著者
鶴崎 俊哉 穐山 富太郎 田原 弘幸
雑誌
長崎大学医療技術短期大学部紀要 (ISSN:09160841)
巻号頁・発行日
vol.9, pp.27-29, 1996-03-29

長崎県内3ヶ所の保育園に通園している250名の園児を対象に,発達の指針となる定頸時期,寝返り開始時期,這い始め時期,捕まり立ち開始時期,人見知り始め時期,話し始め時期,歩行開始時期を調査し,性差および第1子か否かによって比較検討を行った. 各項目は,各種文献と比較して,分布のピークが早く,95%通過点は遅くなっていた. また,寝返りのピークと捕まり立ちの95%通過点に第1子群が早い傾向,定頸・捕まり立ち・人見知りに女児が早い傾向が見られた. 本報告をもって,性別や兄弟の発達に対する影響を断定することはできないが,環境因子が発達に及ぼす影響についてさらなる研究の必要性が示唆されたと考える.

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こんな論文どうですか? 性差および兄弟の有無が小児発達に及ぼす影響について(鶴崎 俊哉ほか),1996 http://t.co/LkXiSvwL

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