著者
浅井 祥仁
出版者
一般社団法人日本物理学会
雑誌
日本物理學會誌 (ISSN:00290181)
巻号頁・発行日
vol.66, no.11, pp.813-820, 2011-11-05
被引用文献数
2

ヒックス粒子と,標準理論を超える新しい素粒子現象の発見を目指してLHC(Large Hadron Collider)実験が始まった.この一年で加速器が順調に調整され,毎日10〜20pb^<-1>のデータが蓄積されるようになってきた.様々な成果のうち,テラスケールでのQCD研究,W/Zゲージ粒子の研究,超対称性・暗黒物質に対する新しい知見やヒッグス粒子探索を中心に2010年の実験成果をまとめる.LHCは順調に稼働しており,ヒッグス粒子や超対称性など,これから暫く目が離せない.

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