンタルヘルス特集の編集にあたって」 http://ci.nii.ac.jp/els/110007730616.pdf?id=ART0009529593&type=pdf&lang=jp&host=c ...

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