著者
宋 娘沃
出版者
中国学園大学/中国短期大学
雑誌
中国学園紀要 (ISSN:13479350)
巻号頁・発行日
no.13, pp.71-79, 2014-06

現在,モバイル産業を取り巻く国際競争が熾烈になっている。モバイル産業の中でも携帯端末のOSをめぐって,一段と競争が激化し,新たに第3勢力としてTizenやFirefoxなども登場している。携帯端末のOSはスマートフォン時代に入り,そのOSをオープン化するのか,クローズドするのかという企業の戦略の違いがあるものの,現時点では,アップルのiOS とグーグルのAndroidの2大体制が軸になっている。アップルはiPhoneにおいて,アプリケーション開発環境を公開するとともに,自由にアプリケーションを流通させる仕組みを構築することによって,これまで通信事業者の支配力の強かったモバイルアプリケーションの市場を開放した。しかし,このビジネスモデルは,アップルが端末からアプリケーション・コンテンツまでを垂直統合的に管理する制限的なものである。これに対して,グーグルはAndroidのソースを完全オープン化し,これを望む企業に活用できるシステムを構築している。Androidソフト群は,既存のオープンソースを元にグーグルが改編,公開したものであった。グーグルの場合,公開義務のあるソフト部門にのみソース・コードを公開している。さらにグーグルの自社サービスのブラウザー,グーグルマップ,Gmail,YouTubeなども一緒に利用できるようにし,オープン化を推し進めている。

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