著者
伊藤 久美子
出版者
日本デザイン学会
雑誌
デザイン学研究 (ISSN:09108173)
巻号頁・発行日
vol.57, no.5, pp.61-70, 2011-01-31
被引用文献数
2

若い女性における無彩色を含む2色配色の感情効果を追究した.無彩色と有彩色,無彩色同士の2色配色合計246配色を,マンセル色相環の10色相から系統的に選んだ.これらの配色について,ファッション関係で使われる6尺度を用いて,OsgoodのSD法により,50名の女子短大生に配色効果を評価させた.6尺度とは,派手な-地味な,スポーティ-エレガント,緊張した-ゆるんだ,ゴージャス-シンプル,好きな-嫌いな,調和-不調和である.その結果は,無彩色の明度の違いにより,それを含む配色の色彩感情が異なる事を示した.黒は,配色をより緊張させ,よりゴージャスとし,白は,それを含む配色をより好きに,より調和させる.一般に,高明度の無彩色と低明度の有彩色との配色は調和する.白と黒との配色は,全配色中で最も調和する.

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こんな論文どうですか? 若年女子における無彩色を含む2色配色の感情効果(伊藤 久美子),2011 https://t.co/e4G1OPRzX9
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