- 著者
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岡田 和也
- 出版者
- 岡山大学大学院教育学研究科
- 雑誌
- 研究集録 (ISSN:18832423)
- 巻号頁・発行日
- no.152, pp.23-33, 2013
ニューヨーク(派)詩人のJohn Ashbery (1927-)。依然意欲的に作品を出版しつづける巨人的作家。以下では,2002年に出版したChinese Whispers を主に 2009年のPlanisphere も含めて 彼にとっての後期詩集を考えてみる。 朗読アーカイヴなどをmp3で分析しながら…。同じニューヨークの詩人のCharlesBernstain (1950-) との比較にたよりながら…。さらには,ことばあそび的"surrealism"の作品の再読を試みながら…。そして,"voicing"の問題を何より扱いながら…。 そうして,朗読ライブの聴衆の前での(パンチラインを意識した)後期詩作品のAshberyの「声」を探る。