著者
福岡 正夫 須田 伸一
出版者
慶應義塾経済学会
雑誌
三田学会雑誌 (ISSN:00266760)
巻号頁・発行日
vol.98, no.4, pp.701(155)-727(181), 2006-01

論説本稿ではまず, パレート最適性より弱い効率性規準として, グロスマンによる規準とジーナコプロス=ポレマルカキスによる規準の比較を行い, 資産市場モデルにおいては後者の規準が, 相対価格の変化によるspillover効果を含むという理由でより適切な「制約された効率性」規準であることを示す。そののち, 資産市場が不完備であるならば, ほとんどすべての経済において, 資産市場均衡がその意味での制約された効率性さえをも満たさないことを証明する。In this study, we first compare Grossman's criteria with Geanakoplos-Polemarchakis' criteria as efficiency criteria weaker than Pareto efficiency, indicating that in an asset market model, the latter criteria is a relatively proper "constrained efficiency" criteria for the reason that it considers spillover effects through relative price changes. We subsequently prove that if the asset market is incomplete, asset market equilibrium does not satisfy, even the constrained efficiency in that sense, in almost all economies..

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こんな論文どうですか? 不確実性と資産市場均衡III(福岡 正夫ほか),2006 https://t.co/bRsB2vS4Gh 論説本稿ではまず, パレート最適性より弱い効率性規準として, グロスマンによる規準と…
1 1 https://t.co/fNNXNMez77
こんな論文どうですか? 不確実性と資産市場均衡III(福岡 正夫ほか),2006 https://t.co/C9sHyJb5qi 論説本稿ではまず, パレート最適性より弱い効率性規準として, グロスマンによる規準と…

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